お客様の内側にブランド形成されるステップ【sato流マーケ講座Ⅱ➁】
1.ブランド化のゴール
ブランド化のゴールは、お客様の頭や心の中で特別に思って頂き、ご贔屓にしてもらうことです。
どんな状態かと言いますと、下のイラストのような感じです。
2.ブランド化のステップ
しかし、いきなりご贔屓にして頂くということはなく、下のイラストの通り、いくつかのステップがあります。
まずは「認知」です。その商品について気づいてもらう段階です。店頭で目にするだけでなく、意識レベルでその商品の存在を知ってもらいます。人は見ているようで意識したものしか見ていないのです。
次が「理解」です。存在に気付いてもらうだけでなく、より深く知ってもらう状態のことです。情報を仕入れたり、実際に使ってみたりして商品の良さを理解してもらう段階です。
そして「ファン」になってもらう段階です。その商品のことが好きになって、自分のテリトリーに入れてもらった状態です。
最後は「絆」です。もう自分のテリトリーの一部になっていて、なくてはならない存在になっています。他カテゴリー商品の購入の際にも、このブランドが付いていたら、一番に検討してもらえる状態です。身内みたいな関係ですね。
これらのブランド化ステップは、経験や情報の積み重ねで「信頼」を勝ち得て形成されていきます。
ただし、お客様はそれ程そのブランドのことを信頼しているわけではなく、単に「習慣買い」をしているだけというのがありますので、常にお客様の信頼度をチェックしておく必要があります。
単に「習慣買い」の状態ですと、他社からより良いものが出てきたときには、あっさりブランドスイッチされてしまいます。
以下、「3.経験の積み重ねとは。」「4.情報の積み重ねとは。」について解説しています。
3.経験の積み重ねとは。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?