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[新刊発売のお知らせ]VISION DRIVEN INNOVATION-ひとりの妄想で未来は変わる

師走の忙しい日々を過ごされている頃でしょうか?

この度、日経BP社より3冊目の新著「1人の妄想で未来は変わる〜VISION DRIVEN INNOVATION」を刊行することになりました。

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前著「直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN」は、妄想を起点にビジョンを描く思考法を提言した、「希望を作る生き方」の本だったとすれば、今回の本は、仲間と一緒に勇気を持って自らが信じる未来に向けて「行動する勇気」がテーマの本です。

思えば、20代中盤頃、自分のキャリアを考えていた時にもやっと「ビジョンを持った人の励まし屋」になりたいと思いました。そして、その後学んだデザインは、人の心を動かすのはもちろんのことですが、その制作過程で人の持つ潜在的なイメージを引き出し、形にする力があることに気づきました。

P&G,ソニーと大企業の現場でのキャリアが長かった自分は、理想を持って生きることは素晴らしいと思うと同時に、理想を持つがゆえに現実との戦いに直面し、時には絶望してしまうこともあるということを学びました。

理想主義は優しい。そして、理想主義者だからこそ、逆に現実とすり合わせ、ぶつかっていく強さと理想を諦めずに現実のつよい仕組みの一部に機会を見つけて差し込んでいく智慧が必要だと思います。

「優しくあり続けるためには、強く、賢くあれ。」

これが、理想主義者が、その理想を生きた現実にするために必要なことだと思います。

潜在的に自らのビジョンを形にして動いていく人は増えてきていると思います。それは僕が見ている希望です。一方で、彼ら彼女らは大きな組織や仕組みの中において、孤立してしまうことが多い。

仲間を巻き込み、新たな取り組みを面に変えて変化を仕込んでいくノウハウは、そういう稀少な妄想家を生かすために重要なことだと思います。この本は、妄想家が、その仲間と一緒に読んで具体的な行動を起こす後押しをしたいと思って書きました。

この本の見所をいくつか紹介します。

見所1:イノベーションの現場での「前例のない」取り組みを実践する36の智慧

この本は、企業内起業家や社会起業家など、既存の組織や仕組みなどすでに回っている仕組みがある中で新たな変化を創ることを求められている人のために書きました。これは、10年前、某大企業の中でモヤモヤしていた当時の僕が知りたかったことを当時に自分に向かって書いた本とも言えるかもしれません。

すでに、存在する仕組みの中で役割を追っている組織人にとっては、良い部品であることが善しとされます。しかし、今までにないものを創るためには、違うOSが必要になります。この本では、新たなものを生み出していく組織を創造する組織、すでに存在するものを作り出していく組織を生産する組織と分けた上で、創造側に回る際に必要なOSの変化と、その新たなOSを実践するツボを創造と革新の36の智慧として紹介しています。

人:辺境に眠る妄想家に仲間との出会いを

場:次のアタリマエを育てる土壌をつくる

意志:根のある生きた意義を発信せよ

創造:自分たちらしい創造の型をつくるべし

革新:機械型組織のツボを突き、新たなモデルを接木せよ

以下の図は、この本のハイライトとも言えるイノベーション現場で活用できる36の実践智のまとめです。前半に出てくるこの図を見てもらえたらこの本の全体像が掴めるようになっています。

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見所2:実企業のイノベーター達のストーリー

この本は、実践の智慧→企業内、スタートアップの経営者、現場のイノベーターのストーリーという構成になっています。僕がこの4年間戦略デザインファームBIOTOPEで伴走してきたプロジェクトのいわばビジョンパートナーとも呼べる人たちの生のリアルの挑戦の一部について追体験できるようになっています。

