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第17回 ファッションとサステナビリティ③ファッションの裏側


第17回目の、サステナはてなのお時間です🙋‍♀️🌎

ファッションを愛する男・ことちゃんをお迎えした「ファッションとサステナビリティ」企画も今回が最終回。

①服の買い方 ②服との付き合い方 についてお喋りしてきましたが、③ではファッション業界の裏側について考えました。

「ファッションを愛している!」と自信を持って言うためには、その背景を知る必要があると思います。

まずは現状把握から!


ファッション産業は、製造にかかるエネルギー使用量やライフサイクルの短さなどから環境負荷が非常に大きい産業と指摘されており、国際的な問題になっています。

そんな中でも服の供給量は増え、価格はどんどん安くなっています。

一人当たりの年間平均を見ると・・・
・衣類購入数:約18枚
・手放す服:約12枚
・着用されない服:25枚
というデータがあります。

昔と比べて服の価格が下がり、服を買いやすくなりましたが、
環境に負荷をかけてまで作られた服のほとんどが着用されていないという現実。

詳しくは、環境省のウェブサイトをご覧ください↓↓


服をより安く作る方法とは?



服の原材料を抑える他に、賃金の安い国で縫製をするという方法があります。
現在、洋服の縫製は中国やベトナム、バングラデシュなどのアジア圏が主流です。

縫製工場の中には、残念ながら労働環境が整備されていない場所もあります。
そんな中で起きてしまったのが、ラナプラザの悲劇。(=ダッカ近郊ビル崩落事故)

商業ビルが崩壊し、亡くなった方は1,100名以上。
その中には縫製工場があり、働いていた多くの方が犠牲となりました。
大量の発電機と数千台にも及ぶミシンの振動が、崩壊を誘発したと報告されています。

ビルは、床面積を増やすために違法増築が繰返されていました。
崩壊以前から亀裂が入っているという報告がありましたが、オーナーはそれを無視して営業を続けていたそうです。

ラナプラザでは、日本のアパレルメーカーの服も作られていました。
このような劣悪な環境で、自分が着ている服が作られていたら、、、どう思いますか?


服は人を輝かせますが、光があれば闇もある。
闇の部分にも目を向け、そこをなるべく少なくしてファッションを楽しみたいですね。

このポッドキャストが、ファッションのサステナビリティについて考えるきっかけとなれば嬉しいです。
ゲストのことちゃん、ファッション愛溢れるお話をありがとうございました!

服について語り出すと止まりませんね。

ファッション愛オールナイト(日時未定)を、お楽しみに!





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