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【セトリ両日ネタバレあり】BUMP OF CHICKEN ホームシック衛星2024 広島公演2日目 ライブレポ2024/3/21

地元広島で開催したBUMP OF CHICKEN のライブ。いつでもあの日に戻るための備忘録。というよりはライブで曲を聴いて感じた歌詞解釈かも。

※断片的な記憶を繋いで書くので、多少順番は前後するかも。悪しからず。


【入場】
入場するとスクリーンに広がる宇宙。
何かと交信するような電子音。
スクリーン左には大きな鉄塔。

voyager然り、宇宙には音がないはずなのに、宇宙を感じさせるのがBUMPだなあと思う。

たまに現れる流れ星に少し心を躍らせながら、開演を待つ。会場の外とはまるで違う世界観が、やっと"実感"を湧かせた気がした。

【0.開演】
場内のSEが大きくなり、照明が暗くなる。
それに反射するように拍手が起こる。

画面中央に星の鳥が映り、花の名のイントロの"あの音"が流れると羽ばたき飛んでいく。

よく見ると星の鳥は複数の小さな星が集まってできていることが分かる。
「なるほど、だから"星の鳥"なのか。」と自己解釈。

海を渡り、荒野をかけ、雪山を越える星の鳥。
オーロラを横目に飛んでいるのは、この16年のBUMPの軌跡を表現しているのだろうか(aurora ark/arc)

雪山を越えると見えてきたのは大きな星の鳥の大地。王様とその仲間達が星の鳥に届くように作った"アレ"だ。(ギアナ高地が元ネタだろうからいつか行ってみたい)

星の鳥が向かう先はその中央に空いた穴。王様が眠る場所。星の鳥は王様に会いに来たんだと思うととても嬉しくなった。 

【1.星の鳥】
黒い画面に赤というかオレンジの文字で不気味なカウントダウンが始まる。(ストップウォッチのようなのでカウントアップ?)
鉄塔には横向きに赤い「BUMP OF CHICKEN」の文字が浮かぶ。

複数に並ぶ2桁の数字は、20進数だったり70進数(?)だったりでその意味を考えてしまうが、結局分からずに、意味を考えるのも野暮だなとこじつけて考えることは放棄した。

(あとで、見返して気付いたけど、MV集"orbital period"内のメーデーにはこの数字が時折映る。2008年のツアーと同じ演出らしい。)

そして数字は28で止まる。

舞台に出てくるメンバー達。逆光になって分からなかったけど、気付いたらもう全員出てきててびっくり。

余談だけど、星?というかダイヤ?のマークが1つずつ出てきて4つになる演出があるんだけど、ちょっとダサくてここ笑っちゃう。ごめん笑

藤くんがギターをかかげ、拍手が起きる。
BUMP OF CHICKENのライブが始まる。

【2.メーデー】
星の鳥からメーデーに繋がり、藤くんが歌い始める。思ったよりめっちゃ声低い!(名古屋でも思ったけど、また思った。)

最初は会場暗かったような?気付いたら青と白のPIXMOBに照らされて会場は眩しくて綺麗な情景。GOのMVのような感じ。

1番が終わり、2番が終わり、Cメロ。
"祈るようなメーデー"のあと"ウォウウォウウォウウォウ"といつもよりウォウマシマシだったけど、あれでかっこよくなる藤原基央ズルい。

