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「儲けるだけではいけませんよ。」法事で聴いた話が今の自分に深く刺さった。

今日は義祖母の法事があった。お寺さんがお経と、途中法話をして下さったのだが、その話がとても印象に残っている。

商店街のある街のお寺さんが、あるお店を経営しているお家でお経をあげたときに、法話の中でこんな話をされたそう。

「がんばって儲けてください。でも儲けるだけではいけませんよ」

その法話をきいた人はなぜそうなのか、じゃあどうすればいいのかが気になって仕方なく、後日お寺さんを訪ねてその答えをきいたそう。すると、

「儲けることができた、すなわち何かを成し遂げたことは、自分の一人でできたことではなく、かならずそこに達するまでに物や人の多くの支えがあったから出来たことである。だから、儲かったら、一度後ろを振り返って、そのことに想いを致しなさい。そしてその儲けをお陰様でと、支えてくれた周りに戻していくことが大切です。」

と。成功を自分だけで握りしめてしまうと、そこには垢が溜まっていくだけ。手放して流していくことが大事だと聞いた。

転がる石に苔はつかない。
すべてのものごとの向こう側に人がいる。

今の私の心にスーッと針が刺さるような感覚を覚えた。
今の私があるのは、また日々の仕事や生活ができるのは、多くの人の支えがあってこそなのだということを、忘れてはいけない。

さらに、お寺さんの法話は続く。
「近江の商人が、商売をする上で、むかしからずっと大切にしてきた考え方に、『三方よし』というものがあります。それは、『売る人よし、買う人よし、社会よし』というもので、自分にもお客さまも、そして社会も笑顔になる商売であれば、ずっと続けていくことができますよ、というものです。

これからやろうとしていること、今まさに取り組んでいることを、時々立ち止まって確認しながら進めていくことをちゃんとやっていきたいとおもった。

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