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証券会社で利益を出すお客さまの特徴は?

こんにちは。東京都練馬区で活動をしているファイナンシャルプランナー(FP)の佐藤彰です。

昨日はお金の自分軸が大切だという話を書きました。

それと合わせて大事、もっといえば、その背後にあるもっと大事なものともいえることがあります。それは、「自分の人生を自分で舵取りしようとする意識」です。

そう思うようになったきっかけはいろいろあるのですが、そのうち大きなものは証券会社で接してきたお客さまです。そういった過去の経験も踏まえ、書いてみたいと思います。

証券会社に勤務してやっていた仕事

「自分の人生を自分で舵取りしようとする意識」

言葉にすると、なかなかイメージがつきにくいかもしれません。そこで、具体例を挙げたいと思います。

僕は、FPになる前は、証券会社に13年半勤務してきました。その中で全国を転勤しながら様々なお客さまを見る機会がありました。

証券会社は人員の90%は営業職です。ただ私に場合、営業職は入社して最初の1年のみで、その後は人材育成とコンプライアンスに関する業務に携わるという、ちょっと変わったキャリアを歩んできました。

コンプライアンスというとイメージがつきにくいかもしれませんが、一番やっていたのは、営業員がお客さまに必要のない商品を勧誘していないか、セールス話法に問題かないかというのを、取引のデータに加え実際のお客さまと営業員との会話の録音データをチェックしながら確認する仕事です。

ときどき自分が探偵になったかのような気持ちにもなります(笑)。

こういった仕事の過程で、営業員とお客さまとのやり取りを客観的に見ていると、お客さまにも様々なタイプの方がいらっしゃることに気がつきました。

そして次第に、お客さまのタイプによって証券会社と取引をして投資で利益を出しているお客さまとそうではないお客さまには、大きな違いがあることがわかりました。

その1つは損を出したときの態度です。

証券会社で取引をして損をする人の特徴は?

証券会社で取引をして大きな損失を出すお客さまは、投資で損失が出ると残高のチェックを止めてしまいます。

本来であれば、損失が出ているときにこそ、資産の状況をチェックしたり、ときには売却して今以上のダメージを負わないように対処するのがセオリーです。しかし、損失が出ている残高を見ることそのものが嫌になって、見なくなってしまう方も少なくありません。

また、証券会社で損失を出すお客さまは、証券取引をよくも悪くも担当者任せにしてしまいます。

自分自身で投資の勉強をせずに、営業員の勧誘してくる商品が自分に合うかどうかをチェックせず、「あなたが勧めてくれたくれたから」、「判断するのが面倒だから」、「商品性は詳しくはわからないけど、何となくよさそう」というような理由で安易に購入してしまいます。

これらの件については、深掘りすれば、もっといろんな観点があるのですが、上記2つの例をみて、共通しているポイントがあるのですが、何だかわかりますか?




これが、まさに最初に書いた、「自分の人生を自分で舵取りしようとする意識」です。


自分の人生を自分で舵取りしようとする意識がある人はどう行動する?

証券会社で営業担当者がつくお客さまは世間一般でいう「富裕層」に当たる方です。そのような方でもこういったお金との問題を考える大前提のマインドが不十分な方も少なくないのが現状です。

逆にそのマインドが十分な方は、お金の問題を自分事と考えて、意識的にリスク管理をし、お金の問題を他人任せにせず、気になることがあれば担当者に質問します。

このお話はある程度、お金を持っているご高齢の方々のお話ではありますが、そうではない方々にとっても本質は同じです。

この記事を読んで何か感じる部分があった方は、新年を気にぜひお金という点に関して何かアクションを始めてみてください。

僕もこれからそのためのヒントになることを発信していけたらと思っています。

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