「こんばんは、BUMP OF CHICKENです!何しに広島来たか分かってるか??君に会いに来たんだよ!!!」

藤くんの煽りに声と拍手で応戦。
ラスサビ、コーラスががっつり入ってきてその綺麗さにも感動。

「離さないまま外まで連れて行くよ 準備はいいか?」

2曲目にしてこの歌詞変えはアガらざるを得ない。

「再び呼吸をする時はずーっと一緒に」

藤くんの声掛けに全員の「メーデー!」で応える。最高の幕開け。

【3.才悩人応援歌】
赤色の水が宇宙に滲むように、音に合わせて波紋が広がる映像。この波紋は超新星爆発(supernova)に似ている。

才悩人応援歌はbe thereやホームシック1日目のセトリでも聴いたので、聴き馴染みはあるはずだった。

「そんな奴がさぁ頑張れってさぁ」

ここで完全に心掴まれた。こっちまで苦しくなるような振り絞るような声の出し方。

「死にたくなるよ 生きていたいな」

歌詞変えも相まって報われなくても必死に生きている描写に拍車がかかる。この曲を死ぬほど聴いた時期が自分にもあったな。

最後は皆で「ラララーラララー」で締め。
3曲目でこの盛り上がりはやばい。

【4.ラフ・メイカー】
怒涛すぎて正直あんまり記憶ない()

1日目のセトリはダイヤモンド、対になるようにカップリングを入れてきたのか。orbital periodと同じく2008年リリースのpresent from youからの選曲か。

才悩人応援歌の熱が冷めないどころか、増していった。

【MC①】
ここのMCはあんま覚えてない。
チャマ「ホームシックツアーへようこそ!16年ぶりのリバイバルツアーです。前のツアーにも来てた人ー?」

このあと、何言ってるか分からない観客との掛け合いがありつつ。声出し練習しつつ。セトリへ戻る。

【5.アルエ】
激しい前奏が始まり、驚いて、一瞬何の曲か忘れてしまった。あ、アルエだ。気付いたら一緒に口パクで歌ってた。

FLAME VEINの曲って聴けるとなんか嬉しい。

「We can get all」

僕らは何でも手に入れられる。シンプルだけど勇気を貰える歌詞変え。情熱は約束を守る。


【6.ハンマーソングと痛みの塔】
ヒデちゃんのドラムから始まる長めの前奏。
ハンマーソングが始まる!

無意識に横に揺れてた。この曲ほんと楽しい。

映像はメンバーの姿と人工衛星だったかな?(違う曲かも)
人工衛星がメンバーに被って見えん…!ってなる時があるけど、全貌が明らかになったらそんなの気にならないくらいかっこよかったな。

「同じ高さまで降りてきて〜 降りてきて〜」

↑かわいい。

【7.ひとりごと】
少しずつ大きくなるイントロの音に、「ひとりごとが聴ける!」とテンションが上がる。

優しい「ねぇ」から始まる。

この曲は、「優しさ」について苦悩する「僕」を描いている。意識した優しさは君のような本当の優しさではないのだろうと。

自分自身、意識して人に優しくすることが多く、この曲には共感する部分が多い。ひとりごとの「僕」のように優しくなりたいと行動するが、そう意識してしまっている時点で優しくないのではないかと。

ただ、「優しくなりたいと願う君は誰よりも優しい人(Stage of the ground)」と歌うように、藤くんの中で既にその答えは出ているのかもしれない。

藤くんも自分と同じ苦悩を抱えること、それを肯定してくれること、この2曲に救われる人は多いと思う。

「ありがとう 笑ってくれたおかげで今は笑える」

この歌詞変えを聴いて感じる。今この瞬間、自分もまた藤くんを肯定する存在になれていると。

【8.花の名】
「会えて嬉しいってのはここにいる大勢のことじゃないよ?大勢の中の1人ひとりの君に会えて嬉しいってことだから」

イントロにこの語りを入れてくるとか死人出るぞ?この曲頭パンクしてほとんど覚えてない。
以下覚えている範囲で

「一緒にいた夜を忘れても一緒にいたことは忘れない」

「生きる力を借りたから生き抜くことで返さなきゃ」

あと、「あなただけに会いにきた歌をやる」「歌を歌う」とか珍しい感じの話し言葉の歌詞変えがあった気がする…覚えてないの悔しい。何が悔しいってきっと藤くんにも一生歌えない事。

大きくて綺麗な地球が上から降りてくる映像。
最後は音が大きくなるとともに照明のチカチカが早くなっていく演出。MVのメンバーを疑似体験できるようで嬉しい。

【9.飴玉の唄】
君を失いたくない僕の気持ちを表現した曲。
なんとなく綺麗で素敵な曲だと思って今まで聴いていたけど、

「限りある君の その最後に触れて 全てに勝つよ」

実際にこのフレーズを聴いた時、衝撃で鳥肌が走った。それは「飴玉=君」だという事に気付いたから。

「飴玉食べた君が笑う」

僕の気持ちを他所に笑いながら、飴玉と共に最期が近付く「君」。切なすぎるやろ!

