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Androidの「デバイスを探す」に対応したChipolo Card Pointは結構ややこしいしクセが強い

忘れ物トラッカーとしては、Appleの「探す」機能に対応したAirTagが一番有名だ。対するAndroidの機能として「デバイスを探す」があり、これに対応したトラッカーデバイスが出ることが2024年5月頃Googleから発表された。

私はAndroidをメイン端末にしているので、対応製品を心待ちにしていたのだが、2024年8月にやっと日本でAndroidの「デバイスを探す」機能に対応したChipolo Pointシリーズが発売された。このうちカード型のChipolo Card Pointを購入したが、結構クセがあったので共有したい。

商品選びがややこしい(Android用、Apple用、独自アプリ用が見た目同じで別製品として展開)

Chipolo Pointシリーズは忘れ物トラッカーだが、まず製品ページを見て混乱する。

https://www.chipolo.jp/storeから引用

上記商品ページを見ると、購入ページが違うのかなと思いきや、最初の2つがAncroid用、次の2つがApple用、残りの2つが独自アプリ用となっており、どれもデザインが共通なため、非常にややこしい。購入時注意しないと間違ったものを購入してしまいかねない。

デザイン良し、ストラップホールもある

我が家に届き、手持ちの他のカード型のトラッカー達を比べてみると、デザイン的には一番良いと思う。また、ぱっと見、目につかない側面角部分にストラップ穴もあり、そういう意味でもデザインと利便性が両立されていると感じる。(個人的に財布に入れっぱなしで使うのでデザインの良さは全く加点にはならないが)

我が家のカード型トラッカー達。左からEufy Security SmartTrack Card、Chipolo Card Point、ノーブランドのApple探す対応カード
実はストラップホールもあるので、吊り下げて利用もできる。これは何も取り付ける余地のないeufyに対するアドバンテージ
厚み比較①
厚み比較②
分かりにくいが、角ばっているノーブランド品が僅かな差で一番薄く、eufyとChipoloが同じくらいの薄さ

※ちなみにAppleの「探す」対応の2製品についてはこちらで比較レビュしているので参考にしてほしい。


最初の端末登録でつまずく

開封して本体のボタンを押すと、音が鳴り、近くのAndroid端末に自動で端末登録のポップアップ表示がされる。そして登録を行うのだが、ここで躓いた。私の端末は複数のGoogleIDが紐づいているのだが、そのうちの1つのIDを選んで紐づけても、画面上は正常終了しているのに「デバイスを探す」アプリに全く出てこない。
その後、GoogleIDが1つしか紐づけられていないAndroid端末で登録すると、すんなりとアプリに出てきた。GoogleIDに紐づいているので、登録に失敗した端末にも該当GoogleIDでアプリを開けば表示されるようになった。
この辺りの不安定さは出始めの製品ということである程度は目をつぶるしかないのかもしれない。

Webではトラッキング不可。アプリではトラッキング可能。

現状少し困っているのが、Webの「デバイスを探す」画面では出てこないことだ。一方Androidアプリ上では問題無く出てくる。紛失時にAndroid端末が無ければ追跡ができないということなので、これは困る。
もしかしたら他に確認できるWeb画面があるかもしれないので知っている人がいれば教えてほしい。
ただ、これはAppleも同様の仕様なので、セキュリティ上仕方ないこと?なのかも。

Web上のデバイスを探す画面では、スマホやタブレットは表示されるがChipolo Card Pointは出てこない。
Androidアプリ上は問題なく表示できる。

日本での精度に関しては情報がもっと集まらなないと判断できない(つまり、現状ではApple対応品の方が安心)

Appleの探す機能が日本ではかなりの精度で使えることはわかっているが、Androidのこれが、どこまで使えるかは現状未知数。Android端末自体は、iPhoneに及ばないまでも、かなりの数があると思われる。ただ、どこまでトラッキングに参加しているのかはわからない。今後情報が集まってくればどこまで使えるかわかってくると思われる。私は、とりあえずAndroidユーザでもあるので、このChipolo Card Pointを財布に入れて使い始めてみようと思う。

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