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地球のエナジーを感じるアイスランド

アイスランドに行ってきた。
ビョーク、そして初めて行くまでは本当に氷におおわれた島だと思っていた。

この日は、留学を機にそのままアイスランドに住み続けているという
優しいお兄さん(プロのガイドさんです)に案内してもらった。

テーマは「自然エネルギー」。レイキャビックからバスで郊外へ。
切り立った海岸線と、どこまでも続いていそうな苔の平原。
とても不思議な風景が続く。

そこに突然、あちこちに水蒸気が上がる場所に到着。どこか懐かしいような「硫黄」の匂い。
近づいてみると、地面からボコボコと土と熱湯が湧き上がっている。面白い!
確かツアコン時代に、草津や別府で出会った風景に似ている。

そして最大の露天風呂と言われる「ブルーラグーン」へ。
施設はとても綺麗で、水着に着替えて真っ青なお湯の中へ。
ぬるっとしたお湯と、泥が肌にいいので顔や腕にペタペタとパック。
気持ちいい〜!

ここは地熱発電所と繋がっていて、超高温のお湯が発電用のタービンを回し、
その後ちょうどいい温度になったお湯をこのブルーラグーンに流してくれて、
みんなのリラックス施設になっているという。まさに一石二鳥!

途中、地熱でクッキングしている小さなレストランを見学。その横には地熱で野菜や果物を栽培しているビニールハウスが広がっていた。
最近は欧州では栽培が難しいトロピカルフルーツも作られていて、輸出までしていると聞き、驚いた。

最後は地熱発電所へ。
とてもシンプルな作り、かつほぼ機械で操縦しているとのことでスタッフはあまり見かけなかった。
今アイスランドでは使用するエネルギーのほぼ100%を自然エネルギーでまかなっている。
そもそも環境問題などを意図してやったわけではなく、元々資源が豊富ではないアイスランドの自然な選択だったと。
電気料金も驚くほど安く、生活者にとても優しい。いいなあと。

福島の事故があって、エネルギーについて考える必要に迫られている日本にも
ヒントにできることはあるなと。そこにある自然から得られるエネルギーを活用する、発想。
他(海外、途上国)から奪わない、発想。

まずこの地熱発電所の技術は日本の企業ががっつり入っている。
さらに、地熱発電所と温泉施設の両立ができない議論があるが、
ブルーラグーンを見ているとしっかり両立できている。方法はありそうだ。

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