ページ数が多いコーポレートサイト制作は、作る人も見る人も大変
見出し画像

ページ数が多いコーポレートサイト制作は、作る人も見る人も大変

㍿ブルーパドルでは、PR企画、商品企画、こどもコンテンツ以外に、コーポレートサイトもけっこう作っています。

それなのに意外とWEBの話をしたことがないので、「ブルーパドルの考えるコーポレートサイト」についてまとめていこうと思います。

シリーズ1つ目は「作るのが大変なWEBは、見るのも大変」説です。


1:分厚い本は、書く人も読む人も大変

分厚い本って、それだけで読む気がなくなりませんか?

もちろん人生を変えるような名著はたくさんあります。でも、ただ分厚いだけの本も多いですよね…。

画像4

同じように膨大なページがあって、つくるのが大変なWEBは、見る方も大変です。ページ数が膨大で、いろんな下層ページを見ないといけない複雑なコーポレートサイトなんて、スマホで見るの面倒ですよね…

でもサイトリニューアルする時は「せっかくだから良いものにしよう!頑張ろう!」とみんな張り切ります。

しっかりリサーチして、MTGを繰り返し、言葉を尽くして、サイト構造も緻密に作って、アニメーションも凝ったりして。結果的に「分厚くて、読むのがしんどいサイト」ができてしまうことも多いんじゃないでしょうか。

※ちなみに、この記事で書いている「コーポレートサイト」は、中小企業サイズのコーポレートサイトを前提に書いています。

TOYOTAのような多領域に渡る巨大企業・グローバル企業サイズは想定していません。amazonはじめ、ECサイトや、WEBサービスのサイトの話でもありません。これらも含めると、条件がいろいろ変わるので除外しています。


2_1:TOPだけで完結するサイト

コーポレートサイトは基本、TOP1ページで完結するのがベストだと考えています。

1ページにするとしたら、何をどういう順番で入れていくのか、情報を圧縮して考える必要があります。僕がいつも意識しているのは、

●対面で人に話すときに、会社をどう紹介するか
●講演会で説明するとき、どの順番で話すと人が聞く気になるか

その感じでTOPページを組んでいきます。


ブルーパドルの場合は、こんな感じです。
https://blue-puddle.com/

1:PICKUPニュース
メディア露出、作ってるものをざっくり紹介。いろいろやっている感を出す場所。どんな会社か疑って来る人に向けて、少しでも信頼を得る場所。「読む価値がある会社かも…」と少しでもポイントを稼ぐコーナー。

画像3


2:VISION:ふつうの制作会社と何が違うか
「社会の暮らしをよくする」とか「ITのチカラで〜」などのよく見る言葉を並べても、普通の制作会社に見えちゃうから一切カット。(そういうことは、心で思ってます)はっきり、明確に、どこが他と違うのかを書くエリア。

3:領域(やっていること)

会社の全体像を説明。こういう「もくじ」があると見やすくなる。

blue-puddle.com_のコピー


4:事例紹介
6つの領域に合わせて事例紹介。

●並べ方
新規で来る人をメインに据えているので、新着順ではなくオススメ順にする。

●事例の説明
リンク先を見なくても、なんとなく把握してもらうため、3行くらいの説明文を入れている。スタイリッシュな感じは減るが、伝わることの方が大事。

デザイン会社だと事例一覧を簡素なサムネイルにする場合も多い。ビジュアルがメインの事例の場合はそれでいい。でも、企画メインのコンテンツで、読まないと分からない系の事例は、TOPである程度わかるようにする方がいい。リンクを毎回タップするのは面倒です。

画像4

コーポレートサイトで、TOPにはニュースと簡単な概要しか置かず、下層ページを読ませる前提のサイトをよく見かけます。でもタップした先に、どういう情報があるか不明な状態でボタンを押すの、すごくストレスですよね。

僕はタップより、スクロールで流し見の方が、まだ楽に読めると思っています。TOPはページが多少長くなっても、最低限持って帰ってもらいたい情報を入れるようにしています。

