ないしょ話【フランス語】tête-à-tête(アラン・ディーン・フォスター『エイリアン』)
映画『エイリアン』のノベライズの仏訳版より。冒頭、メンバー紹介が終わり、船に起きた異変についてのミーティングが始まろうとする場面。
本文中の(1)はテキストにある注で、同じページの枠外に "(1) En français dans le texte. "(原文ではフランス語) とある。
つまり、この本は英語の原作を仏訳したものだが、この tête-à-tête (英語に定着したフランス語の言い回し)は原文でもフランス語ですよ、とわざわざ断っているのだ。
これ、要る?
a la carte とか coup d’état とか、そんなのいくらでもありそうだけど、全部注をつけるものなのだろうか。
もしかすると私が知らないだけで、英訳・仏訳された日本文学の中で使われている外来語についても、逐一同様の注がついていたりするのだろうか。
エンタメ(1)ならないほうがスムーズに読めていいような気がするけど、なんて書くと、(1)An abbreviation of the katakana spelling of entertainment in the text. なんて注がついたりするのだろうか。
それはそれで面白そうだけど。
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