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近所の高級食パン屋さんの考察【勝手にコンサルティングⅡ①】

近所に高級食パン屋さんが数年前にできました。生食パンが大流行りの時だったので、オープン時に並びましたが当日は買えませんでした。まあいつでも買えると思っていたのが、気が付いたら全然買わずに数年が経ってしまっていました。スーパーの食パンもかなりおいしいので、テンションが下がってしまったら買う気が起こりません。

客足はと言いますと、最近はお店に入っているところを見たことがありません。しかしお店は存在していますので、きっと私が通る時間帯はお客様が入っていないのかもしれません。

あるときは、呼び込みをしたり、ある時は試食(コロナ前)をしたりと努力されているところを見かけることが多くなりました。もう固定客のみとなっているのかもしれませんね。

さて、ここのお店を活性化させる方法を考えてみました。(職業病です。)

1.認知度アップを図る。


一番の問題は「乃が美」ほど認知度が高くないことです。食パンだけですから、「ちょっとパン屋さんに寄って、明日の朝のパンを買おう。」というのではなく、「ここの生食パンを買おう。」というお客様を増やさなければなりません。

商圏はご近所というよりは、2~3駅向こうからでもわざわざ来てもらう必要があります。そのためには、広くここの食パンを知ってもらう必要があります。

チェーン店で店舗数も沢山ありますから、本部で広告宣伝を強化するようにし、「乃が美」とは違う味わいや触感を訴えて「こちらもおいしそう!」と認識してもらうことが大事です。「乃が美」くらい有名になる必要があります。


2.出店場所の選別


出店場所を地域商店街ではなく大きなターミナル駅周辺にし、売っている場所のイメージも借りて高級感を演出することが大事です。ご近所のお買い物と、ターミナル駅周辺でのお買い物では金銭感覚が違うので、ちょっとお高めの食パンでも良い買い物をしたと思います。

また、お客様の人数が全然違いますので、少しマニアックな高級食パンを買いたい人もきっと多くいらしゃると思います。

3.この場所でお店を開くのなら、商品点数を増やす。


この場所でお店を開くのであれば、食パンのみでは入りにくいので、ジャムやバターやここの食パンを使ったフルーツサンドなど、見た目に華やかで通りを歩いていても目を引くような商品があると買いやすいと思います。


4.オープン時の教訓と立て直し


きっと美味しい食パンなのでしょうが、オープン時に品切れで買えなかったことはお客様を逃がしていると思います。お客様の意識が高いときに、一度でもそこで買ったという経験は、次お店に入りやすいので品切れは痛かったですね。

ここは、食パン以外でも高級な朝食やおやつを提案して、(例えば先ほどのフルーツサンドなど。)再度インパクトを与えて、今度こそは品切れせずにがっちりお客様をつかまえるといいと思います。




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