この歌詞に「飴玉の唄」という曲名を付けたの天才がすぎる。

生で聴くことで新しい気付きが生まれるライブのこの瞬間が好きだ。

スクリーンは、鳥のように地面を俯瞰して飛ぶような景色が流れていた。もしかしたら、鳥じゃなくてflybyを表現しているのかもしれない。

【10.東京讃歌】
センターステージへ移動。チャマとヒロがスタンドの上の方まで手を振ってくれた。

この曲は名古屋でも聴いたんだけど、来月、地元広島を離れて暮らす事になる自分にめっちゃ刺さった。しかも今日はその広島で聴けるというオプション付き。いつまでも故郷を大切にしたい。

「誰が決めたんだっけ」って歌詞、深いよね〜。

それと、藤原基央のハーモニカは重要無形文化財にします。

【MC②】
チャマの「メンバー紹介させてください!」でMCスタート。ひと通りさらっとメンバー紹介したところで「それでは、増川さん!」と急にヒロに振る。

いつものようにグダるかと思いきや第一声元気に「ばり、最高!!」

その後は、「まあ、なんていうか、言わなくても分かってると思うんですけど、楽しくやらせてもらってます!」みたいないつものヒロ節。

「今日8日目ということで、ツアー折り返しなんですけど、8日目は8日目にしかないので」と今ツアー定番の流れ。

ホームシック衛星のリバイバルについて話すヒロ
「僕らこのツアー16年前もやってて、まあ16年前はやってないんですけど…ごにょごにょ」
いつものようにグダる。

すかさず藤くんがヘルプに入る「そんな言えない?そんな言えない?笑 16年前やったツアーのリバイバルツアーね」

さらっと説明する藤くんに「さすがや…!」となった。

ヒロ「ほんと信じられないです。ヒデちゃん見でごらん?」

会場「???」(たぶんまじで誰にも伝わってない)

ヒロ「こんな大きいモニターなかったよ??こんなの信じられる??」

藤くん「誰目線でヒデちゃんに話してんの?同じメンバーでしょ笑」


一言振られたヒデちゃん「○×¥♪%☆%〜」
(たぶん会えて嬉しいみたいなこと)

藤くん「俺にはギリ聞こえたぜ」

誰が言ったか覚えてないけど、「ヒデちゃんはここにあまり来られないので、ここでまだ何曲かやっていいですか?」で後半戦スタート。

【11.真っ赤な空を見ただろうか】
名古屋公演では歌詞間違えてジャイアンみたいになってたと噂の真っ赤。

照明はオレンジだったか黄色だったか。幾つかのスポットライトが観客を照らす。

「あなたの痛みはあなたのもの(観客指差し)」

この歌詞変えでこの曲の「あいつ」が「僕」になるのを感じる。

あと「ふたり」と「ひとつ」、「ひとり」と「ふたつ」を指でやるの楽しい!

「そんな心馬鹿正直に 抱きしめてきたあなたに会いにきた」

こちらこそ会いにきてくれてありがとう。本当に。
あと字余りでも無理やり詰め込んで歌うとこ好きです(告白)


