夏コミケにカーリング本を書く話1

まえがき

 今回も例によってコミケ向けのカーリング本を書こうとしています。
 今回は過去と比較にならないレベルで本気なので、過去の話はむしろ忘れてください。

前提(今回重要な方)

書くのは本です。ここだけは決定しています。新刊が出せない可能性はさておき。でも既刊は出さないと思います。旬が過ぎてるとかの理由で。つまらない=自分だったら欲しくないものはタダでも出しません。
・私はカーリングが好きですが、他にもモータースポーツやサッカーや音楽などなど多趣味です。とても広くてとても浅いです。
・その中でもカーリングのマイナーさはすさまじいです。専門のTV番組、雑誌など、何もありません。誰かが布教しなければ滅びてしまうレベルでマイナーです。「金は出せないが布教に貢献したいとは思っている」ぐらいの意識はあります。

前提(今回重要じゃない方)

・視聴者数を基準にした「世界三大スポーツ」という考え方があって、「サッカー」「F1」「オリンピック」だそうです。ちなみに日本語で「三大」というと、三番目だけ残念なのはお約束ですが、上記の三つはほぼ同規模です。
・私のスポーツに対する見解として「サッカーほどスポーツマンシップに欠けた競技もそうそうない、サッカーはスポーツではない」「F1ほど金がかかる上に道具で勝負が決まってしまう競技もそうそうない、F1はスポーツではない」「オリンピックは4年に1度しか開催されないし、競技の選別が政治的すぎるし、メンタリティーが国威発揚型の人気競技限定運動会であってスポーツではない」つまり全部スポーツじゃないと思ってます。
・で、「オリンピック」に「夏季オリンピック」「冬季オリンピック」があって、マイナーな方の「冬季オリンピック」の中でも最下位を争うマイナー種目が「カーリング」と「そり競技(リュージュ・ボブスレー・スケルトン)」です。

困り事

 決まっていない事が多すぎる。

「決まっていない事」一覧

・タイトル
・テーマ
・おおよその方向性

そうは言っても取材はやってます

 とはいえ、締め切りはあるので、先に取材をする必要があります。
 基本的に取材が先です。「まず材料を用意して、集まった材料で料理を決める」ということです。材料もとい取材先の「先方の都合」がいちばん融通が利かないからです。
「料理を決めてスーパーに行く」方が楽なんですが、あくまで「マイナーなテーマで本を書いてコミケに出す」という話をしているので、多種多様な素材がなんでも売ってるスーパーマーケットがなくて、必然的にそうなります。
 あと、最後に自分が頑張ってまとめればなんとかなるけど、最後に都合のいいインタビューを取ってくるのは難しいというのもあります。ただ、このあたりは、取材であろうが執筆であろうが「頑張るしかない」「頑張ればそれなりになんとかなる」ので、実は悩むところではありません。

一番の悩み事

色々考えて、以下の選択肢から選ぶことにしたのですが
・「カーリングの中でも狭い話題のマニアックな本」を書く
・「読んだらざっとカーリングについて分かる、まるごとカーリングの本」を書く
・「カーリングがメインテーマだけど、他のスポーツの話題も織り交ぜて、色々な人が手に取ってくれるような雑誌」を書く
・「スポーツがメインテーマだけど、どの記事もどこかしらカーリングに繋がっている、裏テーマがカーリングな雑誌」を書く
・「スポーツがメインテーマで、色々な記事があって、色々な人が手に取ってくれるような雑誌で、その記事の一つにカーリングが入ってる雑誌」を書く
・「スポーツにさえこだわらない、週刊誌ぐらいの懐の広さで、とにかく多くの人に読んでもらえる雑誌」を書く
 一体どれがいいんでしょうか…。

どんな本にしたいのか

 優先順位はこうなります。
  圏外 書いてて楽しい
  3位 たくさん売れる
  2位 買った人が喜んでくれる
  1位 上記「2位」と「3位」の掛け算した値、の最大化

 正直言えば「書くのは少なからず苦行なので、そこは優先順位も何もあったもんじゃない」です。優先順位1位のためには、それぐらい、別に。

(なぜカーリング?)

 なんでだよ!カーリングおもしろいぞ!
 カーリングにこだわっているのは「別に縛りというわけではないけど、他の事は他の人の方がはるかに詳しいし絵もうまいので、必然的にカーリングについて文字の多い本を書くことになる」というわけです。
 カーリングがマイナーなんだから、そんな本書いても売れるわけないじゃないか、というのは正論なんですが、「カーリングに興味のない人に、カーリングに繋がりそうなものを見て読んでもらって、カーリングって面白そうだね、って、少しでも思ってもらえたら、その人も私も嬉しいじゃないですか」ってことです。
 なんで、って?私がそうだったからです。

今回驚いたこと

 とりあえず「本の形をした立案書」「それをA4サイズ1枚にまとめたお願い事項」「名刺」など作って発注しました。
 会社の社内プロジェクトで何かを担当するのと、個人でプロジェクトを起こして軌道に乗せるまでやるのが、ここまで違うっていうのは、本当に驚きました…。

余談

「入稿まで2週間しかない!どうしよう!」
って言っている横で、同居人が
「私も入稿まで2か月しかないから手伝えないよ」
って言ってくる件!
 ※最終入稿は7月末頃ですが、「こんなん考えてるんですけど何か寄稿して頂けませんかね、もしくは似たような本を書いた経験談とかツテとかツテの取り方とか何かありましたら」など聞いてまわるのに適したイベントが5月末にあって、そのために「相手がイメージを膨らませやすい・誤解しにくいために、気合いを見せて協力してもらえる確率を上げるために」仮のブツ(プロジェクト立案書とでもいうべきもの)を仕上げようとしていて、手書きメモでもパワポでもいいんですけど、そこも「できれば完成予定の本に近い形になっている方がイメージ湧くから印刷所にお願いした方がいいよね」というわけで、そのための追い込み時に、こんなことがありました。いや、ほんと笑った。

最後にお願い

 もし、これを読んだ人で、アドバイスでも意見でも質問でも感想でも文句でも、何かあれば、ください!
 それがどんな内容であれ、参考になるし、励みになります。
 特にない人は好きな寿司ネタを書いてね(ネットスラングです)。

(不定期コーナー:今食べたいもの)

 スイーツが食べたいです。ケーキとかパフェとかスタバとか。

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