家庭の孤食から見る家族
はじめに
第1章 孤食の実態
第2章 孤食の偏見
第3章 孤食の改善
おわりに
はじめに
孤食とは独りでご飯を食べることだ。
この行動から個人行動の良し悪しや、個人行動の必要か否かということを考えていきたいと思う。
昨今、おひとり様ご飯という文化がはやり出してきているということを考えてみれば、一人のご飯をとることも可能な世の中になってきている。
そこで、今一度考察してみたいと考えた。
第1章 孤食の実態
共食をとっている家庭が実際どのくらいあるのか。
朝食をほとんど毎日と回答したのは57.8%、週4~5日と回答したのは5.6%、週2~3日と回答したのが8.8%、週に1日と回答したのが5.3%、 ほとんどないが22.2%だ。(農林水産省データ)
夕食をほとんど毎日と回答したのは66.5%、週4~5日と回答したのは11.0%、週2~3日と回答したのが12.8%、週に1日と回答したのが3.8%、 ほとんどいないが5.5%だ。
このデータを見る限りでは、朝食と夕食どちらとも、半数以上が、家族と食を共にしていることがわかる。
逆に朝食と夕食では、共食していない数には開きがある。
朝食は、ほとんどないが22.2%で、夕食は、ほとんどないが5.5%だ。
朝食をともにしない方が多く、夕食は共にする現状を細かく分析すると、朝食は、小学生の男女を見てみると、朝食を食べない男子は34%と女子は26%と8%の差しかない。そして、高校生の男女を見てみると、朝食を食べない高校生の男子は76%で、朝食を食べない高校生の女子は41%と35%の差がある。この理由は、起きるのが遅く朝食がとれていないが一番多く、朝ごはんが用意されていない、太りたくないも少数意見としてあげられている。
この結果からしても、朝食は用意しきれず、作っていても起きるのが遅いなどの理由から朝食を軽んじてみていることが伺える。さらに、歳が増えるにつれて起きている。
しかし、夕食も実は一人で食べているいる人がいるのが事実だ。実は、小学生はそこまで、一人で食べている人は10%程度しかいないが、中学生になると、30%と増え、高校生になると27%と増えている。
夕食に関しても孤食化が進んでいて、この理由が、いつもみんなが好きな時間にたべているや、一人で食べるのが好きというのがあげられている。ここから、自由に家族で夕食をとっていることや、孤食化していることが伺える。
第2章 孤食の偏見
孤食がいけないと言われるようになったのは、1980年代の高度成長期の時代に共働き世代が増え、孤食化が進み始めたのが問題だ。
孤食がいけないとされた理由は、3つある。
1つ目は、正しい食べ方、マナーが身につかない。この理由は、大人と食べるわけではなく好きに食べていいと思い、自由にマナーを守らないで食べることが容易にできてしまうからだ。
2つ目は、子どもの栄養バランスが偏る。この理由は、大人が好き嫌いなく食べなさいと言われ、自分の食事を制限することなく食べることが容易にできてしまうからだ。
3つ目は、子どものコミュニケーション能力が育たなくなる。この理由は、大人と話す機会が減り、自分の会話を正しいか、発言的に間違えていないかを指摘されることが無いからだ。
この3つの理由を見ていくと、大人を介して話をしたり、栄養バランスも偏り、マナーも親に全て守られて、制限を掛けられなければ、ほぼ自由になっていってしまい、抑えが利かなくなることがよくわかる。
第3章 孤食の改善
孤食を改善するためにはどうすればいいかは、3つ改善例が出されてる。
1つ目は、手抜き料理を取り入れること。この理由は、毎日手の込んだ勝利を作ることだけが、「食育」ではなく、家族との食事時間の共有が大事だからである。
2つ目は、朝食はなるべく早く起きて作る。この理由は、朝食の方が家族が揃うことが多いので、子どもと一緒に時間を共有できるようになりやすいからである。
3つ目は、食事中はコミュニケーションに集中する。この理由は、子どもとのコミュニ―ケーションを大切にすることにより、大人とのコミュニケーションを学べるうえに、話の仕方が学べるということだ。
この3つをまとめると、家族との共食時間はとても大切で、なるべく一緒に取れるように、話をするようにを心がけてやらなければならない。
おわりに
私は、家族と共食することが多く、話のタイミングを学ばされることや、食べ方や料理の基本を教わったきがする。
共食の大切さはそこからきていたのだと、考えた。いつも自分のことばかりの食事をしないためにあると思った。
今コロナ禍になり、夕食の時間があまり、遅くまでできなくなり、食べることに関して、夕食がともにできる時間になりつつあるのではないかと思った。
朝食も夕食も手抜きでも、家族と話す時間や共に食事ができる時間があれば少しは問題ないのかとも思った。
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