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商品分析

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#ビジネス

『やかんの麦茶』を試してみました。【商品分析㉓】

秋になってやっと『やかんの麦茶』を買う機会がありました。 以前にコンセプトについて、書いたのがこちらの記事です。ご参考まで。 さて、早速飲んでみた感想は、 「とてもまろやかで上品にまとめられた味」 です。他のメーカーの麦茶こそ、やかんで入れた麦茶という感じの味わいで、後口少し苦みが残ります。 しかし、『やかんの麦茶』は、苦みが一切残らず、飲みやすいのです。一保堂さんの麦茶のような品の良さです。(ちょっと言い過ぎかもしれませんね。)味のまとめ方がさすがです。 「やか

『やかんの麦茶』【商品分析㉑】

TVコマーシャルを見て、思わずふっと笑ってしまったのが『やかんの麦茶』(コカ・コーラシステム)です。 綾鷹に続く第二弾が「やかん」ときましたか!という感じです。 ところで、『綾鷹』のコンセプトですが、 ------------------------------------------------------------------------------------- 急須でいれたような「本物の味わい」が楽しめ、本物のお茶で得られるような上質で満ち足りた気持ちが味わ

綾鷹の伝統工芸を支援するボトルデザイン【商品分析㉒】

本日、綾鷹を飲んでいて、 ふとパッケージの上のほうの文字に目が行きました。 綾鷹のこのパッケージデザインは、店頭で「なんかいい感じ」ぐらいに思っていましたが、このボトルを目の前に置いたら、ちょうど『琉球びんがた』(びんがた=紅型とは、豊かな自然風土の中で生まれ、独自の染技で育まれてきた沖縄の染物の総称。)の文字が目に入りました。 このパッケージデザインには脱帽です。 デザインの説明なら、パッケージデザインの下のほうや、裏面に説明を入れそうなものを、上に入れることで自然

辰広商事 シーフードミックス エビ・イカ【商品分析㉑】

本日の「日本経済新聞NIKKEIプラスワン」の「日経POSデータで読み解く 地域売上NO.1特集2020 1~12月」に『シーフードミックス エビ・イカ』が「冷凍シーフード ミックスカテゴリー」部門で売上NO.1になっていました。 この商品を私はよく買います。 何が良いかといいますと、パッケージデザインが高級感があり、写真の料理がとてもおいしそうに見えるからです。高級レトルトカレーのようなパッケージデザインです。 シーフードミックスと言えば、業務用のようなパッケージでシ

大森屋 『バリバリ職人』【商品分析⑳】

スーパーで目についたのが、『バリバリ職人』(30枚320円)という名前の味付けのりです。早速試してみました。 絶品です!! 従来の味付けのりと違って、厚みがあってウェーブ状でそのままバリバリ食べれるのです。韓国のりよりも分厚く、本当にバリバリです。お味は、普通の味付けのりより濃い感じです。 そのまま、おつまみやおやつとして食べることを想定されています。 食シーンの拡大ですね。 味付けのり=白いご飯 という領域から出たところがとても良いと思います。 ネットで調べる

ポッキー チョコミント【商品分析⑲】

スーパーでひときわさわやかなパッケージで目立っていたポッキーのチョコミント(2021年5月11日発売)を買ってみました。 バランスの良いさわやかな美味しさでした。また食べたくなるお味です。ポッキーとしても違和感なく、ずいぶん前からあったような感じです。 ポッキーは調べると1966年から発売しているそうです。次々と新アイテムや季節限定品を発売して進化を続けています。本当に凄いですね。 いろいろなアイテム展開をされていますが、ざっとまとめると、 ➀汎用品⇔高級品 ➁味バリ

『愛』こそが存在する最大の力。(アインシュタイン)【商品分析⑱】

緊急事態宣言下のゴールデンウイークの後半ですが、緊急事態宣言に入る前に、新しい本や雑誌を仕入れる暇がなかったので、暇に過ごしています。そこで、いつかは観ようと思ってお気に入りに入れていた動画を観て過ごしました。 ゆっくりじっくりと観てみると、おもしろいことに気が付きました。 一般の人が毎日4~5分アップしている飼い猫の日常の動画が、100万回も観られているのです。他にも沢山猫の動画があるのに何が違うのか、比較して見ました。 この大人気の動画は、さりとて奇をてらうことなく

