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ポール・ゴーギャン / メトロポリタン美術館
わたしの好きなポルトガル語⑥:にんげん(ninguém)
こんにちは、さちこです。普段は、外国の方に第二言語としての日本語を教えています。どうぞよろしくお願いします。
ポルトガル語がほとんどわからないので、
1対1の時は知っている単語を総動員して何度も言い方を変えたり、
電子辞書で単語をちょっと引いたりしながら、なんとかやりとりをします。
そんな相手側にもかなりの忍耐と想像力を要求するやりとりに付き合ってくださる方には、有難いやら申し訳ないやら感謝の気持ちでいっぱいです。
フル回転の脳はしばらくするとオーバーヒートを起こし、集中力が切れて、
耳で聞いた音が流れていくだけの状態になってしまうことがあります。
複数人で話している時などは特に。
ある日もそんな状態になった時に、
「〜〜〜〜〜、にんげん〜〜〜〜。〜〜〜〜、」
「〜〜、にんげん〜〜〜〜〜〜〜。」
と聞こえてきました。
「人間!?今、人間って言った!?え、日本語のこと、話しているの!?」
と集中力を奮い起こして聞いてみるも、トピックは日本語のようではありません。
狐につままれたような気持ちになりながら、辞書を引いてみると、
ありました!
意味は「誰も…ない」
ninguémは「誰も〜ない」
人間は「誰も〜ない」!?
このミラクルな対応は本当に偶然なのでしょうか。
何らかの結びつきがあるのではなかろうかと思ってしまうのです。
※お読みくださり、ありがとうございます。
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