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Steam Next フェスで遊んだ『Instruments of Destruction』

Steam Next フェスでデモ版『Instruments of Destruction』をプレイしました。Radiangamesというスタジオが制作しているサンドボックス系のゲームです。グラフィックが良い。というより、被写界深度の効いた画面と破壊表現にこだわったゲームでした。

本作はパーツを組み合わせて機械を組み立てて、目標物を破壊するタイプのゲーム。『Besiege』が一番近いタイプの作品でしょうか。ステージのミニマルな雰囲気含めて似ているかなと思われます。マップの中のオブジェクトは基本すべて破壊可能。精密な物理演算が特徴で、美しい破壊表現を実現しているようです。建物を破壊して大量のオブジェクトが動き出す瞬間、恍惚としましたね。

組み立てメニューの操作がかなり直感的であるように感じます。組み立て時の基本の操作は、操縦席のタイプを選択してからパーツをくっつけていく感じ。パーツは向きをX軸かZ軸に90度ごとに回転することが可能です。またミラーモードで、左右対称に組み立てていくこともできます。

組み立て操作はこのくらいで、なんでも可能というわけではないですね。先輩にあたる『Besiege』は割となんでも可能がゆえに、何をしていいのか戸惑うことがありました。『Instruments of Destruction』はこの点はかなり禁欲的な設計で好感がもてます。

でもタイヤの回転方向を変えたりとか、設計して基本困ることはなさそう。キャタピラがすぐに開放できたのも嬉しいかった。キャタピラはかっこいいから。

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ビークルが完成したら、ミッション開始。デモ版の最初のステージの目標は所定のエリアに到達すること。これは車を作って進めばいいので、楽勝でしょう。2番目のステージはマップ内のビルを破壊することです。ビークの先頭に丸鋸を装着して壊しまくる。そしてデモ版の最後のステージとなる3番目のステージは、コンテナを海に沈めます。これには電磁石でコンテナを掴んで、海に押し込みます。ちなみにSubmerge(沈める)の意味が分からず検索しました。残念ながら日本語への対応予定はないみたいです。

車は爆発が起きようが何しようが、絶対に壊れないのが特徴。この仕様は結構嬉しい。強度は気にせず、重心のバランスや機動性そして破壊力にリソースを割くことができる設計です。ただしマップ周囲の海に転落すると、やり直しになります。設計図を保存する基本的な機能もあり、さらに機体をオンラインでシェアする機能もあるようですね。

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破壊表現は最初に選択可能なノーマルモードでもいいけれど、次にアンロックできるチャレンジモードのが楽しめるかもですね。あらかじめゲーム側で用意したビークルを使用。しかし強力であるものの、絶妙に使いずらい。攻撃ボタンを押すと、鉄球を振る反作用で車体も逆方向に回転してしまう。

とくに第3ステージでは、モーニングスターみたいな兵器を積んだ車でビルを壊すのが目的。重心が高い位置にあるので、普通に転んでしまいました。ですがモーニングスターの回転と車輪の回転の組み合わせで何とか立て直すこともできる。車輪で駆動することもあいまって操作しずらいのですが、もどかしさもサンドボックス系のクラフトゲームの醍醐味かもしれません。だましだましでプレイできるのが物理演算ゲームの妙ですから。

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鉄球をぶつけてビルが瓦礫に変えるのがマジで楽しいです。スクショを見返すと衝撃で散るパーティクルとか、大量のオブジェクトとかビジュアルが超リッチ。カメラ操作が自由にできればいいなあとか思いました。


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