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テラフォ・ダイス vs テラフォ・アレス ~どちらが好き?~

先日、ちょっと辛口めに感想を述べたテラフォーミングマーズ・ダイスゲーム(以下、テラフォ・ダイス)。ちょっと悔しかったので、翌日朝にソロプレイで回してみた。すると、やっぱり違和感があるw

テラフォが嫌いになったのかな?
と、ちょっと気になってきた。

というわけで、久しぶりにテラフォーミングマーズ・アレスエクスペディション(以下、テラフォ・アレス)を引っ張り出してきて、そのプレイ感の違いを比較してみた。

テラフォ・アレスがどんなゲームか知らない人は、とりあえず以下のレビューをどうぞ。



テラフォ・ダイス

まずはテラフォ・ダイスから。
ソロプレイではラウンドマーカーを得点トラックにおいて、全50ラウンドで3種類すべてのグローバルパラメーターを完成させるとテラフォーミング完成で勝利となる。

見た目の雰囲気は本家テラフォにかなり近くて、火星開拓をしている感じがあって素晴らしい。よし、今度こそバッチリ開拓してやるぞ!

そしてダイスを振る!
・・・うーん、やはりダイスが揃わない。これで一体どうしろと言うんだ?

なんとかかんとかダイスを揃えながら、生産力を上げていく。やはりこのスタイルは崩したくないw。さらに今回は先日のレオンを参考に赤色のプロジェクトカードも積極的にプレイしていく方針で。

なおソロプレイでは、17・21・25ラウンド目に褒賞タイルが上から消えていく。それまでの間に褒賞タイルを獲得する必要があり面白い。

後半になり生産できるダイスの数は増えたが、やはり出目が揃わない(泣)。振り直しの能力があれば良いのだけど、出目変更アクションしかなく1アクションで2個しか出目を変更できないのはやはり苦しい。

そして50ラウンド終了。
海洋タイルあと一つと温度が2段階上がればクリアだったので惜しかった。レベルデザインはよく調整されていると感じられる。今回は前回よりたくさんのカードをプレイしたのだが、やはりイライラするのは変わらないw

テラフォ・アレス

テラフォってこんなもんだっけ?
もうテラフォ自体が好きじゃない気がしてきたので、久しぶりにテラフォ・アレスを引っ張り出してきた。

そしてセットアップ。こちらも準備は簡単ですぐにセットアップ完了。
海洋タイル置き場と化したメインボードの見た目はやはりダイスに劣る。だが、各リソースの生産力を示す個人ボードは、これぞテラフォ!という雰囲気がある。

さっそくソロプレイ開始。
ソロではオートマデッキを順番に1枚引く擬似的2人協力プレイとなる。何回かプレイしているのだが、考えてみればアレスのソロプレイは初めてだった。シンプルな手順で2人プレイしているような感覚があって非常に面白い。

オートマデッキの5枚全てを公開すると1ラウンド終了。5ラウンドでゲーム終了となるので、合計25手番を行い3種類のグローバルパラメータを上げてテラフォーミング完成を目指す。できるだけオートマとアクションが被らないようにアクションを選択するのがキモだろう。

序盤はゆっくり進むのが欠点だが、徐々に拡大していく感じがやはり気持ち良い。産出アクションを行うと、生産力に合わせて各資源がたくさんもらえて次のカードプレイに繋がっていく。

「気持ち良い!そう!これだよ!テラフォ!」
そんなことを独りで呟きながらプレイしていく。

テラフォ・アレスは個人ボードがダブルレイヤーでずれないのが嬉しい

そんなこんなで5ラウンド終了。
海洋タイルは9枚全部達成したが、温度と酸素濃度が半分程度・・・。あとで気付いたが今回、ハードモードで遊んでいたようだw

イージーモードでは、1ラウンド終了毎に温度と酸素濃度が2段階ずつ上昇していくので、ギリギリクリアできていたように思う。まあ結果は残念だったが、久しぶりにテラフォの楽しさを思い出したような気がする。やっぱりテラフォ好きだな。

比較

2つのゲームをざっくりと比較してみる。

<テーマ性>

テラフォ・ダイスはメインボードが素晴らしい。本家を踏襲したアートワークで火星開拓の気分が味わえるのはとても良い。しかし資源に関しては、ただのアイコンとしか感じず各々の資源に差異がないのは残念。

一方、テラフォ・アレスはメインボードがただの海洋タイル置き場になっているので火星開拓感が失われているのは残念。だが、各資源はカードのタグと結びつきも強く、しっかりとした意味が感じられて素晴らしい。

<ソロプレイ時間>

テラフォ・ダイス:60分
テラフォ・アレス:95分

アレスは久しぶりでルールを確認しながらプレイしたので、少し時間がかかったかもしれない。慣れればダイスより少し長い程度になると思う。

<プレイ感>

テラフォ・ダイスは資源の生産力を上げてもダイスなので、思ったように資源を増やすことはできない。このため補助アクションや青色カードでダイス目を変換する操作が必ず必要だ。

一方、テラフォ・アレスはプレイしたカードにより資源の生産力が決まり、カードプレイのコストは基本的にお金(メガクレジット)なのでカード運はあるが自分の意思で方向性を持って伸ばしていくことが出来る。

このプレイ感に関して、本家、アレスと比較してダイスは全く違う気がする。BGGの評価を見ても賛否両論あるのもそのせいだろう。ダイス目を手元で変換することを楽しいと思うプレイヤーは、テラフォ・ダイスを楽しめるのではないだろうか。

感想

久しぶりにテラフォ・アレスをプレイして、やはりテラフォは面白いと再確認できた。ゲームなので各個人で好みの差があって当然で、自分にはテラフォ・ダイスはあまり合っていないと感じるが、面白いと思うプレイヤーがいるのも分かる。

最後に私の好みを確認して締めとする。

本家テラフォ ≧ テラフォ・アレス >>> テラフォ・ダイス



しかし、テラフォ・アレスのソロプレイ面白いなぁ。
今度、もう一度チャレンジしてみよう♪


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