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<TV番組アイデア>女性ターゲットで世界発信を考えた時代劇について【勝手にコンサルティング㉑】
「麒麟がくる」もいよいよ大詰めになってきましたね。最終回は2月7日だそうです。
さて、「麒麟がくる」を見ていてふと気が付いたのですが、日本には韓国のような女性向け時代劇がありません。
韓国の時代劇は「チャングム」以来、次々と面白くて興味深いドラマが出てきました。再放送も何度観ても飽きません。最近では従来タイプとは違い史実とあまり関係ない設定の「100日の朗君」も面白かったです。
これらに何故はまるかというと、女性目線で描かれているからだと思います。主人公も女性が多いですよね。画面も明るくて色目も鮮やかで見やすいです。衣装も華やかで王宮も美しくて見入ってしまいます。
それに比べ日本の大河ドラマは、男性ターゲットで男性目線で描かれています。
私は大河ドラマ大好きなのでよく観ますが、もう5~6年前に時代考証の小和田哲男氏の「軍師官兵衛」の講演会を聞きに行ったときに、200人ぐらいの聴衆のうち女性は4~5人でした。ほとんどがおじ様たち。「えっ!TVの向こうにいる人ってこの人たち?」とびっくりしましたが、そういえば、周りでも大河ドラマの話をする人はいないな?と納得しました。
ところで、韓国の時代劇をいろいろ観ていくうちに、韓国の歴史や文化が否応なしに頭の中に入っていきます。さらには「このドラマとあのドラマの時代関係はどうなっていたのかな?」「この役職って何?」と思ってネットで調べているうちに、ますます詳しくなって韓国についての理解も深まってきます。
現代ドラマだけでは、韓国の表面的なことしかわからなかったことが、歴史ものだと奥行きまでわかったような気になります。
そこで、日本も今後も観光立国を目指していくと思いますので、韓国ドラマのように、女性ターゲットで最初から世界に発信することを想定した時代劇を作ってはいかがでしょうか?
教科書で知った大阪城や京都よりも、ドラマ化されたあの場所のほうが興味がわきやすいと思います。
そして、海外の人にもっと日本のことを知ってもらって、いろいろな切り口から何度も訪れて欲しいものです。
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