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市場の成長期に注視すること。【sato流 市場戦略 講座Ⅰ⑫】

市場創造が始まりますと、時間経過とともに潜在顧客が次々に自社や他社の新しいカテゴリー商品を採用し始めます。

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市場規模もだんだんと大きくなり、ある変曲点を境に成長速度が速くなります。一般的にはシグモイド曲線のような成長軌跡をたどります。

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どんどん新規顧客が獲得できますので、自社の売上を見ると、前年同期比110%などと素晴らしい伸びを実現していきます。

しかしここで喜んでいてはいけません。

市場全体の伸び率を見て、それよりも高い伸び率でないといけないのです。市場全体の伸び率が150%であれば、110%の伸び率は市場が成熟したときには、シェアが取れていないことになります。

市場全体の伸び率は、POSデータや各社からの販売実績の発表や市場に関する記事などでわかります。

もし、市場全体の伸び率よりも低い場合は、営業強化と広告宣伝・販促強化です。

この時のポイントは、エンドユーザーにより近づくということ。

自社商品の取扱い店を増やして(=営業活動)、お客様と商品が接触する機会を増やしたり、マネキン(販売員のこと)による店頭販促やサンプリング、キャンペーンでお客様と当社が直接つながるようにします。

競合よりも先にお客様に自社商品を手に取ってもらい、印象に残るような活動を行うことが有効です。

競合よりも、よりお客様の心をつかむマーケティング活動をするということです。

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