ニコライバーグマンの有田焼花器【商品分析⑰】

ニコライバーグマンのインスタグラムを見ていて、一目ぼれしたのが、この花器でした。 ヨーロッパのどこかの国の陶器かと思いきや、有田焼でした。 パッと見た感じ有田焼とは思えないほど異国情緒な雰囲気を漂わせていました。 ネットショップやカードの説明によると、 「ニコライ・バーグマンは、以前より日本の伝統工芸の細部にまでこだわる職人技や、時間と手間を惜しまない制作とその歴史に、深い尊敬の念を抱いてきました。(略) 実際に有田焼の窯元を訪問して職人と語り合うなどの機会を経てき

クレラップとサランラップのパッケージ比較【商品分析⑯】

ラップを十分に比較検討して買ったことはなく、なんとなく雰囲気で選んでずっと使い続けていたのが、「クレラップ」です。 ところがスーパーで品切れだったので、しょうがなく「サランラップ」を買うことにしました。 そして、使ってみると私にとっては「サランラップ」のほうが使い勝手が良いことに気づきました。 しかも、「サランラップ」のほうがずいぶんとお安いのです。 では何故「クレラップ」を買い続けたかといいますと、それはパッケージデザインです。 私はラップの機能として、「さっと切

『サンタ・マリア・ノヴェッラ』の石鹸の凄いところ。【商品分析⑮】

以前ご紹介しました『サンタ・マリア・ノヴェッラ』の石鹸を、その後もいろいろなアイテムを試しております。 そして使い続けてみて、本当の凄さがだんだんわかってきました。 なんといっても、泡立ちが控えめですがさっとこするだけですぐにシャボン玉のような大粒な感じで泡立ち、すすぐとすっと消えてししまう点です。洗っている間の石鹸のぬる~とした感じも控えめですが、伸びが良いという感じ。洗ったあとはしっとり感が持続します。とてもやさしい感じの使い心地です。 香りも主張は控えめながらも、

NHK『世界はほしいモノにあふれている』ピエール・エルメ・パリ 日本代表登場【商品分析⑭】

 先ほどの『世界はほしいモノにあふれている』にリシャール・ルデュ (ピエール・エルメ・パリ 日本代表)が出演されていました。食材探しの様子についてでした。ピエール・エルメ氏もいつも世界中をまわって食材を探しているというお話を聞いたことがありますが、リシャール・ルデュ氏もあちこちに足を運んでおられるのですね。  芸術的なお菓子が紹介されていて、見ているだけでとても幸せな気分になりました。お菓子のお色目も、パッケージもとてもかわいく豊かな気持ちになります。  そして、お菓子作

食べるスムージー(カゴメ)【商品分析⑪】

(画像はカゴメHPから) 『食べるスムージー』概要   10月16日(金)より阪急うめだ本店地下1階にオープンした、カゴメの直営店舗「KAGOME GREENS Catch the Rainbow」で、さっそく「食べるスムージー」を購入、試してみました。 詳しくは、カゴメのHPをご覧ください。 どういうものかと言いますと、カゴメのスムージーをゼリーのように少し固めてポーションカップに入れたもの。  スムージーは、朝食や昼食の時に1本飲むという感覚でしたが、これだと、

『美しい万年筆のインク事典』(書籍)【商品分析⑩】

  とても良い本が出ていました。武田健著の『美しい万年筆のインク事典』(株グラフィック社)です。 「万年筆とインクのきほん」から始まり、「色の世界へようこそ!」ということで、約700色の色とメーカー、それにストーリーやテーマが紹介されています。パイロット、セーラーといったメジャーなものから、ご当地インクや希少インクまで書かれています。ほとんどが初めて見るものばかり。 著者が10年かけて集めたインクの一部を色ごとに分類されたそうです。本当にお疲れさまでした。お陰様で、万年筆

スターバックス キャンパスリングノート 【商品分析⑨】

 スターバックスの店舗からミルクパックを集めてつくったノートを試してみました。2019年8月30日から発売されていたようです。最近気づきました。  表紙、裏表紙の部分が再生紙のようです。  表紙がざらざらとしたコーティングがほどこされ、「ピーチピンク」と名付けられたピンクがとてもきれいです。デザインも「SUSTAINABLE」「RECYCLE」というメッセージが楽しく入っています。道徳的観点からちょっとお固く「SUSTAINABLE」を伝えているものが多いので、新鮮です。