つよしの半生

北海道のかなり北の小さな町で生まれたつよし。


北見とか?

よく聞かれるけど、道産子からすると北見は「東」だよ。




マイマザーは普通の会社員。


普通よりはちょっとおっさんぽかったかも。

ヨレヨレのスウェットと足首入りそうなくらい穴あいたジーパン履いて

月初にタバコ3カートン買って、4、5日で一升瓶あける人。とにかく酒とタバコ。

あと本。ほぼブックオフ。


お金かけるのは趣味の箏と三味線だけ。

つよしも3歳くらいから弾いてたぽい。


父親はいない。本当にいない。

どっかにいるんだろうけど会ったことない。

顔も年齢も生死も知らぬ。

生まれたときからジジババとおばさんと母上と5人暮らしだった。


一人っ子で従兄弟もいなかった。

家の中では王様。


うなぎは真ん中のところ。

焼き魚はカマと目玉。

毛ガニもフルーツも非常に食べやすい状態で出てくる。




王様つよし。

めちゃ人見知りの幼少期を過ごして

(というか高校くらいまでは初対面の人と話すのがめちゃ苦手だった)


小学生の頃は本当に勉強しかしてなかった。

だから今でも運動がクソほどできない。平均よりできるのは水泳くらい。


そんな芋陰キャつよし。

メンヘラ開花した中学生まで地元で過ごして高校は旭川市へ。


地元にも高校はあった。

偏差値的な問題だったり

実家にいたくなかったのと

田舎にいたくなかったのと


人生で一番勉強ができた小学生の頃に

「今、学年で一番成績が良くても外に出たらどうなんだろう‥」

て思ってた気がする。

これまじ頭よかった。小学生でこれに気づけたのまじえらい。

けっこう我慢してやっと地元を離れられた。


そんで高校はクソ厳しいミッションスクールに通ってたのさ。コートまで指定だったわ。


でもまあ不満はなくて、

普通の高校生ってかんじ。勉強と友人と少しの厨二病で構成されてた。




そして極めて都心へのアクセスが良い関東の某大学の工学部へ進学。


小→中→高と成績は驚きの右肩下がりだったんだけど

小学校のピークが高かったおかげでギリ入れた。

あと現代文がめちゃできたから。これはマイマザーとブックオフのおかげ。


本当に

「よく大学入れたね」

みたいな点数取ってる。


でも徐々に都会へ出ていく作戦大成功。




憧れてた接客業バイトでコミュ障を無理矢理克服。

2年の春休みに短期のボランティアで海外行って

英語喋りたい海外行きたいって思って

一留して3年夏休み明けから9ヶ月留学して


っていう、リクルートスーツで喋りそうな経験した。


ほんでノリで大学院進学して特に優秀な成績を残すこともなくなんとか卒業して

今年の4月から新潟でフリーター。




意外とね、大した経験してない。


小学生の頃をピークに右肩下がりというか

レールからどんどん外れていってるというか。


これが良かったのか悪かったのかは

クイズ☆正解は10年後




大学院とか留学とかすごいって言ってもらえるのは嬉しい。確実に自分のステイタスにはなってるんだろうな。


でもね、けっこうどうでもよい。

今はもうそのへんのことエンタメと思ってる。


つよしが大学院行ってたとかちょっと面白いじゃん。

コントの小ボケ的な。


もっと大ボケかませるようにこれから生きてく。




コント:つよしの人生

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