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3年ゼミ#9 前期の振り返り

8月5日、超異分野学会に出た。かなり遅れたけど、前期のゼミ活動全体を通してのことと交えながら書いていこうかなと思う。

まず、実際に学会はどうだったのかというと「面白かった」という感想がシンプルに出る。コアタイムが始まる前までは、理系分野の研究が多く難しそうなイメージがあったり、スプラッシュプレゼン?みたいなやつにも応募していた中高生の堂々とした姿に怖気づいたりした。でも、いざ始まると面白かった。5,6個ほどは実際に説明を受けることができた。

一番印象に残っているのは、「スケートボード人口の推定とスケーターの社会階層の特定の必要性」という研究。もっと小さい子どもたちがスケボーを楽しめる社会にするためにこの研究をしているそうだ。研究者の小松さんは短大の講師としてこの研究もしているが、同時にダブルデッキ・スケボー(2枚のデッキで滑るらしい)で世界を獲っているらしい(記憶違いだったらごめんなさい)。この研究をするにあたり、日本各地のパークに足を運んで話を聴こうと思ったけど、滑れないのに都合よく話を聴いたりできないなと思い練習を始めたと言っていた。その柔軟な姿勢と行動力に驚かされた。

この研究ももちろんそうだったが、それぞれが調べてきたことを熱意を持って話している姿は素敵だった。それに対して、自分はどうだったのか考えた。明らかにゼミだったからやったようなものだったと思う。ゼロから自分が調べたいことを決めるわけではないから、この学会で発表していた人たちと同じ熱量を持つことはさすがに難しいとは思う。それでも、もう少しやれたと思う。調べていくにあたって少しずつだけど理解が深まってきているようなときがあった。そういう場面でもっとのめりこむことができたら、自分たちのポスターももう少し良いモノを作れたんじゃないかなと思う。

自分がどうやったらもっとのめりこんで活動しただろうと考えた。多分、リーダーみたいな感じで主導権を持って進めていったらのめりこんでいたんじゃないかなと思う。それは、責任感から由来されるもので。責任感からくるものはのめりこむとは違う気はするけど。もっとやったんだろうなとは思う。

でも、今回の超異分野学会に向かっての活動が始まるにあたってリーダー的な立ち回りはしないでおこうと決めていた。もちろん理由はあって昨年のゼミ活動の話になる。理由はないけど自然的な流れで、グループ活動の際に僕自身が話を進めていくような形になることが多かった。そうすると、自分の考えている方向に活動が進んでいく感じをものすごく感じた。自分に能力があればそれでいい気もするけど、そうではないし、自分が出す案の質的にもリーダー的な役割とは違ったところから関わったほうが良いのでは?と思った。だから今回の活動では、自分から話を進めていくような形は避けようとしていた。

今回のグループは誰かがリーダー的にやるって感じはなかった。誰かが途中からなんとなく仕切ってくれる感じになると思っていたけど、見事に終わるまでやらなかった。やることが明確になっているときはいいけど、方向性を決めるときとかは特に誰かが仕切んないと進みにくいなと感じた。(このときに昨年はなんだか自分の思っている通りに進んでばかりだったような感じ。必ずしも悪いわけではないけれど、それに違和感を感じた。)

皆、進まずとも話し合いの場で意見を出したりはちゃんとしていた。そこは、自分含めて良かったところ。でも、最後に「こうしていこう」と決める人は必要なんだなと感じた。

僕は改めて決めるのはとても苦手だなと思った。考えはするし、それを意見として案にするけど、自分に自信がないから決めたくないんだろうなと思う。これを自分のタチとしてそのままにして、意見を出すのに全振りしていくか、ある程度のリーダー性も手にしていくべきなのか。これはゲームしていてキャラクターの能力値のどこを上げるかみたいなものかなと思う。だから明確な正解はないと思うけど、どの役割を担ってもグループの力になれるように後期は頑張ろうと思う。


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