後にイノベーターと呼ばれる人も最初はモヤモヤしていた妄想家です。そして、実践の過程で多くのチャレンジをして、イノベーターとなっていくのです。そして、彼ら彼女らの人生は大きなものを見ているがゆえに、常に成功した状態はなく、目の前の挑戦を乗り越えたら、また次に訪れる壁とぶつかる。前例のないものを作って生きるというのは派手なものではなく、むしろ次々と訪れる障害も諦めずに歩み続ける人生とも言えます。その道筋は仲間と一緒に歩むことで歩み続けられるようになるし、色々な人を巻き込むことでエネルギーを発電して前に進み続けます。そんな彼ら彼女のリアルの挑戦の過程の物語をインタビューという形で収録しました。NHKエデューケーショナルの成見さん、丸紅の早坂さん、NTT DoCoMoの笹原さん、ALEの岡島さん、山本山の山本さん、東急の小林さん、Konica Minolta Japanの原口さん、クックパッドの小竹さんにご協力いただきました。この場を借りて改めて感謝の意を伝えたいです。

前例のない取り組みは、答えはないものなので、リアルなストーリーから自分なりにイメージをもらって自分で動いてみるのが一番です。そんなイメージングの助けとなったらと思っています。

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見所3:仲間と一緒にできるミニワークシート

この本は、今までにない取り組みを起こしたいと思った人が、まず仲間と一緒に共有し、読んでもらえたらいいなと思って作りました。前例のないプロジェクトが育っていくためには、アマチュアバンドのようにアングラで仲間がだべって熱を帯びた中から面白いタネが生まれてくることが多いです。

いきなり大上段に会社の変革とか、イノベーション!と叫ぶのではなく、志を共有した仲間との深い絆を作っていくことは、遠回りのように見えて一番の近道です。

そこで、妄想インタビュー、時代分析、ストーリー型振り返りなど、数人の仲間と一緒にまず最初の一歩を実践してみるためのエクササイズをワークシートと共に用意しました。BIOTOPEでもよく実務で使っているものです。

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見所4:ヒエラルキー型組織を革新するツボ

クリエイティブやイノベーションの分野で特に難しいのが、大企業など強いヒエラルキー型組織で前例のない取り組みをしても、なかなか既存の仕組みとの相性が悪くて、なかなか社内で広がっていかないことです。

特に、企業内起業家や、社会起業家など既存の仕組みの変革を志す起業家にとって、既存の仕組みを変え、新たなものにとって変える、「革新」のノウハウは、一部の人の経験値になっているのではないかと思います。

この本では、典型的なヒエラルキー型の組織における新たなものを産むための阻害要因として5つの滞りを定義した上で、イノベーション活動の中で、それらの阻害要因をうまくこえていく智慧=ツボを紹介しています。

大企業の中の活動においては、経験上この辺りは、あまり多くの手はなく、うまく効く一点を見極めて手を打つのが良いと思っており、鍼灸に見立てて革新のツボと名付けています。

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この本は、是非とも仲間と一緒に読んで、一緒に妄想し、一歩実行に移すための企みをするためのきっかけとしてもらえたらと思っています。

イノベーションの現場は、事業の内容や業界によっても違うし、実現に必要な個別スキルはまだまだ無数にあると思います。しかし、その中で、人と組織を巻き込んで、前例のない取り組みを形にしていく実践のノウハウについては、この智慧が共有されることで、多くの妄想が形になるのではないかと思っています。

この本で書いてあること以外にも現場には無数の実践と智慧が眠っています。現場での実践の智慧もオンライン読書会や、ワークショップ等で共有しバージョンアップしていけたらいいなと思っています。

本を購入後のお楽しみ

1.SNS上の気軽なやりとり

もし、読んでいただいて追加する智慧等があれば是非ともコメント、フィードバックいただけると嬉しいです。

Twitter, Instagramのハッシュタグ

#未来は変わる

でコメントしていただいたら、(時間はかかるかもしれませんが)返信させていただくかもしれません!

2.公式コミュニティへの参加

書籍もしくはKindleの書影と感想をSNSシェアいただけたら、Facebook上でゆるゆるやってるコミュニティに案内します。ここでは一般公開しない、VISION DRIVENを広げていく活動を時々紹介しておりますので、是非とも興味のある人は入ってみてください。(一度、シェアいただければ無料です)

VISION DRIVEN Facebookコミュニティへの入り方
https://note.com/sasokunitake/n/nca9ff52bfe45

それでは、みなさま良いお年をお迎えください。

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