ドラッグストア ココカラファインの心配りと集客・店内滞留時間について【勝手にコンサルティング㊱】
ココカラファインは少し遠いのであまり行く機会がありませんが、今日は行ってきました。
そして、また素晴らしい点を発見しました。
なんと、清算が終わった後商品をエコバッグに詰める台のところに、ポンプ式消毒用アルコールが置いてあるのです。
近くに沢山のスーパーがありますが、商品をエコバッグに詰める台のところにポンプ式消毒用アルコールが置いてあるところはひとつもありませんので感動です。
大概この台に置かれているのは、レジ袋やロール状の薄いビニル袋を開けやすくするために、水分を含ませたスポンジやくるくる回るタイプのもの(切手を貼るときに使うようなもの)です。
コロナの影響で、たとえ水がアルコールに代わっても、多くの人が指を突っ込んでいると思うと、それらに指を付けるのはちょっとためらいます。スーパーの中にはビニル袋の開け方として、「商品の中に水気のあるもの(例えば、アイスクリーム)などを触って水分を指につけると開けやすくなる。」というメッセージが台のところに貼ってあるところもあります。これも親切だと思います。
しかし、ポンプ式消毒用アルコールが一番ありがたいです。お金を触った後すぐに消毒できる上に、ビニル袋が開けにくいときに指を濡らすのにも便利です。
こういうちょっとした気遣いがあると、とても良いお店として印象に残ります。
コスト的にも、スーパーから出るときにも多くの人が入った時と同じようにアルコールで消毒していますので、結局そんなに変わらないと思います。
前にも紹介しましたが、ココカラファインの接客はいつもとても良いです。
ポイントも実際にはかなりお得なのですが、ポイントで釣るわけでもなく誠実を貫いている感じがお薬屋さんとして好感が持てます。
機会があればココカラファインを今後も利用したいと思います。
ただ、経営的目線で見ると、ココカラファインは、広い割にはお客様が少ないようで気になります。
駅前にあるドラッグストアや、賑やかな音楽につられて気分が高揚して買い物を楽しむドラッグストア、超安値というイメージや日用雑貨が安いドラッグストア、ポイントがよく貯まる印象のあるドラッグストア、ごちゃごちゃと狭い通路を右左見ながらついつい余計なものを買ってしまうドラッグストアなどのほうが売り場にお客様が多く、レジに並んでいるお客様が圧倒的に多い印象を受けます。お客様のレジかごを見ると、たくさんの商品が入っていて、実際売り場面積当たりの売上高はそのようなお店のほうが高いのでしょう。
誠実にお薬を売っている印象があるココカラファインですが、なんとなく入りにくく目的買いで終わってしまうのは、蛍光灯が少し寒い感じと整然と並べられた商品棚のせいかもしれません。
これが薬屋さんの本来あるべき姿だと思いますが、ごちゃごちゃした感じと安いというイメージがドラッグストアにはついていて、少し買い物の楽しみがないのが残念なところだと私は思うのです。整然としていて、どこに目的の商品があるのかわかりやすいのでいいのですが、なんだか倉庫に入ってピッキングしているような感じがします。
誠実な対応や心配りはそのままに、蛍光灯を少し温かみのあるものにするとか、(調剤薬局でも白の蛍光灯よりも、オレンジかかった温かみのあるところのほうが落ち着きます。)音は小さくてもいいので、品の良いBGM♪を店内に流したり、手書きの店内ポスターや季節ごとの健康対策アドバイス掲示板なんかも作ってお客様が居心地が良い店内にしてみてはいかがでしょうか?
商品点数が多く、お店も広々としていて他のお客様とぶつかったりしないので、滞留時間を長くする工夫をすると、目的買い以外に目についた商品も手に取って検討しやすくなると思います。
ココカラファインはとても気に入っていますので、これからもどんどん出店していって欲しいです。
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