「だからせめて続けたい 続ける理由ならここにある(観客指さしながら)」

あの時、ドキドキしながら聴いたポンツカ。活動を続ける選択をしてくれてありがとうとここを聴いて思った。

今回は歌詞間違えなくて安心したけど、どうやらもごもごしちゃったらしく、曲が終わった後に危なかったねって言ってた。

【12.かさぶたぶたぶ】
ヒデちゃんのドラムから始まる。

「声出してくれるなら、手拍子もしてくれるかい?」みたいなことを藤くんが言ってパン、パパンの手拍子が始まる。

てかこの手拍子むずくない?油断したらすぐズレる。リズム感皆無。

みんなでかさぶたぶたぶ歌うのも楽しかった。

あと、ヒデちゃんの手拍子がチンパンジーみたいでツボ。さすがメンバーに森の賢者って呼ばれてるだけある。

最後の手拍子前に藤くんが"あと1回!"のジェスチャーをした後、メンバーみんなが指揮者みたいに止めてくれて終了。

花道を戻るメンバー。
観客にわちゃわちゃ連続パンチして帰る藤くん。

【13.望遠のマーチ】
1日目のセトリはアリアで名古屋で聴いた時は予想外すぎてめっちゃ嬉しかった。今日は何がくる??とワクワクしがら1音目を待つ。

(ちなちに歌詞がボイジャーが出てくるってのとアリアと同じaurora arc収録ってことで話がしたいよだと予想してた)

聴こえたイントロ(というかイントロのイントロ?)は望遠のマーチ。何かか始まる前の静けさみたいな、雪国の夜明けみたいな(?)あの音。めっちゃ好き。

ギターが入って会場が盛り上がる。藤くんが歌い始めてさらに盛り上がる。

「行こーうーうぉうおぉぅう!よっ!」

青や白の光レーザーに会場が照らされる。PIXMOBも光ってたかな?

「かっこいいこと言えたらいいよなぁ!」

aurora arkと同じアレンジ、かっこいい。

間奏で「東京ドーム広いか」ばりに喋る藤くん。なんて言ってたか覚えてないけど「会えて嬉しいぜ広島」とかだったと思う。

最近aurora ark見たばっかりだったし、久々に聴けたの嬉しかったなあ。

【14.ray】
rayのイントロが聴こえて0秒でワイパー準備。
チャマが空中を蹴る。

正直、演奏されたのセトリの中で1番予想外だったかもしれない。ホームシックの雰囲気的になさそうってのと、最近のツアーでは必ずと言って良いほど両日演奏されてたのに1日目では聴かなかったから。

でも、すぐにあのフレーズを歌える嬉しさの方が勝ってた。

場内は青と紫と緑のレーザーが飛び交っていてどこか生命力を感じるような演出に思えた。

ギターソロを気持ちよさそうに弾くヒロ。
本当にさっきのグダってた人と同一人物ですか?

サビ前の手拍子と◯×△のハンドサインをしっかりやって、お待ちかねの

「生きるのは最高だ!」

こんな言葉を叫べるのはBUMPのライブくらい。
このフレーズを歌わせてくれるところが粋。

【15.プレゼント】
アコギを持った藤くんが歌い出す。

プレゼントはbe thereでは1度しか聴けなかったので、改めて聴けるの嬉しいと思ってた。

演奏終了後、チャマと笑い合う藤くん。

以下、藤くんによる説明(概略)

「ごめん、何笑ってんのか分かんないよね。今起きたことを説明すると、俺アコギ持って歌い出すじゃん。で、アコギの音をゔぁーんって最強にするエフェクターってのがあるんだけど、それを"このままだって良いんだよ"ってとこでスイッチ踏んで、キタキタキターって気持ちよく弾いたのよ。でも演奏し終わって足元みたら、全然関係ない隣のスイッチがふぁーって光ってた。あの俺がキタキタキターって弾いてたのはなんだったんだってチャマと笑ってた。」

じゃあエフェクターかけずに聴けたのこの日だけじゃね?となんか得した気分になった。

曲についての感想あんまりない(というか記憶ない)けど、ただただ圧巻のパフォーマンスって感じでした。アコギかっこよすぎ。

【16.fire sign】
この曲も聴けると思ってなかったので嬉しかった。声出すパートがある曲は会場に一体感があるのと、自分も曲の一部になれているような気がして好き。

be thereと同じで、1日目supernovaの枠か〜となった。
じゃあもう終盤だな〜、ん?あれ?天体観測なかったことないか???

