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[1ジャンル1つ]ここ3年間で夢中になったコンテンツを語りたい

※本ページにはAmazonアソシエイトリンクを含みます

世の中は素晴らしいコンテンツに溢れている。つくり手が魂込めているなと感じるものや、ここまで受け手を楽しませる配慮をできるものなのかと驚くものなど。
現在はそのようなコンテンツに、安価に、すぐアクセスできる環境で、素晴らしいことだと思う。だからこそ摂取量が過剰になり、記憶も薄れやすい。
自身の記録として、2021年~2024年の3年間で、夢中になった素晴らしいコンテンツについて語りたい。
※あくまで自分がこの時期触れて夢中になっただけで、コンテンツ自体はもっと古いものもあり。

音楽

トッカティーナ(ニコライ・カプースチン作曲、かてぃんさん演奏)

幼少期、ピアノを習っていたこともあり、ピアノ曲は好きな方だと思う。その中でピアノ演奏動画で特に衝撃を受けたのがこれ。単純にスピード感がありかっこよい曲であるのはもちろんだが、音数が多く、ごちゃごちゃしかねない曲なのに、すんなり耳に入ってくるような、繊細な音表現は圧巻。
この曲を聴いて、10年以上ぶりにピアノの練習を再開してしまったくらいには、衝撃は大きかった。

アニメ

響け!ユーフォニアム
高校吹奏楽の話だが、運動部的な熱い展開や、レギュラー争いのドロドロ感など、スポ根好きの自分の好みにピッタリ。そんな中、

  • 声優さんの、各キャラクターの微妙な感情の揺れを表す繊細な演技

  • 作画の細かさ・美しさ、演奏表現の正確さ

  • モブ的なキャラも含めた部員全員の徹底的な描き分け

など、どこにも手が抜かれていない=高い完成度を実現しようと、制作陣がこだわり抜いていることが視聴すればするほど伝わってくるのがすごい。
2024年に第三部が始まった影響か、Amazonプライム・ビデオで過去シーズン、映画などが全て配信されているのもうれしい

漫画

メダリスト
また、スポ根。スポ根好きな自分だが、やはり子供のころと大人になってから読みたいものは少し違う。本作品は、まさに大人になって読みたいスポ根。
とにかく熱い展開であるのと、悪者がいなく、みんな一生懸命であるところが読んでいて清々しい。競技者と指導者の両方の目から語られる、アイススケートという世界を知れる点も興味深い。
一番気持ちいいのは、主人公の司。常に前向きで嫌味のない主人公というのは、どの漫画でも気持ちの良いものだが、子供はまだしも、大人のそういう性格は嘘っぽく感じてしまうもの。だけれども司は過去の経験に裏付けられてそうなったのだと言う納得感がある。また、完璧超人ではなく、本人が苦手なことなどもしっかりと描かれており、現実的な、子供に接する大人(指導者)の理想像として、またその成長譚として面白い。

小説

三体
SF小説は「星を継ぐもの」シリーズくらいしか今まで読んでいなかった。中国人著者の小説というものを読んだことが無かったため、読む前の期待値はあまり高くなかったのだが、完全にハマり、第三部まで寝る間も惜しんで一気に読み通した。ネタバレになるので多くは語れないが、理系の人なら、専門分野でなくても断片的に知っているような知識を根拠とした話がたくさん出てくる。それだけで、なんとなく、過去の知識と本の中の事象が合掌するという、面白い体験が得られる。
それに加えて、凄まじい展開の連続により、ぐいぐいと本に引き込まれる
三部作全てを読むと、5冊、3000ページ以上とハードルが高いが、まずは第一作だけでも区切りは良いので、他の人にも読んでもらいたい作品。

オーディオブック

プロジェクト・ヘイル・メアリー
上記の三体を読んで、完全にSF方面に興味が出た自分が手を出したのが本作。小説も評判が高い本作だが、オーディオブックとの親和性も高く、楽しむことができた。本作には音に関する表現が出てくるのだが、それが、オーディオブックならではとなっており、そこも含めて楽しめる。
私は、ランニング中にオーディオブックを聴くのだが、面白くてニヤけてしまう場面が多々あり、走りながら笑っている変な人として周りの人からは見えたかもしれない。

ゲーム

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
最新作のティアーズ オブ キングダムもプレイはしているが、衝撃度・わくわく感で言えばブレス オブ ザ ワイルドだ。
ゼルダの伝説シリーズは全くプレイしたことがなく、評判だけで本作をプレイしてみたが、驚きの面白さだった。このゲームの感想は方々で語り尽くされている思うので、自分からは詳細は省くが、自身の工夫幅が大きく、ただただ、冒険をするのが面白かった。
大人になって長時間のゲームはほぼクリアできていなかったが、それでも6か月、70時間ちまちまやって、飽きずにクリアしたことがこのゲームの偉大さを表していると思う。

Youtubeチャンネル

Quizknock
有名チャンネルなので、知っている人も多いと思うが、自分は、最近触れて、その面白さに驚いた。
単にクイズ番組として見て面白いのはもちろんだけど、細かい演出やクイズのルール説明や回答の補足まで気配りがされており、視聴者を番組を楽しむことに集中させてくれる。

セルフドキュメンタリー的に動画制作の裏側を密着した動画があるが、これがまた面白かった。
限られた時間で、個人・組織の成長とコンテンツのクオリティのバランスを取りながら進める姿が、社会人として、何かを作るものとして学びが多かった。

まとめ:このようなコンテンツを生み出せる人や組織がいる事自体がアツい

並べてみると、スポ根とSFに偏っており、自分の最近の趣向を再認識させられる。
このようなコンテンツが無料、もしくは数千円で楽しめる現在の環境に感謝するとともに、作り手の方々に畏敬の念を感じずにはいられない。
自身が社会人になり、ソフトウェアエンジニアとして制作する側に立ってから、これらのコンテンツ制作の裏側を想像してしまう。
今回挙げたレベルの素晴らしいコンテンツを作るには、ただ単に、優れた人がいればいいだけでなく、関わったそれぞれの人が同じ方向を向いて努力をしたり、妥協を見せずに細部までこだわるというチームとしての姿勢が無いと達成は無理だったろうと想像できる。そして、妥協が無いということはしんどい事であり、それぞれの現場で苦境を乗り越えるスポ根があったことを想像する。それだけで胸が熱くなるのである。

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