佐藤ねじ(ブルーパドル)
【思考実験】自分はコロナに感染してると思ってみる。周囲も感染して、ロックダウンした生活をリアルに想像してみる。
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【思考実験】自分はコロナに感染してると思ってみる。周囲も感染して、ロックダウンした生活をリアルに想像してみる。

佐藤ねじ(ブルーパドル)

NYの現状を見ていて、自分は全然甘いと思った。電車や人混みは1ヶ月以上はずっと避けてるし、何度も手洗いうがいするし、マスクもするし、全部MTGはオンラインにしてる。一応、コロナ対策はしてるつもりでいた。

そしてニュースを見て、日本の医療崩壊は起こらないかとか、世界の心配をしてたけど、、あれ?なんか心の奥底で「自分は大丈夫」と思ってない?やっぱりどこか「世界のニュース」であり、自分の物語だと思ってなくない?と気づいた。

1:何故か自分は大丈夫と思ってしまう

実際のところ今週もずっと、コワーキングオフィスで仕事してた(チャリで通える場所にはあるが)。そこには数名の固定メンバーしかいないけど、なぜそこは大丈夫と言えるのか。

この1週間の間に、ファミレスでランチも2回した。ファミレスには、6割くらい席が埋まってたし、換気がいいとは言えない。

エレベーターやカフェなどでも、ソーシャルディスタンス(2mの距離)を保ててなかった。「まだ東京で数十名だし、これくらいなら大丈夫だろう」という謎の楽観がやっぱりまだある。2週間後に深く後悔することになるかもしれないと思った。自分は、かなり正常性バイアスかかってる。

こういう時は、もっと最悪のパターンを想定して、そこを前提にして行動を決めるのがいいと思った。超ネガティブに考えて、その上でポジティブに行動していく「ネガティブポジティブ思考」がいいと思う。

思考実験

●もし今、自分が感染してるとしたら、この1週間の行動は本当に大丈夫だったか?
●もし周囲の人が、みんな感染してるとしたら、この1週間の行動は本当に安全な距離を保っていたのか?
●もし自分が公人だったとして、この1週間の行動が全部、世に晒された場合、昭代夫人みたいに叩かれる行動は本当にしてなかったか?
●言うても自分は大丈夫で、世の中の心配の方に意識が集中してないか?

こうやって考えると、自分も全然できてないなと思った。


2:東京もNYと同じ道をたどる前提で、考えてみる

⭐️NYでは40名くらいの新規が出てから、2週間後に3万人の新規感染
このNYの新規感染グラフのように、東京も増えていくと考えると、2週間後には3000—5000人くらいになっているかもしれない。NYの辿った流れをそのまま東京に置き換えて、流れをメモしてみた。(何の予測情報でもないです!)

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ということは、その数千人の感染予備軍が、大量の隠れクラスタが、今日、この瞬間に自分の生活圏内にめっちゃいるとリアルに想像すると…。近所のコンビニ、お隣さん、馴染みのカフェ…どこでも、ソシャディはもっと取るべきだと思った。

そして、その気持ちで街を歩くと、ちょっとちょっと!めっちゃ皆、近距離でしゃべってるじゃん…!NHKスペシャル見てないでしょ!絶対まだ油断してる、、緩い!

今までも日本はクラスタを追跡して、封じ込め成功してたんだし、さすがにNYみたいにはならないだろうって思うのは、正常性バイアスかもしれない。


3:マイクロ飛沫を想像し、潔癖症になってみる

見逃していたNHKスペシャルのパンデミック回は、とても良かった。

[NHKスペシャル] 換気が重要 | 新型コロナ“マイクロ飛沫(まつ)感染”
https://www.youtube.com/watch?v=rcf2ebG-zEM

番組の中の実験だと、ふつうの会話でもマイクロ飛沫っていうのが大量に口から出てる。飛沫は、20分とか長い時間空気を漂うらしい。窓をあけて換気してると飛んで行くらしい。

ということは、密閉とまでいかないにしろ、あらゆる屋内、気をつけて損はない。カフェもコワーキングスペースもエレベーターも。

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そう考えると、このNHKスペシャルの出演者も、ソシャディ守れてないし、小池さんの会見も記者が密集してたし、テレビで外出自粛気を付けましょうって言ってる、そのTVスタジオが全然ソーシャルディスタンス守れてない。

少なくともコロナ報道の番組は、ソシャディを保った撮影にしてほしい。そのテレビ画面が、ソシャディ啓蒙のデザインになるから。世へのメッセージになるから。

それくらい、まだ僕を含めた多くの人は緩いと思う。もしも、今のNYの人たちが3週間前の状態(つまり今の東京)に戻れたら、どんな行動をし直すか。この動画を見て、つくづく感じた。

動画投稿者のコメントに、完全同意。

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4:東京がロックダウンして、自分も感染した状態を、リアルに想像してみる