と、ここで気付く。
今までBUMPのライブで天体観測を聴かなかったことがなかったのですごい違和感。アンコールでやるんかな?とかちょっと期待した。

「天体観測が人気すぎて、あえてやらない時もあったけど、それはそれで違うんじゃないかってなってまた演奏するようになった。」的な話はなんかの映像で見たことあるけど、本当にやらないとしたらかなり驚き。

その時代の"尖り"を表現しているのか。それともあくまで"楽曲は平等"だという気持ちの表れなのか。

少し脱線するけど、名古屋で聴いたsupernovaに歌詞換えがなかった。

天体観測にしろ、supernovaの歌詞変えにしろしないこと、"しないこと"にも意味を感じさせるのがBUMPって感じがする。余白の美。

本題に戻りまして、fire signは皆で「ナナナ」を歌うのがめっちゃ楽しくて、ずっと原キーで歌ったので、後半息がしんどかった。(小並感)

【17.星の鳥 reprise】
照明が暗くなりスクリーンに映像が映し出される。16分割だか25分割だかされた画面。忘れてしまったけど、ひとつひとつの画面に不思議な、どこか宇宙観のある映像。円盤化されたらそれぞれ何の映像なのかちゃんと見てみたい。

repriseの意味は反復。王様が亡くなった後の星の鳥の再来を表現しているのかも。

【18.カルマ】
静かで少し気味の悪い雰囲気から一転、激しいカルマのイントロが流れる。

場内の照明は赤、あと青いレーザーもあったと思う。映像は皆既日食が進む様子。(別の曲かも)

「星の鳥 reprise→カルマ」の流れはorbital periodと同じ。なんならreprise終わったら、空耳でカルマのイントロ聴こえるし。

カルマは「テイルズオブジアビス」を意識して作られているのは知ってる(見たことはないし、やったこともない)

ただ最後の歌詞、「必ず僕らは出会う」「十字架」「約束」このあたりのフレーズは王様と星の鳥の関係を意識していると感じざるを得ない。だとしたら、reprise→カルマの流れも自然すぎる。

【19.voyager+α+flyby】
この曲を聴けるだけでホームシック衛星に来る価値がある。映像は大きな星の鳥。

+αの部分、初めて聴いた時は混乱で何も分からなかったけど、2回目ともなるとほとんど歌詞も覚えれた。

「きっとまた巡り逢えると心の奥が信じてる」

ライブは終わっちゃうけど、本編最後の曲でこのフレーズがあることが、これからの心の支えになる。

途中から銀テと紙吹雪が徐々に舞いはじめ、白い光の中気付けば絶景だった。

「忘れても構わない忘れないから」

ありがとうBUMP OF CHICKEN。
今日のことは忘れない。

【本編終了後】
徐々に聴こえるsupernova。今日はfire signじゃないのね。

水分補給もそこそこに気付けばみんな歌ってた。
てかスタンドにめっちゃ声通ってた女性いたよね?


メンバーが出てくる。
藤くんがオレンジのタオルを丁寧に掛ける。
「アンコールどうもありがとう」

【en.1 とっておきの唄】
最初の「ゆっくりでいいから〜」で会場が少しざわついた気がした。演奏はPATHFINDER以来らしい。

思った事をそのまま歌詞にしたような良い意味でBUMPっぽくないストレートなとこが好き。

「ちょっとずつアルバムを重くしよう」って歌詞素敵すぎてこれ聴けただけで満足。

「時々口ずさむその唄少し覚えたからちょっとでも一緒に唄わせて」とか、解像度高すぎてちょっと苦しいもんね。

穏やかに演奏する4人が見てて癒された。あれは僕(リスナーひとりひとりへの)へのラブソングだった。何でもない日が記念になった。

【en.2 ガラスのブルース】
藤くんが「もう一曲歌ってもいいかな?」と尋ね、拍手と歓声で応える。

4人が向かい合って演奏が始まる。ライブの最後にガラスのブルース聴くとなんか泣きそうになる。

「ガラスの眼をした君が叫ぶよ!」

ちょっと「広島」って言って欲しかったな〜。

でも「僕は今を叫ぶよ!」のあと「会えて嬉しいぜ広島!ありがとう!」って言ってくれたのでどうでも良くなった。

「ギター増川弘明!」

みんながヒロに注目する。
タイミングを見計らったかのように(多分違う)、ギターを弾く右手が大きく上がる。
やっぱ増川弘明かっこ良すぎる…

でもジャンプの着地は失敗したらしい笑(見てなかった)

