ゲーム日記2021年7月26日

ゲームについて書く日記。『秘封フラグメント』を購入して、プレイ。体験版の印象が良かったので、製品版も購入してみました。このゲームは東方projectで有名な上海アリス幻樂団の音楽CDシリーズ「秘封倶楽部」の二次創作ゲームになります。開発は同人サークルのシカクゲームズ。価格は1000円。

※ネタバレ有り

僕は東方Projectについては、作品を2つばかりプレイしたにわかファンでもない人間。秘封倶楽部については、なんか音楽作品らしいといったイメージであり、ファンというわけではまったくないのです。

ところでSCPというのをご存じでしょうか。報告書の形式で超自然的な物品やらについて創作を行っているWebサイトのコミュニティ、みたいなもの。おそらくクリエイティブコモンズであり、YouTubeでも二次創作系の動画が人気です。

そこで僕がかなり気に入って視聴しているのが、YouTubeチャンネル「ネオンテトラ」の「秘封が暴くSCP」というゆっくり動画シリーズ。ゆっくり饅頭の蓮子とメリーがSCPを解説してくれます。ゆっくり解説系の動画は茶番があると嬉しいのですが、霊夢と魔理沙とは異なる2人のキャラクターは新鮮ということもあって視ていたのでした。

ゲームに話を戻すと、たしかINDIE Live Expo 2021でトレーラーか何かを視て気になっていました。ジャンルとしては謎解き要素の強いテキストノベルゲームですかね。マエリベリー・ハーンと宇佐見蓮子が、大学の入学式で出会うところから物語は始まります。

ゲームとしては基本的にはテキストを読み進めていきます。そうすると謎解きに使用する重要なテキスト(フラグメント)が抜粋されて、画面右のタブに記録されていく感じ。謎解き場面では、これまでのテキストから文字単位で謎解きの答えを選び出すことになる。謎解きができずに間違った答えを選んでテキストを進めると、間違った分岐に進んでしまったりバットエンドになってしまいます。

ただし、画面にはゲーム進行を表す枝分かれのチャート図みたいなのがあって、いつでも時間を戻ったり進めたりできるます。なので時間を行ったり来たりしながら謎を解いていくことになる。まあ、動画を見たほうが分かりやすいですね。

謎解きが難しくて、ゲーム内ヒントや公式サイトのヒントを使っての攻略になってしまった。4時間ほどでクリアできたので、ボリューム的にはそこまで多くないかと思われます。でもゲームは短くてもいいというか、丁度いい長さでもある。とにかくテキストから正しい単語を作り出す難易度が高いので、あまり長大な作品では相当困ってしまったはずです。

女子大生二人のほんとうにちょっとした冒険譚を描いたノベルゲームでもあります。とくに蓮子は優秀なのですが、授業にちゃんと出ずに課題を提出し忘れて、分岐が行き詰まることが多い。マリーとして何気ない一言で課題をリマインドして、蓮子の学業をサポートするのも重要です。

大学生という身分で自由に使える時間が圧倒的に多い二人は、京都の街を一緒にぶらついて探検します。喫茶店や大学のカフェテリアで作戦会議、甘味処でケーキを食べたりもする。メリーの下宿先で2人でごはんも食べたりと各イベントが幸せに満ちている。

偶然が重なるように購入した二次創作ゲームだったけれど、大いに楽しむことができたと思っています。絵柄も好みだったというのも、なぜか買った理由かおしれません。秘封倶楽部そのものについては、自分のなかの情報が粗い。東方が好きな友人も秘封倶楽部ファンはまた別な界隈といった感じのことをいっていました。謎多き音楽CDシリーズを今後開拓するかどうかは分からんですが、ノベルゲームは楽しかったな。

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