シェア
作成した小冊子の紹介をしています。 見開きを一枚の写真・一つの詩で綴りました。 …
遠い昔に友人を元気づけようと、送った詩です。 宮沢賢治ファンの皆さん気を悪くしたらごめん…
心許なさが産毛のように全身を覆いつくすとき 私は美しいノイズを聴く 水のにごり、陽のにじみ…
今日は何よりという日 黄砂が少なくて何より いつもの公園に光が満ちて何より 新緑の芽吹きが…
黒から白へ向かう無限の諧調にモノクロームのすべてがある。 モノクロームの白に光を感じ、モ…
海と河の交わる汽水の町。 空の下、河口が大きく拡がり、 海へと流れ込む。 河の音が、海と交…
そして旅は続く この先は海で戻る道を知らない 漁船に人影はなく 遠くの犬の声も聞こえない ずいぶんと前に陽が沈んだ気配があるのに いっこうに昏くならない 湿度を含んだ重たい風が 背骨をぬらしている 歩き回っているときに 靴音が聞こえないことに気づいた 疲れた身体を引きずると 音が消えるのだと納得した 空腹なので手を広げてみた たくさんのものを見失ったから 手の中が空っぽになってしまった ポケットを探ろうとしたが 小さすぎて手が入らない 砂と海の間に 細い白線が浮かんで
昨日、夢で人が死んだ。 その人は詩人だったので、詩を残した。 言葉が溶けて白い壁に沁みだし…
孤独の反意語が見つからない 本当の孤独をしらないので、見つからないのだろうか? 孤独には反…
渇水のダムに霧がかかる。 深く静かに去っていくものがある。 長く生き過ぎたと思う。 還暦を…