見出し画像

読書会『孫子の兵法』【計篇②】その5

6、五事とその他フレームワークと比較

私が、ビジネス本で知ったフレームワークと比較すると、この『五事』は優れものであることが解ると思います。

1)ロバート・キヨサキ氏のBIトライアングル

これは3本柱、「使命」「チーム」「リーダーシップ」があり、5つの仕事として「キャッシュフロー」「コミュニケーション」「システム」「法律」「製品」があります。

五事と比較してみましょう。

①「道」=「使命」、②「将」=「リーダーシップ」、③「厳」=「5つの仕事」という感じでしょうか。

「地」に関しては、BIトライアングルの5つの仕事に含まれているように思えます。

「天」に関しては、天気によって仕入れ商品を変えるという場合は、やはり5つの仕事の中に含まれると思います。

2)佐藤義典氏の「戦略BASICS」

「戦場・競合」、「独自資源」、「強み・差別化」、「顧客ターゲット」、「メッセージ」の5つからなるフレームワークです。

①「道」=「メッセージ」、②「地」=「戦場・競合」、③「将」=「独自資源」、④「厳」=「強み・差別化」という感じでしょうか。

3)まとめ

比較してみて分かることですが、概ね『五事』を自分が使う言葉に言い換えている、又は自分のビジネス上の側面からのアプローチによって表現を変えているってことです。

孫子が、本質を『五事』を通して言い表していることに驚きます。

これは、これから変化していく時代にも、言葉はその時代にあった言葉に代わるかもしれませんが、考え方は残っていくんでしょうね。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?