【カウンセリング事例】駄々をこねる子供の対応方法
2020年4月22日㈬です。今回は買い物中に駄々をこねてしまう子供について悩んでいるクライエントについてのシェアになります。
どのような対応方法がよいでしょうか。GOOD事例、BAD事例を確認しましょう。
フュ~イゴ~👇👇👀
【駄々をこねる子供】
あなたは、エンドウタロウくん(小学1年生)のカウンセリングを担当しています。
タロウくんは場所を問わずに寝転がり駄々をこねるクセがあるようです。
母親はその行動にとても困っているものの、「人前で恥ずかしい思いをしたくない」「周りの人の迷惑になるから…」と駄々をこねるタロウくんの希望を聞き入れてしまうようです。
生後3ヶ月の女の子もいるため、とても大変そうです。
↓↓↓
母親とのカウンセリング時の内容。
あなた
「エンドウさん、本当に努力されておりますね。ところで、エンドウさんはタロウくんの目的に気がついていらっしゃいますか?」
母親
「そうですね…。妹へのヤキモチ…でしょうか。母親である私の気を引きたいと思うんです。」
あなた
「さずがですね。ではエンドウさん、私から1つご提案があるのですが、よろしいでしょうか。もしも、無理だと思ったり、イヤな気持ちになるようであれば、実行しなくても構いませんので。」
母親
「はい。どんな事でしょうか。」
あなた
「タロウくんに”注目しない”というのはいかがでしょうか。具体的にはどんな行動がとれそうですかね?」
母親
「なるほど。例えば、駄々をこねる場所から離れるとか、子供がついてこられないスピートで歩くとか、でしょうか…。」
あなた
「タロウくんから目を離さずに実行できるといいですね。他にはどんな対応があるでしょうか?」
このようなケースでの
【GOODな対応】
『タロウくんと母親の双方に無理なくできそうな対処方法を考える』
対応の根幹となる考え方についてはカウンセラーが提案できます。
しかし、具体的な行動についてはクライエントと一緒に考えましょう。
【BADな対応】
『カウンセラーが具体的な提案を行い、クライエントに強要する』
よい対処方法が見つかった場合は、クライエントに実行してほしいと思う気持ちがあると思います。
しかし、その提案を受け入れるか否かはクライエント次第です。
クライエントの負担になるようでしたら、本来のカウンセリング内容とは別の問題が生じる可能性もあります。
クライエントが素直に提案を許否できるような雰囲気を作り、カウンセラーも提案を強要しないようにしましょう。
【まとめ】
✅駄々をこねる子供の目的に目を向けるようにする。
問題行動(駄々をこねる)の中から子供の目的を見つけ出す。
✅駄々をこねる目的がわかったら、その子供の気持を認めてあげる。
✅クライエントにとって無理のない対応策をクライエントと一緒に考える。
👆感想。
駄々をこねる子供の場合、多くは「商品がほしい」というよりは「かまってほしい」というケースが多いと思いました。
極限に「子供に注目しない行動」を心がけるのではなく、無理なく実行できる「子供に注目しない行動」をクライエントと一緒に考える姿勢が大切だと思いました。
はい。いかがでしょうか。
今回はこちらで以上となります。
よろしければコメントもお待ちしております。
最後までお読み頂いてありがとうございます。😉
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