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スキムボード

スキムボードというスポーツになんとなく手を出してみたのが5月末、3ヶ月半くらい前のこと。うだうだ書く気はないが、ランニングが絶不調期に入ってしまい、走れば走るほど状況が悪くなるのを実感する時期だった。走るのを控えるべきなのだが、じっとしていると気が狂う。どうせ何か別のことに手を出すなら、持久系スポーツ以外がよかった。持久系はもうマラソンだけでよかったし、持久系の筋肉、神経を休めたかった。そんなとき、ひょんなことから知ったのが、このスキムボードというマイナーなスポーツ。

ナニソレ?

誤解を恐れずにわかりやすく言ってしまえば、サーフィンの亜種である。
興味があればググっていただくがベスト。上級者の動画はホントかっこいい。

サーフィンは、ある程度沖まで泳いで(パドリングして)背中側からくる波のが作る水面の斜面を利用して滑る(サーフィン未経験につき、僕の主観。違ってたらゴメンナサイ)。対してスキムボードは、ビーチをダッシュすることで初速度を作り、向かってくる波でターンすることで、そのエネルギーを利用する。ベクトルは逆だが、波を掴んでからは同じ(だと思う)。
とにかく、この「ビーチを走る」というアクションにビビッと来て、メルカリで安いウッドボードを購入した次第。

苦行。

スキムボード自体は、発祥はかなり古いらしく、書籍も20年以上前のものが多い。マニアはいるが、やはりマイナーだと思う。多分だが、宮古島にはいくらかの愛好家はいるが、上級者(かっこいいターンが決められるテクのある人)は皆無。

マイナーさの原因は、おそらく、初心者期の苦行だと思う。まず、ボードに乗ることがかなり難しい。ビーチを走る。ボードを落とす。そこに飛び乗る。瞬時にバランスを取る。水の流れ、波の動きに合わせて、バランスをキープする・・・波乗りと呼べないレベルでもこのくらいは要求されるのだ。

僕自身、最初は「やっちまった、ヤバいモンに手ぇ出したな・・・」と直感的に思ったのだが、そこはウルトラランナーの性分というか、無理ゲーに対してゾクゾクしてしまうような変態ドM気質が性に合ったようだ。自ら苦行と呼びながらも、今日までに37回、延べ30時間以上海に通って、ようやく苦行でない、素直な楽しさを感じるようになってきた。例年であれば、ここまでの時間は取れなかっただろうから、コロナの副産物でもある(=仕事がない)。

海に行く理由ができた

僕が今更マリンスポーツを始めたというのは、北海道の住民が初めてスノボーやってみた、みたいな感じかと思う。「宮古に移住したけど、海とか行かない」っていうと、大抵の人は「は???」って顔をしたものである。シュノーケルはすぐに飽きてしまったし、ダイビングは気乗りしなくて手を出したことがない(だって怖いもん)。SUPなんかは、それなりに楽しいけど・・・「無理ゲー感」がないのが物足りないw

そんなわけで、今年の夏は、移住8年目にして、海に通った回数が過去最多である。

ちなみに最近になって、ランニングの方も回復傾向となってきた。そっちは十分に回復したらまた書こうと思う。ドン底にいるドン底住民の生の声というのは、聞いていても辛いだけだし、這い上がってから、過去の話として語るのがよいと思うので。スキム初心者のあーだこーだのよもやま話も、ボチボチまた書いてみたいと思う。

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