言葉を知りたいと思った夜だった
一歩先へ。
そう目標を定めてから動くまでがまたずいぶん時間がかかった。
意識しないでただやってみることがこれほどにも人間にとって難しいことなのかと実感しながら月日が経ち、今日江國香織さんの本を8冊購入してきたのだった。
彼女を知ったのは確か小学生のころだった。
他にはない魅力的な言葉が印象的で生涯の中で最も好きな作家だ。
だが、私はこの28年の中で数えるほどの彼女の本しか読んでいないことに気づく。覚えてるのは3冊くらい。冷静と情熱のあいだ、東京タワー、がらくた。
それで