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ビジョンの描き方。【コラム】

昨日書いたnoteで近所の商店街のフルーツサンド専門店をテーマにしましたが、そもそもこの八百屋さんはビジョンを描いていたのか?という疑問にぶちあたります。

なんとなくSWOT分析をして、市場環境分析をして・・という教科書的手順が見え隠れします。

確かにビジネススクールでは、このようなやり方を紹介されるのですが、これはあくまでも情報を整理するときのツールでしかありません。

どんなビジネスモデルにするとお客様に喜んでもらえるのか?というビジョンから始めます。(=先見力)そのとき頭に映像を浮かべてお客様が当店をワクワクしながら訪れる、商品を選んでいる姿が見えるまで、自問自答してイメージを固めていきます。じわじわとイメージが湧き上がるときもあれば、えいやっとぱーと浮かんでくるときもあります。ネットで調べると言うよりも、やはり現場でお客様を観察しながら、お客様と一体化するような感覚になっていると、浮かび上がるものがあるのです。

これを核にして、いろいろイメージをより色濃く作っていく感じでビジョンができあがります。

フレームワークというのは自転車で言えば補助車のような役割で、これに頼っているうちは、未来が見えてきません。自転車をえいやっとこぎ出すとすいすい前に進むように自分の中に浮かび上がる映像や感覚を頼りに組み立てていくのです。

そして粗々ビジネスモデルができあがると、次は精査していきます。事業性であったり、競合との位置関係(ポジショニング)であったりと市場の中でそのビジネスモデルの輪郭を描いていくのです。

こうやって、今までにない事業ができあがります。

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