蠍戌 負けるな○○ これにあり
①長谷川櫂『小林一茶』
読んだこともない小林一茶を、なぜだか読んでみようと思った。俳句に興味などなく、小学校の授業の一環で詠まされたかどうかという程度の僕がである。
その程度の僕でも知っているだけの人であるせいか、掃いて捨てるほど関連本はある。『おらが春』なんて、ああなんか聞いたことあるぜって具合。その中で手に取ったのは長谷川櫂が批評した『小林一茶』(河出文庫)なる本。
こっちはまったく知らん人だがなかなか見識があり、面白い文章を書く。ことに「日本史の時代区分はいい