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ボドゲーマにレビューを書く理由

先日、ボードゲームの総合情報サイト「ボドゲーマ」が5周年を迎えたとのツイートが流れてきた。「ボドゲーマ」さんには、最近いつもレビューを投稿させていただいており、お世話になっているサイトなので私としても非常に嬉しく、めでたいことだ。

今回はこの「ボドゲーマ」にレビューを書くことになったきっかけなどを書こうと思う。
(ボドゲーマさんのツイート画像を勝手にお借りしました。すみません。)

【ボドゲの感想をツイート】

前回記事にした「マルコポーロ2」を遊んだあたりから、私はツイッターをよく利用するようになっていた。ボードゲームはなかなか新しい情報を得ることが難しく感じていたのだが、ツイッターでは様々な人がボードゲームに関する新しい情報を提供してくれるので、次に出る新作ゲームの情報をいち早く入手することができるからだ。

そして毎日ツイッターを眺めていると、みんな色々なゲームを楽しく遊んだツイートを投稿しており、それを見るのも楽しくまた羨ましくもあった。そこで見様見真似で自宅ボドゲ会で遊んだゲームを羅列して自分でもツイートしてみたところ、いくつかの「いいね」がついた。

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最初はフォロワーもほとんどいないので、「いいね」の数も1~2程度だったが、それでも飛び上がるほど嬉しかった。そんなことを繰り返していると、今度は遊んだゲームの感想を書いてみようと思った。

これはみんなもやっているし、日記みたいなもので後で見返しても面白いかな、という程度に考えたからだ。実際、やってみると想像通り面白くて自分の記録として残しておけるところも気に入った。

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相変わらず「いいね」の数は全然だったが、特に気にしていなかった。なにより感想をツイートするのは楽しかった。唯一の不満は、書きたいことが120文字程度では書けないことだった。


【ブログのほうがいいのか?】

ちょうどその頃、何かの音声番組でテンデイズゲームズのタナカマさんが出ており楽しく聞いていたところ、タナカマさんは言った。

「ツイッターで感想をツイートしてるのは・・・、勿体ないですよね。」

ドキン!とした。私のことだ。
いや、正確には私のことだけではないはずだが、自分のことを言われていると感じた。

タナカマさんが言うには、
「ツイートでゲームの感想を流すと、その時は誰かが見てくれるけど流れて行ってしまった後は誰も見てくれない。業界として蓄積されていくものがない。」
というのだ。

確かにその通りだ。私自身、何か新しいボードゲームが発売されると聞くと情報収集をするのだが、まずGoogle検索で個人のレビューブログや動画を探しにいく。ツイートを追いかけることはまずしない。

「これでは自己満足にしかならないのか・・・」

ちょっと残念だった。ボードゲーム業界に貢献したい!などというほどのことは考えていなかったが、誰の役にも立たないというのも寂しかった。

かといって、自分のブログを立ち上げてレビューを書いたところで、何十年もボードゲームを遊んでその面白さを知っている達人たちのレビューブログ以上のことが書けるはずもなく、またボドゲを始めたばかりの自分のブログを見てくれる人がいるとも思えなかった。

ちょっと残念な気持ちだった・・・。

<2021/7/21:追記>
このタナカマさんのコメントを気にされてる方がいるようなので、ソースはどこか調べて思い出しました。「ほらボド」の第335夜でした。
・日本国内のボドゲ出版戦国時代に思うところ
・ツイッターでの情報にどれだけの価値があるのか
・今後ゲームマーケットはどうあるべきか
非常に興味深い内容が熱く語られていますので興味ある方はぜひ聞いてみてください。


【ボドゲーマを知る】

その頃、ボードゲームの情報をもっと知りたいと思っていた私はポッドキャストにも手を出していた。一番のお気に入りは、「ほらボド」。

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「ほらボド」はメインパーソナリティーのmomiさんが、ボードゲームに関する話題をゲストと一緒に楽しく話すポッドキャスト番組だ。毎朝通勤時に車の中で楽しく聴いているのだが、新しい放送は全部聴いてしまい過去に遡って聴くほど夢中になっていた。

ある朝、私が聴いた回は、「ボドゲーマ」というボードゲームの総合情報サイトの特集回だった。
『第295夜番外編「ボドゲ情熱大陸Vol.6~ボドゲーマ運営スタッフ②~』


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「ボドゲーマ」というサイトは以前から知っていた。Google検索でボードゲームを検索すると必ずヒットするからだ。知っていたが、とても怪しげに感じていた。というのは、何やらボードゲームのデータベースサイトのようだが、個人が運営しているにしてはやたらと本格的すぎるからだ。

しかも会員登録まで出来るようになっている。これは怪しい。思わず会員登録でもしようものなら、ひっきりなしにスパムメールが送られてくるに違いない。騙されないぞ。そんなふうに思っていた。

しかし、「ほらボド」を聴いてみるとオーバードライブという会社が利益度外視で日本のボードゲーム業界発展のために頑張っているというではないか。

(詳しく知りたい方は、上記記事で若狭さんが詳細を書いていらっしゃるのでご参考ください。)

ボドゲーマ。なんと素晴らしいサイトだ。これはぜひ応援したい。でもどうやって?


【レビューを書く】

ここで、タナカマさんの言葉を思い出した。
「感想をツイートしても勿体ない・・・。」
「ここはひとつ、タナカマさんの言葉を信じて残る形でレビューを書いてみるかな。」そんな気持ちになった。

当然書くのは、ボドゲーマのレビューページだ。私は何か新しいことが始まることにとてもワクワクしていたが、それと同時に困った。なにせ今までデジタルも含めゲームはたくさん遊んできたが、レビューなどというものは書いたことがない。

最初はツイッターにツイートしていた内容をコピペしてみた。

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うん、出来た。
・・・。
出来たけど、全然足りない。字数も内容も薄くてペラッペラだ。しかもレビューというより中学生の感想文だ(笑)

でも楽しかった。理由は分からないがレビューを書いて公開するのは思ってた以上に楽しかった。それからいくつかレビューを書いていくうちに、色々と分かってきたこともある。

①レビューを書くとそのゲームをより深く理解できる。
レビューを書こうとすると、当然のことながら説明書をもう一度読み、プレイを思い返す。そしてそのゲームの何が良かったのかを自分の中で見つめ直すことができ、より深くそのゲームを知ることが出来るように思う。

②本当に好きなゲームは、いくらでも書ける。
これはまさにそのままで、好きなゲームのことはいくらでも書けるのだ。時には果てしなく暴走することもある(笑)
またこれはつまり、レビューを書くゲームは基本的に自分の好きなゲームに限るということだ。私はプロのレビュワーではないので、自分のあまり好きではないゲームのレビューは頼まれても書けないだろう。私のレビューにネガティブなことがあまりないのはそのせいだと思う。

私のレビューはまだまだ感想文の域を出ていないと思うが、それでも「ナイス!」を押してもらえると本当に嬉しくてニヤニヤしてしまう。

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もっとボードゲームについて深く知り、経験を積んで「ナイス!」をいっぱいもらえる良いレビューを書けるようになりたい。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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