東京の1日の新規患者が+6万人。自分の近くの大きな病院が全部医療崩壊してて、そんな時に自分もコロナらしき症状が発症。奥さんにもかかる。普通にめちゃくちゃ咳が辛いし、全然治らない。そんな時に、1歳児がコロナかわかんないけど高熱を発症。でも行ける病院がない。自分たちも本当に重症化しないのか分からない中、祈りながらギャン泣きする赤ちゃんを抱えて1日をすごす。スマホを開くたびに、日本のニュースが史上最悪を更新している。

地獄…。絶対、こうなりたくない。


5:自分も重度になると思ってみる

最悪、感染しても自分はまだ20代だから30代だから、まさか重症化して死ぬなんて可能性はないと思っている。だから、どっか気が緩んでしまう。%でいったら低いんだろうけど、でも本当に大丈夫と言えるか。ちょっと心配性になってみる方がいいかも。あと、そもそも軽症とはいえ、相当きついやつくらいの発症は全然あるんだから。


6:政府批判の前に、自分批判

…とか書いてるうちに、また僕も「気をつけた方がいいと啓蒙するおじさん」になっている。いろんな政策の打ち手や、誰かの落ち度に目を光らせている。

政府批判よりも、まず自分批判をした方がいいと思った。本当に、自分がいま感染してないと言えるか。2、3週間後に亡くなってしまうかもしれない妊婦さんや高齢者に今日うつしてないと、本当に言えるのか。そう考えて、反省した。

誰かを批判するのは、まず完璧に自分が対策をしてから。仕事がすごくできて、意識も高くて、しっかりした人たちも、ほとんど実はできてないんじゃないだろうか。NYやパリにいる日本の人のメッセージが、一番リアルに刺さる。


⭐️決めたこと/タスク

「ネガティブ思考タスク」

1:まず今、自分は感染してると思うことにした
2:今日から2週間は自主的ロックダウンする。仕事道具も家に完全移行
3:散歩とか公園には出るけど、ソシャディは死守
4:5月末くらいまでのスパンで考える
NYと同じ道を辿るとすると、東京も4月にロックダウン。武漢くらいうまく都市封鎖できたとしても、4末にピークがきて、5末くらいまではかかる。その前提で、5末まで、家でどれだけQOLを上げるか考えようと思う

5:でも、せめて近所の好きな店だけは守りたい。だから、それらの店で、テイクアウトできないか相談してみる。電話予約して、タッパー持って行ってみる。あるいは、屋外席なら大丈夫とするか。


「ポジティブ思考タスク」

⭐️6:成長のチャンス!「精神と時の部屋」に入ったと考える
長くて2ヶ月の修行期間と考える。これを機にいろんなPC環境を整備する。いつかやろうと思ってた勉強をまるっとやったり、買おうと思ってたフォント買ったり、過去の仕事のファイル整理も、つくろうと思ってた作品などコンテンツもめっちゃ作る増やし、家族ともめっちゃ遊ぶ。自主提案したいと思ってる企画書とかもたっぷり作る。こう考えると、2ヶ月じゃ全然足りない…

⭐️7:人生の春休み!めっちゃ遊ぶし、めっちゃ家をアップデート
急ぎではない家のアップデートタスクを全部やる。本棚の棚卸し。断捨離。大晦日みたいな掃除。できてなかった毎日の運動を実現する。奥さんに料理を教えてもらう。子供にもっといろんな授業する。いろんな遊びを家族で考える。どうぶつの森もめっちゃやる!

義務的に家にいろってなるからつまらない。自主的ロックダウンすることで、自分が決めたことだと思え、むしろ楽しみに思える。かも…

⭐️8:いま頑張ってくれている医療関係者へ感謝する。海外でやってる19時に拍手するやつを、家でやってみる


まとめ

●なぜか自分は大丈夫と思いがち。いろんな考察をする前に、まず自分批判から。
●集会とか、電車とか、密閉空間を避けてるから大丈夫と思えちゃうのが罠。ぜんぶ危ないと思うくらい、もっと厳しく。ソシャディ死守。
●できることなら、これを見た東京周辺の人は明日から2週間、経済破綻しない人だけでも自主的ロックダウンしてほしい。ソーシャルディスタンス規制をして欲しい。何の権限もないけど。今、東京都が言えるのは土日自粛や花見封鎖が精一杯だとしても、実際土日の2日封鎖だけじゃ絶対、全然足りないよね。


そして、もう遅いかもだけど、できることなら、オーバーシュートしないで欲しい。でも祈る前にまだやるべき事はあるから、やる。

祈るのは、ロックダウンしてからにしよう…


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佐藤ねじ(ブルーパドル)
1982年生まれ。プランナー。企画・PR・デザイン・UIUXの仕事してます。アイデアのある商品・お店・デジタルコンテンツなど作ってます。こども服「アルトタスカル」、家庭内コーヒー屋の「小1起業家」、京都の遊べる宿「不思議な宿」など。著書『超ノート術』、ブルーパドル代表。