SPY×FAMILY Mission97 ネタバレあり感想〜甘酸っぱいティータイム〜
SPY×FAMILY mission97が更新されました!
しかも更新は本編!ダミアニャ展開は前回一区切りつき、その続きではないだろうから、1話完結のコメディストーリーかな〜と思いながら開くと…
何度も気になると言い続けていた、ヘンダーソン先生とマーサの過去話がついに明らかになるのでした。めちゃくちゃ嬉しい!
大まかなストーリー
学期休み中の朝、メイトロン(寮母)からダンスパーティでマーサと踊っていたことを指摘されたヘンダーソン先生。それに対して先生は「ただの古い友人だ」と返す。ヘンリーがマーサを初めて見たのは、17歳の頃。セシル寮の新年度パーティの余興でマーサのバレエに心を動かされ、初めてエレガントという言葉が生まれた。
始業前にティータイムを嗜んでいたが、毎朝バレエの稽古をしていたマーサがそこに加わり、2人だけの特別な時間を過ごしていた。
じきに卒業するヘンリーにマーサは、卒業パーティにのダンスに誰かを誘うのか問う。ヘンリーの返答は、「そんな浮ついたものに出るわけないだろ」
ヘンリーの卒業後2年半が過ぎ、マーサが卒業まであと半年というところに、ヘンリーが史学の先生としてイーデン校に赴任してくる
ヘンリーがいなくなった生活にハリがなくなったようなマーサの心が、再び動き出す
感想と見解
甘酸っぱくて、戻りたくてももう戻れない、かけがえのない思い出だ…
若かりしマーサ、とても好き
今では落ち着いた淑女だけど、昔はおてんばというか、やんちゃ気味な活発な少女だったんじゃないかな〜と、そんな感じしてた…!お金もちだけどお金持ちの家ならではの堅苦しい感じが嫌いでおてんばしてた系だと思ってたけど、お金持ちなのはヘンリーの方でしたね
どこまでも公平公正でなければ気が済まない生真面目堅物エリートなヘンリー
自分が殴られることは構わない彼が、反射的にでもマーサを守るために同級生を殴ってしまったのはポイント高いですね…
ただそこで自分がしてしまったのはあくまでも動物的行動で、罰せねばと行動するところは彼らしい
聞き覚えのあるフレーズ
「ヒトも所詮動物」はベッキーも言ってたね笑
ベッキーからその言葉を聞いたとき、ヘンダーソン先生は覚えてたのかな…?
軍事教練の授業をボイコット
これはヘンリーの、戦争に対する小さな抵抗だったり…?教師の、軍事教練の授業をボイコットしただけで非国民としてトニトを与えるぞという発言。国を守らない奴は非国民。まるで戦争が起こることを前提としたような言い方。確かに、いざ戦争が起きた時に戦える戦力を備えておくことは重要だと思う。でもそもそも、ヘンリー思い描く教育のように、戦争が起きないためにはどうすればいいか、それを先に考えるべきなのでは…?それも難しい問題ではあるけど…時代がそうさせたのかもしれないけども 、19の頃からそんなことを考えられるヘンリーすごいよ…
教育こそが人格を養い、争いを止める
ヘンリーは当時の教育の実態に対して失望していたのか。自分の理想とする教育と、実態がかけ離れている。だから自分が変える。そのために教育者となる。早々に実現させたヘンリーの信念はかなり強い。そこんな彼がアーニャたち一年生に振り回されている姿は、本当に苦労してるなぁと改めて思う笑
ぼんやりと、思う
まるで黄昏さんのようだと
子供が泣かない世界を実現させるために、東西平和がかかったオペレーション梟を遂行させることに目を向ける
ウィラー編での
「でもね、ヨルさんオレは 己の不甲斐なさを痛感した 完璧でなければ生き残れない世界なんだ」
少しでも気を抜けない、気を抜くことが許されない。そうやって孤独に走っていく…より自分に厳しくなっていきそうで怖い…
また考えすぎかもしれないですが笑
黄昏さんには、そうなってほしくないんです
話しが逸れてしまいましたが、笑
戦争がなければ、2人の関係は違う方向に動いていたのだろうか…
2人の関係性
新任の先生でヘンダーソン先生がイーデンに戻ってきた。これまでの関係性は、先輩と後輩だったけど、その日からは先生と生徒
そして現在では先生と、生徒の執事(元軍人?)
良い展開は望めないのがわかっている分切ない
こういう関係性、好きなんだけども見ていて切ないし辛いのよ…泣
言葉の言い回しが素敵
「お茶もまた渋くなり始めた頃」や「軍靴の音も 戦闘機のエンジン音さえも 私の鼓動がかき消した」といった言い回しがとても素敵!言葉選びが素敵で趣がある
お茶もまた渋くなり始めたということは、マーサはまだ紅茶を飲み、お茶会を続けていた、ということ?
気になったこと
マーサの同級生に、トニトおばさんこと、若きドナ・シュラーク先生と、部長さんこと、若きマシュー・マクマホンがいるんですよね…
教育大に進路を決めたドナちゃん、ヘンリーのモノローグの後ろにいるマシュー
いやこれめちゃくちゃ嬉しいです
トニトおばさんはちょっと意外だったけど笑
ヘンダーソン先生、マーサ、部長さんが同い年で実は接点があったりしたら面白くない?って思ってたので
今後の展開に絡んでくる可能性あったりする?
部長さんは、同じコマにいる他2人の生徒の顔のタッチが違うので、これはアシさんの絵じゃないな、遠藤先生の絵だなと。ダンスパーティの時くらいから、アシさん変わったのかな?
終わりに
ずっと気になっていた、ヘンダーソン先生とマーサの過去が深掘りされました。もうほんとに甘酸っぱくて切ないムズキュン過去回想でした…
最初はヘンダーソン先生主体の回想から、マーサ主体の回想に、語り手をバトンタッチしたり、紳士淑女の2人のモノローグが上品で、先生の言葉選びに心動かされたり…今回も満足度高い内容でした
そしてまた気になる終わり方を…!ボリューミーになってしまったと先生はSNSて仰っていますが、まだまだボリュームあっても全然嬉しいくらい、このお話は嬉しいです!
次回は5/13
待ち遠しい!
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