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Lumix S5iiを手放した。S9一本でいく決心をした。

Lumix S5iiは素晴らしい(S9と比較しても)

Lumix S5iiを発売日に購入し、一年以上お気に入りのカメラとして使ってきた。それより以前に使ってきたカメラはどこか機能的な不満があったが、Lumix S5iiでそれが無くなり、快適な撮影を楽しんでいた。
ただ、Lumix S5iiが自分にとってオーバースペックであることが少し気になっていた。そして、S5iiがダウンサイジングされて、自分にぴったりなS9が発売されたのだ。私はほぼ上位互換のS5iiを持っているにも関わらずS9に飛びついた。このあたりの詳細は、以下記事にまとめている。

とにかく、元々S5iiをとても気に入っており、嫌になった部分は何もない。今でもグリップ感、撮影機能、出される画像の色味など素晴らしいと思う。特にグリップ感は個人的には今まで触ったどの機種よりも満足しており、フラットな筐体のS9とはもちろん雲泥の差である
それでも今回、S5iiを手放した。その考えを整理したい。

S5iiを持ち出さなくなった自分がいる

S9を購入後、S5iiを持ち出すことがほとんどなくなった。自分の使い方では、単純に使い分けをするほど差が無いのと、差が無いのであれば小さい方を持ち出したくなるという理由。正直、他の要素はともかく、グリップはS5iiが圧倒的に上なので、ここまでS5iiを持ち出さなくなったのは個人的にも意外だった。

当初重要視していなかったハイブリッドズームがキラー機能だった

S9にしかない機能として、ハイブリッドズームがある。これはズームレンズにおいて、ズームリングの動きとクロップを連動させることで、疑似的により望遠のレンズのようにふるまうというもの。例えば、20-60mmの標準レンズが20-120mmのレンズのように使える。※ただし、望遠端はクロップで600万画素相当に落ちる
個人的には動画はフルHDでしか撮影しないので、600万画素でも十分。カジュアルな撮影であれば、重い中望遠のレンズを持ち歩かなくて済むようになったのが大きく、必須の機能になった。

ハイブリッドズームはレンズの焦点距離×クロップ倍率で表される。この場合は53mm×1.8≒96mm相当の画角で撮影できるということ。これがズームレンズを回すだけで操作できるのがとても便利である。

S5iiはもう手元にない。S9は持ちにくい。どこまで愛せるか

色々S9の良いところを言ったが、どうしてもS9が弱いのはグリップ。撮影時の安定性が悪いのは否めない。現在smallrigのケージを試したり、なるべく軽いレンズ運用に切り替えるなど色々試している最中。今後も工夫をして付き合っていきたい。smallrigのケージを試している記事は以下。

本当はS5iiを手元に残しておいた方が安心なのだが、ここまで稼働率が下がったS5iiを残しておくのももったいない。
先日フリマサイトに出したところ、無事買い取り手が見つかった。現在はもう手元にS5iiは無い。

こうなった以上、腹をくくりS9と向き合って、このカメラ一本でいきたいと思う。


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