糞の山

技術、寝ている間にスッと進歩していて何もわからんになっていることばかりで苦しい。巨大な知識の集積たるインターネットには、技術に関して浅い理解をこねくり回して書かれた、スタブとか落書きとかポエムとか糞尿塗りたくりブログとか言われるものが跋扈している。そういったカスの山には目もくれず一次情報に手を伸ばすには、かなりのリテラシーが要されることが大半で、なかなかに苦しい。そのようなリテラシーを身につけるには、実は大学院という封建制度の峠を気合いで乗り越えていくほかに、あまり良い手段がないっぽい。こういう苦しさは、何も技術に限った話ではないのかもしれない。

そんなこんなで、バカがインターネットを使い始めて、インターネットは終わりつつある。インターネット2の開発と普及が待たれるところではあるが、インターネットが強靭なスタンダード性を擁してしまっているので、あまり期待はできない。オタクどもがツイッターの終わりを予見しつつもマストドンへの移住に失敗したことが、そういう遷移のむずかしさの証左になっている、のかもしれない。

私は糞尿塗りたくりブログを書きたくないがゆえに、こういった下痢便ブログに屁のカスのような日本語を連ねることに終始している。しかも増田やキータではなく、ノートとかいうお気持ち専用プラットフォームで、誰も読まん文字列の羅列を吐き散らしている。これは、汁男優が射精する瞬間にのみ膣内に陰茎を挿入する、東京熱のスーパー無意味シーンよりもさらに無意味な行為である。鼻糞でも食っていたほうがまだ腹の足しになる分良い気がする。

私は本当に全人類から無視されるような発言だけを好んでしがちで、「ウニやカニを殻ごと食べたい」だとか、「ケツ毛を剃ると屁の音がデカくなる」だとか、口を開けば真に無意味なことばかりを発してしまう。口からどんどんうんこが出てきて、うんこの山を築き上げた結果が、私のこのブログなんだと思う。

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