見出し画像

【ワーホリ準備編】やることリスト&初期費用

30歳男が2023年9月~カナダへワーホリに行った際の国内でやっておくこと&初期費用を紹介します。カナダにわたる前に日本国内で手続きしておくべきことがいくつかあります。人によって手続きは違うと思いますが私のパターンが費用面では最も安上がりだと思います。
また、私はエージェントにワーホリビザを申請してもらい、カルガリーで3ヵ月語学学校に行くプランでした。それらの費用も初期費用としています。トップ画像は1月のカルガリーです。


国内でやっておくべきこと

①海外転出届

長期間、海外で暮らす際は役所で海外転出届を出すことができます。〇年以上は帰ってこない、などの期間の縛りは特にありません。多くのワーホリは1年未満とそこまで長くないので、海外転出届を出すかどうか迷っていましたがコスト面からは絶対に出しといた方が得です。特にワーホリ前まで働いていた人に金銭面のメリットが大きいです。

・住民税がかからない
「海外転出届を出す=住民票が抜かれる」ということなので、住民税がかかりません。住民税は1月1日に住民票がある場合に前年の1月~12月の所得をもとに計算されます。1月1日に住民票がなければ住民税はかかりません。
例えば、6月まで会社勤務していて、退職し7月から1年間ワーホリに行く場合は、1月~6月の所得に住民税がかかりますが、海外転出届を出していれば、払う必要はありません。

・国民健康保険料がかからない
国民健康保険料は前年1月~12月の所得をもとに計算され、4月~翌年3月にかけて支払います。これも海外転出届を出していれば支払う必要はありません。会社勤めの場合、社会保険料として給料から天引きされていますが、退職して無職の場合、国民健康保険料に切り替えて支払わないといけません。
例えば、6月まで会社勤務していて、退職し7月から1年間ワーホリに行く場合、7月~翌年6月までの12か月分の国民健康保険料を払わなくてすみます。その際、7月~翌年3月の国民健康保険料はぞの前年の1年間の所得をもとに計算されます。フルで働いている機関のため、結構高いです。翌年4月~6月の国民健康保険料は1月~6月の所得をもとに計算されるため、所得が半年分であるように、保険料もざっくり半分くらいだと思います。そして、帰国後の翌年7月~翌々年の3月にかけて、この保険料を払うことになります。
保険料は所得によって左右されますが、おそらくバカにならない金額なので、この有無は大きいです。

ちなみにワーホリ中でも国民健康保険に入っていると、現地で病院に行った場合に帰国後、お金が戻ってくるような仕組みがあるらしいですが、よく知りませんし、保険料のことを考えるとあまりメリットに思いません。そもそも、ワーホリに行く際には海外用の保険に入っていることでしょうし。

②海外転出届を出した後の国民年金への任意加入

海外転出届を出した場合は、国民年金の納付も義務ではなくなりますが、よっぽどお金がない場合を除く、任意加入しておくべきです。そもそも、80歳とかまで生きる場合は、国民年金は得な仕組みなので、未納期間を作らず収めておくべきです。任意加入の際は「付加保険料」をつけて納付しておくと、将来の受け取り金額が上がって得するらしいです。

③国際免許証

免許証を持っている人は国際免許証をとっておくと、何かと便利かもしれないです。免許試験場で3000円弱で作れます。多くの海外でも運転できるほか、海外では酒屋やレストランで年齢確認されることが多いので、パスポートの代わりの書類になります。ずっとパスポート持ち歩くのもあれなので、こっちで代用したいです。

④Wiseのアカウント

ワーホリ後、すぐに現地のお金を稼げればいいですが、そうでない場合、日本円から現地通貨に効率よく両替したいはずです。おそらく、Wiseという送金システムが最もレートよし、手数料安しでいいと思います。これを作っておくば現地通貨をたくさん稼げた場合に、日本円に変更する場合にも使えます。Wiseでアカウント開設の際に、マイナンバーカードなどの身分証明書が必要になりますが、海外転出届を出した場合、マイナンバーカードが無効になります。私もこのパターンで、Wiseに問い合わせて口座開設はできましたが、通常より時間がかかってかつやりとりが面倒くさいです。国内にいるあいだにさくっと作っておくのがベターです。

⑤携帯はpovoへ

ワーホリの場合は現地での携帯電話番号を取得することになると思います。その場合、日本の番号は普段使わないですが、番号は維持しておきたいはずです。povoなら「月額●円」という仕組みではなく、「▲GB◆円」という感じなので毎月料金を払わなくていいです。確か6か月くらい新たな申し込みがなければ番号が喪失するので、期限ぎりぎりに「1GB◆円」のような安いプランを申し込んで番号を維持できます。番号維持代という感覚です。たぶん年間1000円もかからずに番号を維持できます。
ちなみにカナダの場合、現地携帯番号はphoneboxというところで契約しました。月28CADで20GB使える&電話タダなのでリーズナブルです。日本国内からネットで契約できます。

初期費用

私の場合、ビザ申請はエージェントにやってもらい、3ヵ月語学学校に通うプランでした。また最初の1か月はホームステイをするプランであらかじめ費用を支払っていました。ビザ申請自力、学校行かないなど人によってパターンは違うかと思いますので、私の場合のようなプランの場合の費用です。ちなみに、これらを払った当時は1CAD=101~103円くらいだったので、2024年7月現在の116円より安い時代での換算額です。

エージェント費用~¥33,000
語学学校費用~¥280,000
ホームステイ1か月費用~¥120,000
ワーホリ申請費用~¥35,000
航空券代(成田~カルガリー)~¥70,000
海外保険~¥70,000
合計¥608,000

結構高いです。今のCADレートなら10%UPくらいでしょうか。これでも語学学校はだいぶ割引が効いたプランで安いはずです。ただ、このなかで初期費用として必須なのは「ワーホリ申請費用」「航空券代」「海外保険」の3つでしょうか。「海外保険」は入国審査の際に、長期間の保険に入っているかチェックされる場合があるので必須にしました。ただチェックされない人もいるみたいなのでランダムですし、チェックされた場合に入っていなかったらどうなるのかは知りません。
ほかの項目は、人によっては必須ではありません。私の場合は自分で考えるのが面倒くさくなって、だいぶエージェントに頼ったのでこんな感じになりました。「すべて自力でやって渡航後すぐに働くんだ。保険もとりあえずクレカの保険でなんとかなるだろう」という人は最安10万円くらいの初期費用になるかとは思います。
家賃について、上記のホームステイ代はエージェントへの手数料込みなので高くなりました。通常の家賃は都市にもよりますが、安ければ700~800CADくらいで見つけることは可能です。ちなみに私は渡航2か月目からは家賃680CADのシェアハウスに住んでいました。
航空券代について、成田~サンフランシスコ(ZIPAIR)、サンフランシスコ~カルガリー(WestJet)という経路で行きました。最近はカルガリーを拠点にするWestJetが成田~カルガリー便に力を入れているっぽくて、直行便で6万円くらいで見つけることも時期によっては可能なようです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?