(追記:2021-03-11 19時)2011年3月11日から、10年の月日
タイトル画像は、2012年12月1日に気仙沼市の安波山公園から気仙沼漁港方向を撮影したものです。当時、災害復興に携わっていたNPOが、日帰りで「気仙沼の現状を見る」ツアーを企画されていたので、参加した時に撮影しました。気仙沼市内を回り、地元企業の方と話をしたり、地元の旅館で昼食をいただきつつ、お話を伺ったりしました。
そして、ここから数枚、当時撮影した画像の中から、「震災遺構」的なモノの画像をUPします。
今は目にすることがなくなった「第18共徳丸」。あの時の津波で約500メートルも陸に押し流された漁船で、その大きさ「全長60m、総トン数330トン」です。ネットで改めて調べると、なんかすごく情報がバラバラなんですよね。ということで、参考にしたサイトのURL掲載します。(https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000133535 ,2021.3.10 16:03 確認)
その漁船の大きさ、文字・数字ではイマイチ、ピンと来ないですよね。ということで画像載せます。
片側1車線道路を余裕でふさいでます。近づくと
写っている4名は全員、成人男性です。いかに大きいものかというのが分かるかと思います。
当時、周囲は復興に向けて、整地・かさ上げが始まりつつある状態でした。
この「第18共徳丸」も「震災遺構」の1つとして保存が検討されましたが、解体されました。
気仙沼市には気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館(https://www.kesennuma-memorial.jp/)があります。
東日本大震災については、他の自治体でも震災遺構はあります。
そして、東日本大震災に限らず、日本各地に「災害伝承碑」があります。国土地理院地図(https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/denshouhi.html)では2020年8月21日から「災害伝承碑情報」を公開しています。全部の情報がそろっているわけではないと思いますが、一度見てみるのもいいかもしれません。
地震の予知は難しいだけに、常日頃から、頭の片隅にでも置いておきつつ、避難行動や避難生活をイメージしておくだけで、現実となった時の心の持ちようは変わるかもしれませんね。
追記(2021年3月11日19時)
日経新聞の公式サイトで被災地の定点映像が公開されています。その動画の29秒付近で第18共徳丸があった地域の震災当時と現在の様子が映っています。
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