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【アイデアの下ごしらえ】お題の要素分解

YouTubeのアイデア出し講座、2つ目をリリースしました。今回は、発想していく上でとても重要な下ごしらえ、「要素分解」の話です。

実験的に同じ情報を、noteとYouTubeで出し方を変えてまとめています。内容の密度も伝わり方もかなり違うので、よかったら見比べてみてください。

1:お題を要素分解

例えば「新しい公園の遊具」を考えるとします。

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こう言われてすぐに「遊具」から発想をしてもいいんですが、

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1:遊具って何があったか思い出す作業
2:遊具の新しい組み合わせを探す作業

この2つの作業を同時に考えると、脳がマルチタスクになるので、ちょっと効率が悪いと思っています。

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そこで、まず「1」の遊具は何があったかな?を書き出していく。これを「お題の要素分解」と呼んでいます。

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この時点ではまだ、アイデア出しではなく「思い出す」作業です。なので、発想が苦手な人でも確実に出来ます。(チームで企画するときは、ここの作業を別のスタッフに依頼するとかもありですね)


書き出しはPCでやるときもあるし、A4紙に書き出す時もあります。

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2:要素リストを「並べて」組み合わせる

要素分解できたら、組み合わせていきます。

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この時、どんな組み合わせでやるかですが、そこは無限にあります。テクノロジー強い会社なら、新しい技術と組み合わせてとか、お笑い系の人たちなら、何か変な要素と組み合わせたりとか。

この回では「要素分解」の話に絞るので、とりあえず僕がよく使っている「エフェクトリスト」を使います。

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でアイデア出ししていくんですが、ポイントは「要素分解リスト」と「エフェクトリスト」を並べるということです。

紙でもPCでもどっちでもいいです。

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そして、組み合わせを「適当」に探していきます。ここは上から順に探すよりも、直感でやっていく方がいいです。

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例えば「ブランコ×長くする」だったら、

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こんな感じで連想ゲーム

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「地底すべり台」

パッと見た感じふつうのすべり台だけど、地面を突き抜けて、地下まで行っちゃう。実はこの公園は地上と地下が2層式になっていて、このすべり台は地下へとつながるルートになっている…。

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みたいに、発想を広げます。


3:まとめ

1:お題を要素分解すること
2:「要素分解リスト」と「組み合わせ相手」を並べて発想することを

僕が好きなプランナーは、この要素分解がうまい人が多い気がします。また、どういう風に分解するかは人それぞれなので、ここで個性が出ます。その辺りの「要素分解・中級編」の話も、いつかまとめたいと思います。



4:同じ情報を、noteとYouTubeでまとめると、見え方はどう変わる?

やっぱりnoteだとスラスラ書けて楽です…。

でも観る方としては、YouTubeの方が、情報の緩急がついていて観やすい人もたくさんいると思います。しかも動画の方が、いろんなアイデア事例をたくさん入れ込んじゃうので、密度が高い。noteは今、アイデア1つしか置いてないけど、動画は5−6個おきました。(そうしないと、間がもたないから。)

よかったら、見比べてみてください。

noteで読む人、動画で観る人で、ユーザーが違うと思うし、同じ情報でもどういう違いで伝わるのか興味があります。

これだけ雰囲気が変わるのは面白いですね。noteの人達が、その記事を動画化したときにどういう見え方なるのか、とっても興味があります。


ちなみに、以前にnoteで書いた「マッハスロー発想法」も動画にしました。こっちも、かなり読み口が違うものになっています。


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