ガラスの眼を持つ猫は星になったよ 大きな声も止まったよ
命のカケラも燃やし尽くしてしまったね 得意のブルースも聴けないね

ガラスの眼を持つ 猫を思い出して
空を見上げて ガラスのブルースを

毎度ここ歌わせてくれるの最高。あとリスナーみんな歌上手くね?

演奏が終わり、メンバー1人ずつステージを去っていく。

ヒロ「楽しかった!ありがとう!」


チャマ「みんなに行っておきたいことがあるー!」
「な〜にー?」
チャマ「それはー!今日のライブについてだー!」
「え〜?」
チャマ「最高のライブでしたありがとう!」

これ準備なしに完璧にできたの嬉しいしみんな凄い。

そして、藤くんだけがステージに残る。

【藤くんラストMC】
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今日も昨日と変わりません。
一番伝えたかったことはライブ中ずっと言ってたことです。
君に会えて嬉しい。君をずっと探してた。君に会えて良かった。

16年前、ツアーに来て俺たちの音楽を受け止めてくれた人、その時は俺たちのことを知らなかった人、行きたかったけど参加できなかったひと、まだ生まれてなかった人もいるかもしれない。

そんな君が今日ここに来てくれて最高の音楽になりました。

少しドライに考えてみてほしい。
ライブはほとんど同じことの繰り返しです。
セトリ、機材、アレンジ、コード。
歌もCDやサブスクでみんなが普段家で聴いてる歌を歌ってます。
違うのは生かどうかってことくらい。

じゃあなんで今日みんなここにきたの?

(会いに来たよー!)

そう俺も会いにきたんだ。
16年前参加した人、来れなかった人、生まれてなかった人。同じことの繰り返しだけど、今日ここに広島の地に集まって聴いてくれたことで今日だけの歌になりました。
全部君のおかげです。本当にありがとう。

新しい曲も歌うし、昔の曲、その日だけの歌を歌い続けます。また会いにくるから聴いてくれる?

(拍手)

(拍手に対して)16年前もそうだった。

16年前に同じようにライブをした。
君が聴きつづけてくれたから、同じように16年後ここで歌えてます。

次はいつ会えるかな???
ははは、分かんねえよな笑

今までの曲も新しい曲も歌い続けるからまた会いに来てほしい。

明日は今日の続きだから。体調崩さないでね。
ご自愛召されよ笑
ご自愛召されよって日本語おかしいか。
でも伝わればそれで良いんだ。

汗かいたからお風呂入ってあったかくして寝てね。

今日は本当に会えてよかった。また会おう。
またね。ばいばい。おやすみ。
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一度ステージを去ろうとしたけど、走って戻ってきてタオルのを投げて帰ってた。タオル羨ましい〜〜〜。

【ライブ参戦を終えて】
藤くんがライブは「曲を聴いてるくれる君に会う場所」であるように、自分にとってライブは「BUMPに会う場所」だ。今回は、BUMPが地元に会いにきてくれたことがとても嬉しかった。

前述した飴玉の唄然り、ライブでの発見もあるし、聴こえ方が変わる曲もあるし、もっと好きになる曲もある。僕はその瞬間に逢うためにBUMPのライブに行ってるのかもしれない。

個人的な話をすると、4月から住む環境、働く環境が変わるが、いつだってどこだってBUMPの曲は自分の味方だし、支えだ。地元を立つ前でのライブはそれをひしひしと感じた。

ありがとうBUMP OF CHICKEN。これからもずっとあなたたちの曲を聴き続けるよ。そしてまた会いに行くよ。

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