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トラブル発生 苦しくてどうしようもない時の心の使い方を、腹痛から学ぶ。

こんにちは、TO-JIBAのひろみです。
今日は私が最近経験した「苦行」から得た、ピンチを乗り越えるヒントをお伝えします。

苦しいのに逃げられない

苦行とは身体を痛めつける事によって自らの精神を高めようとする宗教的行為。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

私は普通の人なので、苦痛をひきおこすような修行をしません。
敢えて苦行をしなくとも、日々起こるハプニング、トラブルで事足りています。
思いがけない「歓迎しない出来事」だからこそ、学ぶことがあります。

突然の腹痛

土曜の夜、晩御飯の後に子どもたちと「あつまれ動物の森」をテレビに繋ぎ、とたけけさんのライブを見ていました。
何か調子がおかしい…と思ったら、ほどなくお腹がめちゃくちゃ痛くなりました。
その後、急激に悪化。変な汗は出るし、嘔吐と腹痛が止まらずトイレに数時間こもるはめに。

抵抗する心

苦しいので、「嫌だ」と感じます。
「いち早く、この状況がなくなって欲しい」と願います。
でも、願ったところでお腹の痛さは変わりません、それどころか不安や苛立ちで苦しさが増します。

思考は過去に。
「もらったパインを食べ過ぎたせいだ。」「南国フルーツに弱いのに、おいしさに負けた」「途中でダメかもと思った時に止めておけばよかった」
終わったことを振り返り、後悔します。

そこから、未来へ。
「このまま良くならなかったら、どうしよう。」「明日の予定は、無事こなせるだろうか?」「茶碗洗いと、洗濯できないなぁ」
そんなの、イヤー。
考えても、わからないことを思い悩みます。

腹痛+抵抗する心=苦しみ増量

実際の腹痛という現象に、自分の「嫌だ」と思うが苦しみを増しています。
過去を悔いたり、未来への不安「妄想」。

自分の思考を目撃することで、増量された苦しみから、腹痛という身体的な現象よる痛み=「等身大の苦しさ」に戻すことができます。

観察する自分

トイレに横たわるくらい、めちゃくちゃお腹が痛く、大げさながら、死ぬほど痛いわー、ってくらい。
でも、どこかにその自分を観察している自分がいます。
職業病でしょうか?笑
進んで、苦行をしたいとは全く思わないのですが、こういうどうしようもない苦痛な時こそ、新たな気づきがあります。

自分が苦しみを作り出す瞬間を目撃するのは、とても興味深いです。

時間軸を変える

今、私は土曜日の出来事をパソコンの前で打っています。
すごく辛かった記憶はありますが、あの時と同じレベルで痛さを思い出すことはできません。

土曜の夜、私は思考を観察すると共に、トイレの中で未来の自分を想像して、今をしのいでいました。

渦中の自分は大変だけど、少し未来の自分は、大丈夫になっていることを知っています。
そんなことも忘れて未来の自分は、お菓子をバクバク食べていたり、もしくは話のネタにしている、と思うと、同じ状況なのに少し気持ちが楽に。

喉元過ぎれば熱さを忘れる

熱いものも、飲み込んでしまえば熱さをすぐ忘れる。
諺通り、「受けた恩をすぐ忘れてしまう」のは困りますが、お腹の痛さは忘れても問題なし。
私は、今辛く感じることも、未来の私はだいじょうぶ!と、自分を励ます意味で使っています。

去年の今日、悩み事は何でしたか?

ありありと思い出すことはできますか?
当時辛かったことも、今では思い出になっていることもあるでしょう。
その出来事があったからこそ、今がある、ということも。
中にはトラウマとなるような辛いこともあったかもしれません。
でも、多くは忘れ去り、流れていきます。

では、今の悩み苦しみはどうでしょうか?
未来の自分から見た時、未来の自分なら何て言う?

今どうしようもないと感じる人へ

まずは、その出来事から生じる自分の思考を観察しましょう。
コントロールできることと、できないことに分けます。
どうしようもないことを、嫌がりすぎていませんか?
あー、そうかも、と気づけたら、少し楽になります。

諦める=明らかになる

諦めちゃダメだ!など、ネガティブなイメージのこの言葉。
本来「諦」という漢字は…

つまびらかにする。いろいろ観察をまとめて、真相をはっきりさせる。まこと。

マインドフルネスにおける「気づき」に繋がります。
こうしたいけれど、叶わない。
欲しいものが得られない。

多くの苦しみは、「自分の思うようになっていない」ことに対してです。
自分のどんな「欲」があるのか、思考を観察します。
それが明らかになった時、等身大の苦しみに戻すことができます。

本当はこうであって欲しいと思うけど、できない時もあるよね。

そう気づけたときの心は、おだやかです。
嫌がりすぎたり、怒ったり、他人のせいにせず、そこから新しい一歩を踏み出すことができます。

心の避難訓練

ピンチの時、誰もがその出来事に巻き込まれ、冷静になんてできません。
何でもない時に、平時に「気づく」訓練をすることをおすすめします。
マインドフルネスで、日々トレーニングすると、大変な時自ら被害を拡大することが減ります。

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。
あなたの今日が良い一日でありますように。


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