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浅い眠り、遠い目覚め

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心に移り行くことがらを、備忘録のように書き溜めています。
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記事一覧

山かげの村で

山々が村を覆い、小さな谷をつくる。 陽は山陰に消えて静寂のとばりが降りる。 光が消え闇へと…

satedon
2週間前
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モノラル・ひとつの プロローグ

毎年梅雨の時期に大和郡山のとほんさんでイラスタレーターの青豆さんと二人展を開催しています…

satedon
3か月前
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モノラル・ひとつの/鈍色の空に冬の梢が滲む

作成した小冊子の紹介をしています。 見開きを一枚の写真・一つの詩で綴りました。 鈍色の空…

satedon
3か月前
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モノラル・ひとつの/昨夜からの雪が降り続いている

作成した小冊子の紹介をしています。 見開きを一枚の写真・一つの詩で綴りました。 昨夜から…

satedon
2か月前
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モノラル・ひとつの/初雪の降る日

作成した小冊子の紹介をしています。 見開きを一枚の写真・一つの詩で綴りました。 初雪の降…

satedon
2か月前
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モノラル・ひとつの/冬の訪れを告げる雨が降っている

作成した小冊子の紹介をしています。 見開きを一枚の写真・一つの詩で綴りました。 冬の訪れ…

satedon
1か月前
15

モノラル・ひとつの/初冬の光が美しく木々を包み込む

作成した小冊子の紹介をしています。 見開きを一枚の写真・一つの詩で綴りました。 初冬の光が美しく木々を包み込む。 梢が光に溶けて空に消える。 刻々と変化する朝の光と、 木々や草花を通して、 瞬間、瞬間に出会っていく。

モノラル・ひとつの/私が、楽しんでいたとき

作成した小冊子の紹介をしています。 見開きを一枚の写真・一つの詩で綴りました。 私が、楽…

satedon
2か月前
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田中美津さんを悼む

田中美津さんが亡くなった。『いのちの女たちへ とり乱しウーマンリブ論』(田畑書店、1972年…

satedon
2か月前
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モノローグ・ひとつの / モノラル

作成した小冊子の紹介をしています。 見開きを一枚の写真・一つの詩で綴りました。     …

satedon
3か月前
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雨にも負ける風にも負ける

遠い昔に友人を元気づけようと、送った詩です。 宮沢賢治ファンの皆さん気を悪くしたらごめん…

satedon
4か月前
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心許なさが産毛のように全身を覆いつくすとき

心許なさが産毛のように全身を覆いつくすとき 私は美しいノイズを聴く 水のにごり、陽のにじみ…

satedon
5か月前
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今日は何よりという日 写真詩

今日は何よりという日 黄砂が少なくて何より いつもの公園に光が満ちて何より 新緑の芽吹きが…

satedon
5か月前
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ヨーロッパの闇と光 高橋巌を悼む

ネットニュースで高橋巌さんが死去されたことを知った。老衰95才と記されていた。 手元にある「ヨーロッパの闇と光」(イザラ書房)の奥付をみると昭和56年8月31日となっている。私が22才の頃に買った本だ。それ以来この本をずっと手元において読み続けてきた。もう43年の付き合いになる。 「ヨーロッパの闇と光」から得たものは大きい。知ったことも多い。 シュタイナーと出会い、ゲーテ、ノヴァーリス、フリードリヒ、ユング、リルケを知った。シュタイナーを通して志村ふくみさんの作品と出会った