色々と考えさせられる出来事(突然何かが起きると、当然だが影響は大きい)

会社の取締役が緊急入院した。病名は大動脈解離。幸い。命に別状はなかったが、さすがに業務に支障が出る。彼は支社のトップでもあり、企業関係の営業を一手に担っている。

PCも持っていったまま、お客様との交渉の状況が把握できない。ばたばたの日々が数日続いた。結果的にはなんとか体裁取り繕って業務は進行したのだが…これを自分に置き換えてみる。彼の仕事は営業と支社の管理。言い方は悪いが替えはきく。もちろん支障はあるが、彼しか関わっていない業務カテゴリーはない。

正直、裏方仕事に関していえば、専門職でありある程度の共有はされていても、業務そのものに替えがきかない。吹けば飛ぶような小規模事業者なので、バックアップの人材など確保する余裕はない。

これまでは、個人的な思惑もあって私の業務はブラックボックスにしてきた。まあ、現実的に業務を振れる人材がいないのも事実ではあるのだけれど。何度か書いたかもしれないが、私は過去の経験値で業務をこなしている。経理、総務、コンプラ、企画、簡単なデザインからシステムの管理まで手を染めている。もちろん、それに伴い銀行から役所や士業との連携まで、馬鹿げた量の業務がある。後は、会社全体の今を把握する為に各拠点から情報を連絡させる個人的なネットワークも内々に構築している。それがないと仕事が進まないからだ。

正直、私が入ってから売上は増え人も増えたが雑務増えた。大概の事はこなせるので片っ端から引き受けた。というかやるしか無かっただけだけど…

正直、50人も居れば一人ぐらいPCやらのシステムに強い奴がいそうなものだがめぼしい奴も居ない。というか、そんな人材より営業出来る人材の方が会社としては欲しいわけだ。

結果、一昔前なら定年に手が届く年齢の私が全部のPCとネットワークとサーバー管理しているヤバい状態なのだ。

まあ、ぶっちゃけ倒れたり辞めたくなってしまえば知ったこっちゃないのだけどねぇ


元経営者、某サイトで大賞→小説出版歴有り。現在、金融関連役員(中小企業)コンサルティングも行う何でも屋。証券外務員一種。基本…ただのオッサン