もちろん、あえてTOPを簡素にすることもありますが、それは「意図的に」です。基本はTOPで情報完結を目指します。



2_2:下層ページはリンク先

TOPで完結するということは、下層ページは不要なのか?決して、そういう意味ではありません。

コーポレートサイトの本体はTOPページ。下層ページは、コーポレートサイトに付属する「リンク先」みたいに考えています。

言い方を変えると、コーポレートサイト(TOP)は企業の1枚まとめページ。URL1つで分かるまとめ。そこを起点にして、いろんな情報につなげるポータルページです。

だから、下層ページと外部ページ(noteやYouTubeなど)は、同列に考えています。こう考えることにより例えば、noteなど外部サービスで補完できるものがあるのに、無駄に自社ブログページを0から作らなくても良くなります。こういう作業のダイエットは、作り手にも読み手にも優しい行為です。

PNGイメージ 2

「自社や商品を知ってもらうこと」が目的なら、そもそも「コーポレートサイト内」だけで見てもらう必要は全くありません。

noteも、Twitterのプロフィールページも、Facebookやインスタグラムも、メディア露出も、ある意味すべてがコーポレートサイトなのです。

PNGイメージ


ブルーパドルでも、事例の詳細を語る「下層ページ」を用意していましたが、最近はやめました。別タブで、その事例に直リンクしています。

ニュースも、noteやメディア掲載に直リンク。サムネ・タイトルだけ用意すればいいので、更新がすごく楽です。

事例



2_3:PVアップが目的か。認知アップが目的か。

ただし、この話は企業の目的によって大きく変わります。

「PVを集めてSEO対策して、検索上位に上がることを目的」とする場合、自社ページにどんどん来てもらう必要があります。つまりオウンドメディア。

でも「企業や商品を知ってもらうこと」をゴールにする場合、別にコーポレートサイトに全部誘致しなくてもいいんです。noteもTwitterも、全てをコーポレートサイトの下層ページと考えて、トータルで設計する方が良い施策につながります。

コーポレートサイトは、わざわざドアを開けないと見れないクローズドな展示室。SNSやnoteは、いろんな人が通るパブリックスペース。人通りが少ない場所だけを一生懸命つくるのは、もったいないです。

仕事をしていて、PVアップすること/認知アップすることが同化して、企業のPR優先度がバラバラになってしまう場面によく出会います。

もし本質を見失い、ほとんど見られないページの細部ばかりに時間を費やしてしまっていたら、リソース/コスト全体のバランスを見直してもいいかもしれません。

PNGイメージ 3

ブルーパドルが企業サイトを作るときも、よく外部サービスの利用を薦めています。

ただし!ほとんど見られないと言っても、やっぱりダサいものは作りたくありません。上記のような優先度はつけた上で、限られたリソースの中で、細部も最大限いいものを作るようにします。そこはPVとか認知アップなどの目的とは別の、美学の話ですね。



3:コーポレートサイトをもっと自由に考えよう

こういう感じで「コーポレートサイトとは何か」を定義すると、固定概念を崩していくことができます。長年コーポレートサイトは、コーポレートサイトらしくあり続けました。でも、その形はこれからもっと変わっていきます。

「コーポレートサイト=1ページでわかる企業まとめ」と考えるならば、もっと自由な形になれます。

例えば極論、LINEのスクショを貼るだけでも、コーポレートサイトは作れるかもしれません。

LINEスクショだけの企業サイト…、かっこいいですよね。どこかで、こんなコーポレートサイトも作ってみたいです。

画像9

画像10

noteだけでもコーポレートサイトは作れますし、Twitterや、YouTubeページだけもいいかもしれない。そこは目的や、会社のキャラクターに合わせて作っていけばいいのです。


ブルーパドルでは、そういう思想もあって、「〇〇さんらしいコーポレートサイト」という考え方で作っています。(らしいWEBについては、また記事も書きます。)

もし僕らが役立てるお話がありましたら、ご連絡お待ちしております。

info@blue-puddle.com





この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
1982年生まれ。プランナー/アートディレクター。株式会社ブルーパドル代表。『不思議な宿』『小1起業家』『CODE COFFEE』『変なWEBメディア』『5歳児が値段を決める美術館』『Kocri』など、様々なコンテンツを量産中。