アメリカ セドナ カセドラル・ロック ボイントン・キャニオンetc
セドナ
さて、今年のパワースポット巡りはアメリカ、アリゾナ州のセドナだ。といっても急いで出かける必要はないからね。ここは、年末年始に訪れなければご利益は授からない、ということはないので安心だ。
なんかこのところ調子が悪い、不運続きだ、常々自分を見直してみたいと思っていた、新しく生まれ変われるようなビジョンが欲しい・・・。ちょっと待った、スピリチュアルビジネスの案内じゃないんだな。でも、何かやってみないことには何も変わらない、というのはそうに違いない。そこでネイティブアメリカンの間で語られてきたグレート・スピリット、偉大なる精霊がお出ましになるという大地に立ち寄ってみよう、何かヒントがあるかもしれない、そんな気まぐれだけである。
アメリカの西部。フォーコーナーズが見えている。その南西がアリゾナ州。ズームイン。
アリゾナ州。中央下にフェニックス ( Phoenix )。画像中央あたりにセドナの町がある。
セドナ ( Sedona )。右横の道路はフェニックスにつながっている。
衛星画像は、2023年12月8日。マーカー地点は、セドナ。道路を表示してある。右下のフェニックスとは車で2時間ほどの距離。
赤茶けた大地だ。昔からこのあたりにはシナグア族などの先住民が住んでいた。現在はその子孫とされるホピ族やナバホ族などが住んでいる。シナグア族は泥と岩で住居をつくっていたので、その遺跡や岩絵が残され、陶器なども見つかっている。
定住して農耕を営んできたホピ族、狩猟・採集によってきた遊牧民のナバホ族は、生あるものには魂が宿り、万物のなかに精霊を見いだす精霊信仰のなかで生きてきた。世界の始まりについては、グレート・スピリット、偉大なる精霊による創造神話が語り継がれているという。
上の方からボイントン・キャニオン、セドナの町、エアポート・メサ、カセドラル・ロック、ベル・ロック、コートハウス・ビュートが見えている。
ネイティブアメリカンにとっては数多くの聖地があり、とりわけベル・ロック、カセドラル・ロック、コートハウス・ビュートには強力な精霊が住んでいると信じられている。観光客や地元住民のなかにも、その地で霊的な覚醒を体験したという人がいるそうだ。
右にセドナの街。左がウエスト・セドナの街。下はセドナ空港、その近く、右斜め上がエアポート・メサ。
エアポート・メサ
赤い岩肌、砂ぼこり・・・不毛の地、セドナ自体は19世紀末から白人が入植してできた町である。セドナ空港は街よりも高台につくられている。エアポート・メサというだけあって、空港の近くにある台地である。セドナにやってきた観光客が真っ先に登ってみるスポット。360度の眺望が見られる。
等高線を表示してみると、標高1300mの街、1400mの空港、1450m以上のメサの高低差がわかる。
参考衛星画像は、2022年3月12日。
層をなしているメサの地形がわかる。
カセドラル・ロック
セドナの南側。画像中央。
道路をはさんで右下にベル・ロック、コートハウス・ビュート。太陽は下から照らしているから、地表の陰が上に伸びている。
参考衛星画像は、2022年3月12日。
真横から見ると、岩の重なり具合やたたずまいが大聖堂のようなので、カセドラル・ロックと呼ばれている。
ベル・ロック
左がベル・ロック、ベルを伏せた形の岩山。右がコートハウス・ビュート、塔がある裁判所のように見える岩山。
観光スポットの付近にはトレイルが整備されていて、ハイキング、マウンテンなどを楽しめるようになっている。ベル・ロックのほうは、なんとか登っても降りるに降りられずレスキューのお世話になる人が多いそうだ。コートハウス・ビュートのほうは無理だろう。
ボイントン・キャニオン
上の渓谷がボイントン・キャニオン。
右の中央に出産の洞窟の遺跡がある。左の中央には住居跡、パラトキ遺跡。
右にゴルフ場が見える。そのすぐ左横の岩山に出産の洞窟が残っている。コヨーテのような動物や強烈な日差しから身を守るために妊婦がこもり、出産したとされる洞窟が残っている。人気の観光スポット。
岩山に囲まれているので、岩壁に気をとられていると迷って出られなくなるな、これは。
パラトキ遺跡
中央。
左の岩山の岩壁に遺跡がある。だいたい1150年から1400年の間につくられたシナグア族の住居跡。のちにホピ族が定住した。
セドナ空港
ここは自家用か観光用の軽飛行機、ヘリコプターしか利用できないそうだ。
今年もお付き合いいただき有難うございます。皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。よいお年を!!
注記)
a.衛星画像は、欧州宇宙機関 ( European Space Agency : ESA ) が運用する EO ブラウザからスクリーンショットしたものを使用しています。.
b.地図画像・参考衛星画像は、ESRI が運用する World Imagery Wayback からスクリーンショットしたものを使用しています。
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