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【カウンセリング事例】ゲームで夜ふかし、遅刻が目立つケース

2020年4月22日㈬です。今回はテレビゲームに熱中してしまい、朝に遅刻が目立つケースについてのシェアになります。

GOODな対応とBADな対応をチェックしてみましょう。

フュ~イゴ~👇👇👀


【テレビゲームに熱中してしまうケース】

あなたは今、中里リコちゃん(小学4年生)とその母親のカウンセリングを担当しています。

今回は2回目のカウンセリングです。

母親は、リコちゃんが遅くまでテレビゲームをしており、時々遅刻するリコちゃんを心配しております。

リコちゃんは、物静かで自分の気持ちをなかなか表現してくれません。

前回のカウンセリングで、家族の一日の過ごし方についてヒアリングすると、両親は共働きで帰りが遅く、その間リコちゃんはテレビゲームをして時間を潰している事がわかりました。

そこで母親は、「寂しさから現実逃避しているのではないか…」と考えに至り、できるだけ早く家に帰るようにしたようです。

その効果もあってか、学校に遅刻するほどの夜ふかしはしなくなったようです。

しかし、依然としてテレビゲームに熱中する傾向が続いているようです。

そこでの会話。↓↓


カウンセラー
「前回から今まで本当によく頑張ってこられましたね。学校に遅刻しなくなったのは、中里さんの努力の賜物です。本当にすばらしい事だと思います。」


クライエント
「はい…。でも、依然としてテレビゲームへ熱中する事が多くて、まだ心配が尽きません。」


カウンセラー
「習慣化されたものをいきなり辞めるのは難しいものです。そこで提案させて頂きたいのですが、もしも、無理そうでしたら遠慮なく仰ってください。

例えば、テレビゲームの遊ぶ時間を決める事はできませんか?」


この内容の

【GOODな対応】

『ルールを設ける』

日常生活の中で新たなルールを決めて守る事は大変な事です。

しかし、問題行動が習慣化してしまう背景には、ルールの線引がないのが原因とも考えられます。

ルールはカウンセラーが一方的に決めるのではなく、話し合って決めるようにしましょう。



【BADな対応】

『母親にもっと早く帰るように頑張ってもらう』

母親の帰り時間を早めた事で若干の改善がみられたので、もっと早く帰宅する事を頑張ってもらうのも一つの方法かもしれません。

しかし、家族の事情があるなかで、母親にさらに強い負担をかける行動を促してしまうと、今度は母親が疲れてしまう可能性があります。

無理のない範囲の提案を行い、最終判断はクライエントに委ねるようにしましょう。


【まとめ】

✅テレビゲームは完全な悪ではないが、やはり節度は大切。

✅テレビを遅くまで見たり、ゲームを遅くまで行なって寝坊するのは、ルールが曖昧であるか、子供と親の間に無理な約束があるから。

✅子供も大人も無理のない範囲のルール作りを行いましょう。

👆感想。
一方的なルール作りは危険だと思いました。子供や大人に負担が大きいルールをいきなり作るのではなく、余裕のあるルールからはじめてみるのもありだと思いました。😉


はい。いかがでしょうか。

今回はこちらで以上となります。

よろしければコメントもお待ちしております。

最後までお読み頂いてありがとうございます。



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