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『天穂のサクナヒメ』ストーリーをクリアしました

『天穂のサクナヒメ』をクリアしました。2020年の12月に発売されたゲームです。PS4/Xbox One/Nintendo Switch/PC対応です。

米作りにこだわったゲーム。田おこしから始まり、種籾選別、育苗、田植えをします。そして水やりや草むしりをしてお米の世話をします。収穫期は稲を刈り、稲架掛け、脱穀、籾摺りと、本当に細かい。籾摺りも玄米から白米まで、どれくらい籾摺りをするか調整できます。しかも昔ながらの道具を使うわけで、取材とか頑張ってるんでしょうね。

物語としては、武神と豊穣神の子であるサクナヒメがいまして、家の財産を食いつぶすようにぐうたらに生きていました。ところが、人間たちが神の世界に迷い込んできくる。なんやかんやあって主神のための米の備蓄が爆破。罰としてサクナヒメと人間たちはヒノエ島になかば追放されるように、調査を目入れされる。ヒノエ島では鬼の活動が活発化しており、見過ごすことはできないのだ。サクナヒメと人間たちは、調査のかたわら交流したり米を作って暮らすことになる、という感じ。

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米を作っていないときは、サクナヒメは探索に出かけて、島の調査を行います。ダンジョンを攻略して探索度を上昇さえると、新たなダンジョンが開放され探索を進められる。それぞれのダンジョンは2Dアクションゲームのようなかたちでプレイ。ダンジョンの奥にはボスもいたりする。探索度を上げるには、たとえば特定の技で何匹鬼を倒すとか目標が設定されているので、これをこなしていけばいいわけです。

このアクションパートも結構楽しい。サクナヒメは羽衣というアイテムを持っていて、壁に貼り付けて移動できる。空中で2回だけ羽衣を使用でき、この間は無敵状態。羽衣を使ってうまく敵の攻撃をいなしていくのです。

さらに敵に刺してぶっ飛ばしたりと、武器にもなるのです。サクナヒメは成長するごとに敵をぶっ飛ばす技を身に着けていきます。飛ばされた敵が別の敵にぶつかると追加で連鎖してダメージが発生します。ぶっ飛ばすタイプの技が爽快に使用できる設計でした。いくつかのマップには木製のスパイクが置いてあったりして、これにぶつかると大ダメージが発生する。凶悪なギミックです。

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米を育てて、籾摺りを行うとサクナヒメが強くなります。これはレベルアップに近いでしょう。米を育てることでキャラクターが強くなっていくわけです。また毎晩ごはんを食べることで、自動回復効果が発生します。というか探索中に回復するには、前の晩にご飯を食べて腹を満たしておく必要があるのです。米作りとアクションがうまく連携できている仕組みなのではないでしょうか。

各キャラクターも魅力的です。主人公サクナヒメがときに過酷なヒノエの島での生活にもみくちゃにされながら成長する物語。サクナヒメは最初は結構ダメなやつなのですが、でも最初からかわいい。

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そして田右衛門も面白いキャラクターです。登場人物はみんな癖が強く、田右衛門んもそうなのですが、度を越したいい人なんですよね。殺生は絶対にしないし、自分を殺そうとしたかつての山賊の仲間にも飯をおごったりします。田植えのつらさから、みんあが険悪なムードになったときは、突然田植唄を歌いだす。

物語の終盤は涙ぐみながら、かなり自分を投入するかたちでプレイしていました。ストーリークリアまでの時間は35時間ほどで、かなりボリュームのあるゲームでした。

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