特技の話
ジョジョと私の奇妙な前置き
最近、空いた時間に Amazon prime video でアニメ版「ジョジョの奇妙な冒険」を見てる。
週間少年ジャンプで連載していた漫画原作の方は学生時代の頃から読んでいて当時からガッチリハートを鷲掴みにされている。
ジョジョとの出会いは私が小学生の頃に、兄が「友人から借りてきた」と言って、一度も読んだことのないジョジョの奇妙な冒険 19巻"だけ" を借りてきたのが始まりだ。
19巻はポルナレフ(表紙の男)をかばって死んでいたインド人のアヴドゥルが実は生きていて立ち寄った島に潜伏していたッ!という話がメインになっている巻だ。
そんな19巻だけをいきなり我が家に持ち込んできたのだ。
信じられない。
自分だったら絶対にしない。
本当にこの人と私は同じ血が流れてるのか?
死んで生まれ変わって、まったく記憶を持たずに別人になったとしても絶対にやらないだろう。
もし「ジョジョ」の作中でそんな漫画と弟に対するリスペクトがないキャラクターがいたら結構ヒドい目にあってると思う。
作者の荒木飛呂彦先生が一番嫌いそうな行動だ。
そんな我が家にしばらく置いてあった19巻を暇で暇でしょうがない小学生の私はなんとなく繰り返し読んでいき、気がついたら自分の少ないお小遣いを持って中古本屋で続きの20巻を探すようになっていた。
そうして、さそび少年の奇妙な冒険が始まっていくのであった…。
兄には感謝しております。
話は少々脱線したが、そんな感じで今に至る。
つまり物語の結末は知ってる状態で、アニメならではの演出を味わっている感じだ。
この記事を書いてる地点ではイタリアが舞台の第五部(黄金の風)の4話目を見ている。
その主人公「ジョルノ」が作中で特技を披露するのだ。
その特技は『耳の穴の中に耳を全部入れる』という特技。
これは5部を読んだことがある方なら誰しもやってみようとしたであろう特技であり、一見なんの役にも立たなそうな特技なのだが、ジョルノはこの特技を使ってさりげなく賄賂を渡している。
特技は「その行為自体は役に立たなそうなものでも、使い方やタイミング次第で武器になりますよ」ってことをジョジョで学んだ。
そう今回はタイトルにも書いたが『特技』の話。
『あなたの特技はなんですか?』
生きていれば人生で何度か聞かれることはあるだろうか。
私も詳しくは覚えてないが就活の面接練習なんかで5回くらいは聞かれている気がする。
数こそ少ないが就活は誰にとっても人生における最重大な場面でこの質問がくる(こないときもある)。
就活で使う履歴書なんかも下手なのを選ぶと「特技」の欄がクソデカかったりして頭を悩ませてくる。
他にも仕事における飲みの席で普段それほど面識のないお偉いさんに聞かれたり、テレビの街頭インタビューで不意に振られることもあるだろう。
切り返す手段として「無いですぅ~」と一言返し、デュフフ笑いも添えつつリスク回避するのも一つの手だと思うが場が盛り下がる事も想像が容易い。
やっぱり男ならば与えられたワンチャンスをバシッとキメてデキる男を演出したいと思う。
というか、私がそういうのが好きな人間なのだ。
もし女子に生まれていたとして、男子にここぞのタイミングでバシッと決められたら正直なところ胸キュンしちゃうと思う。
では、そんな私の「特技欄」を考えてみた。
キモすぎです。本当にありがとうございました。
過去にEVOで優勝しました!ならともかく、ゲームやアニメの地位は過去に比べて大きく上がったと思いますが、やっぱこれを社交場に出すのはやっぱりまだ早いと思います。
やっぱり道具を使う特技ならパッと出してサッと行えるのがベストだと思うんですよね。
個人的にやりたいなと思う特技は
①道具を使わない
②即効性と瞬発力がある
③品がある
④おじさんにウケる
ですかね~。
うーん。なんだろう。
やるなら「ムーンウォーク」かな(笑)
「特技:ムーンウォーク」が今年のプチ目標ってことで。
ちなみに私の彼女は『顔を動かさずに耳だけをピクピク動かせる』特技を持っている。
めちゃくちゃ羨ましい!
完
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