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RPP広告で商品CPC入札額はどうやって決めてますか?

これまで色々なジャンルのRPP運用代行をお受けしてきて
現在メンバーシップ限定で公開している
RPP広告管理用スプレッドシートの公開となりましたが
これには様々な試行錯誤がありました。

まず質問です。

あなたはその商品の商品CPC入札額をどうやって決めていますか?

私も現役でショップ運営を行っています。
※今はイベント組み、クーポンスケジュールなどをするだけの責任者ですが。

私のショップの商材の場合、
「BIGワードのキーワード入札」だけで
ROAS700%超が取れる商材です。

なので、

「ROASが取れるキーワード入札」を見つければ
RPP広告はROAS1000%を目指せる。
お宝キーワードを探そうぜ!

そのように思っていました。

そこで調子に乗った私は、
某スキルのマーケットにてRPP運用代行を始めました。

しかし、キーワード入札でROASが全く取れない商材にであいます。

商品単価が安く、キーワード目安CPCが高く
ROASが200%ほどしか上がらない。
RPP運用代行の壁に早々に当たります。

そこで商品CPCでの運用に切り替えます。
やっとまともな運用が出来るようになります。

では、商品CPC10円〜40円の差って一体なんだろうと。

楽天のECCに尋ねてみたら
「ショップ内での序列をつけるためのもの」

との回答でした。

しかし、明らかにおかしい。

商品CPC入札10円の商品の方が40円より
上位に表示されたのです。

ここで仮説。

商品にはそれぞれ評価(スコア)のようなものがあり
それに入札額をかけることで
表示順位が変わるのではないか?

・商品CPC10円でBIGワードでPR表示される商品

それが存在するのも合点がいきます。

そこでスプレッドシートを自作し
商品CPC入札によるクリック数の推移を追いかけることにします。

しかしここで問題。

キーワード入札を行っていると
商品CPC単体でのクリック数の推移がわからない。

1商品で複数でキーワード入札をしている場合
1商品の1日毎のキーワード入札でのクリック数を
カウントしなければならない。

慣れないスプレッドシートの数式を勉強し
やっとできたのが

RPP広告経由で売れ続けることで
・検索順位が上がる
・キーワード入札目安CPCが下がる
・商品CPC入札単価が同額なのにしばらくするとクリック数が数倍に増える

そのようなシチュエーションに出会えることと思います。

それは、RPP広告において
「商品評価が高まった瞬間とも言えます」

▶︎商品別のクリック数の変化を記録する
▶︎とある日を起点にクリック数が激増する
▶︎商品CPC入札額を下げてみる
▶︎クリック数は維持←商品評価が上がっている証拠
▶︎販売は変わらないので、結果ROASは上がる

RPP広告はキーワード入札だけではない
ということにお気付きいただけるものと思います。

キーワード入札は
競合の入札状況により目安CPCは上がりも下りもします。
しかし、商品CPC入札はあまり上下しません。
むしろ、ほぼ下がりっぱなしのガバガバです。

商品CPCを調整する人が少ないからだと勝手に思っています。

このシートを使い、商品CPCに注目することで
商品CPC入札額によりクリック数が変化しているということが
ご理解いただけるようになります。
さらにその入札額を下げても
クリック数が減らないという現象にも直面します。
その商品の商品CPC入札額のベストな額がわかるようになります。

最もクリック数が稼げる最下限の金額。
それがその商品の最適な商品CPC入札額だと思います。
最適な入札額がわかれば、ROASが上がり、収益が上がる。

このシートを管理することは、多少(いや、かなり)手間です。
このシートを運用する手間をお金で買うショップさんも
たくさんおられたので公開へと踏み切りました。

手間を惜しまない自社ショップを運営される
熱心なショップさんが多数おられることに
正直驚いております。

明日からは
具体的な事例を持って
商品CPC入札額の最適化への道を解説していきます。

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