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麻雀のややこしいルール【上家取り】

【席の順番に強弱があるという話】


 こんにちは。麻雀大好きな一般人、サトウです。

 今日は【上家取り】について解説します。

 上家取りとは、和了が複数発生した時や、ゲーム終了時同点の時に、上家の人(どこが上家かは後述)の権利が優先されるというルールのことです。

 言葉だけでは難しいので画像を用意しました。

オーラス、ラス目での悲しみのダブロン放銃。


 私が切った五萬に二人からロンの声がかかりました。

 麻雀は打つ場所によって若干ルールが異なります。今回は雀魂という麻雀ゲームです。こちらのゲームではダブロン(二人同時のロンアガリ)が認められています。

 もし、ダブロンが認められていないルール(Mリーグルールなど)で画像のようなことが起こった場合、上家取りというルールの下で、右の人のロンアガリだけが認められます。

 上家取りの上家とは、ロン牌を切った人から数えて、ツモの順番が早い人のことです。今回で言えば右の人のことです。

 仮に対面の人と左の人がロンを宣言した場合では、対面の人が上家取りの上家になります。

 さて、雀魂ではダブロンが認められているので、二人ともロンアガリは認められます。

 しかし、供託(リーチ棒)や積み棒(1本場につき300点)は上家取りというルールがあるので、私が出していたリーチ棒と、1本場の300点は右の人だけがもらえます。

 左の人は、ロンアガリは認められるものの、純粋な手の点数だけしかもらえず、他の収入はありません。

 Mリーグルールではないフリー雀荘では、「ダブロンあり。供託、積み棒は上家取り」というルールを見かけることがあります。このルールの場合、上記のような裁定になります。



 もう一つ、上家取り(上家優先)のルールが適応される場面があります。

 それは、「ゲーム終了時に同点の人が複数いた時」です。

 こちらの場合「起家に近い人から上の順位」とするルールがほとんどだと思います。

 極端な話ですが、東1局に二局連続で親が役満をツモった場合、親以外の三人がトビでゲーム終了、となります。(25000持ち、トビありルール)

 この時親以外は同点ですので、起家(親)からツモの順番が早い順に2着、3着、4着、となります。

 つまり、南家が2着、西家が3着、北家が4着です。


 上家取りというルールについて簡単に言ってしまえば、「偉い人が優先される」ということです。そしてここで言う偉い人とは、「ツモの順番が先の人」のことです。

  もしあなたがフリー雀荘で席に着くときは、起家に近いところを選んだほうがいいことがあるかもしれませんね。

  元々、麻雀の席は偉い人から順番に東南西北と座っていたのかもしれません。

  もし同卓者に年長者や敬うべき人がいたら、(その人にこだわりがなければ)起家をおすすめしたいですね。


【余談  雀魂は親権上家取りというルールはないらしい】


  ダブロンが発生した時に親が流れるか、ということについてもルールの取り決めがあります。

  親と子のダブロンになった時、「親が上家なら親は流れず、子が上家なら親は流れる」というのが一般的ではないかと思います。

  上記の画像では、親と子のダブロンで子が上家なのですが、次局に突入したのでびっくりしました。

  雀魂では南4局終了時、全員が30000点以下なら、誰かが30000点以上になるまでサドンデスというルールがあり、画像では実際に西入しているのですが

  ダブロンで子の点数が30000点を越えたのに続行されたので、どうやら雀魂のルールではダブロン時に親がアガっていれば、上家であるかどうかは関係なく親を続行できるようです。


  ちなみにこの画像の次の局も放銃してラスを引いたので、自分としてはどちらでも関係なかったですが……


  今回は【上家取り】について解説しました。

  元々麻雀は一人しかアガれないものですから、二人目としてアガらせてもらえるだけでありがたい話なのですが、
 ダブロンで供託や積み棒をもらえなかったり親が流れたりすると切なく感じてしまうのは、人の性なのでしょうか。

  「点がもらえるだけで十分」という謙虚な気持ちを忘れないようにしたいです。

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