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語呂合わせで単語を覚えようとする時の期待と不安について【ロシア語】медленно

外国語の単語を語呂合わせで覚えようとしていて、ふと自分が作った語呂合わせがよくできすぎていて、すでに出版されている語呂合わせの本に載っているものと一致していて、図らずも著作権侵害あるいはパクリを疑われるのではないかと不安になることはないだろうか。

私は時々ある。

この不安を共有するためは、あなたが
①外国語の勉強をしている
②その外国語の習得レベルは中級以下である(上級者はふつう語呂合わせをする必要がない)
③その外国語は語呂合わせの本が出ている程度にメジャーな言語である
④単語を語呂合わせで覚えるのが好きである(ダジャレ好きである)
⑤オリジナリティ、初出にこだわる
などの特徴を持っている必要があるだろう。

この文章を読んでいる人が偶然この5つの特徴を持ち合わせている可能性は、惑星直列が起きる確率と同じくらい(6000年間に4回くらい)かと思うが、まあ聞いてほしい。

さっきロシア語の短文を読んでいて、自分のロシア語単語帳(エクセル)に медленно[メドレンナ](ゆっくりと)という単語を記録した。瞬間、「メドレーならゆっくり歌う」という語呂合わせが思い浮かび、その隣のセルに記録した。

たぶんロシア語の単語を語呂合わせで覚えようとする日本人の90%以上は、медленно を覚えるために、「メドレーならゆっくり歌う」のバリエーションを使うはずだ(数パーセントは「ゆっくり娶りなさい」派の人かもしれない)。

そして、おそらくアマゾンで取り扱っている唯一のロシア語語呂合わせの本と思われるこの書籍には、「メドレーならゆっくり歌う」のバリエーションが記載されているはずだ。

しかし私は、申し訳ないが、こういう書籍を買うことはない。自分で語呂合わせを考えることが喜びであり、単語を覚える第一歩だと思っているからだ。

こうして私は今、オフィシャル?の語呂合わせと私のオリジナルが一致しているかもしれないという期待と、パクリを疑われるのではないかという不安とに板挟みとなり、打ち震えているのである(変態)。

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