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たった1時間で僕の人生が変わった話

いつかは書こうと思っていた自分の合格体験記です。とはいえ、よくある「第一志望受かりました!こんな勉強してました!」みたいなやつではありません。そんなキラキラ(?)した受験生活ではありませんでした。

今の僕

この春から晴れて大学生となりました。今は実家を離れ、地方国立大学に通っております。(以降今通っている大学をA大学と呼ぶことにします。)
慣れない一人暮らし、オンライン授業と苦労ばかりですが、大学生みんなこんなもんでしょう。(思うところは多々ありますが。)

しかし、こうなるまでには様々なことがありました。

高校を卒業して

コロナ禍の中で行われた卒業式のあと、3月12日に行われた国立大学の後期試験。そして合格発表。結果は「不合格」でした。都内の某私立大学(以降B大学とします)ですでに合格をもらっていたので、進学先はこの時点で決まっていました。幸い、実家から通うことができたので心配することもなく、授業料等の納入や高校の先生への報告を済ませて入学を楽しみにしていました。

進学先が決まって

高校時代にお世話になっていた塾でのアシスタント業務バイトに入ることが決まっていた(もちろん進学先によっては急に辞めることになるリスクを伝えた上で)ため、普通にバイトしてました。なんだかんだで仕事があったので、1週間で2.5万くらい稼いだ気がします。電話3時間とかやってた。

そして春休み、新高1の授業。通っていた塾には中学部もあったので、近隣からたくさんの新高校1年生が集まってきます。これは忙しかった。

しかしながら、当初3日間だったこの授業は新型コロナウイルス対策のために2日間に。最終日は我々バイトもお休みに。3月28日土曜日のことです。

1本の電話

慣れないバイトの連続でヘトヘト、その日は随分しっかりと寝ていました

午前8時15分くらいのこと。(多分。LINEの履歴を見るとこれくらいの時間だと推測。数十分遅い時間だと思ってた。)唐突に母親に起こされました。せっかく気持ちよく寝ていたのに…。

A大学からの電話でした。母親いわく、電話番号を見て「最初は祖父母に何かあったのかと思った(祖父母が県内に住んでいるのです)。」なんて話を後から聞きました。

この電話で言われたことが「追加合格者になりました。」の一言。本当にびっくり。

そもそも、国立大学が追加合格者を出すんだ、という衝撃でした。

もしこの日バイトがあったら、あの電話には出ることができなかったでしょう。ある意味(?)新型コロナウイルスの影響です。

もちろん、追加合格者になったからといって絶対に進学しなくてはならないという意味ではありません。でも朝起きてすぐに衝撃の一言。頭なんて回るわけがありません。

とにかくどうしよう

さすがにそこですぐに決断できないと判断した僕は、「少し待っていただいてもいいですか?」と言いました、もちろん。返ってきた回答は簡単に言えば「1時間で決めてくれ。」とのこと。

朝起きてすぐの1時間。やばい。過去最高速度で頭が回転をはじめました。

その日は父親が家にいなかったため、電話。「どっちでもいいんじゃない?」って。なんとも困る。

B大学の学費とA大学に進んだ場合の学費と生活費を計算。ここでお役立ち(?)情報として、「実家から都内私立理系大学に通う」のと「一人暮らしして地方国立理系大学に通う」のにかかるお金はほぼ同じです。つまりはどちらでもいいと。う~ん。

ここで迷い始めていると、「高校の担任に相談すれば」と。土曜日だったので戸惑いながらもまずはLINE。反応がなかったため電話。9時過ぎくらいに折り返しがあり、やはり国立であるA大学がいいのではとのこと。進路担当の先生にも相談していただいたようで、決めた後に連絡が来ました…。

ここらへんで心のなかでは「A大学に行く」と決まっていたかもしれません。

そして最初に電話を頂いてからほぼ1時間後、時間ギリギリで出した結論は…。

「国立A大学に進む」

今通っているA大学に進むことにしたのです。ここで人生は大きく変わりました。

決まった後、電話で色々聞いていると「月曜(3月30日)にはこちらに来て手続きをしてください」とのこと。本当にギリギリです。

電話を切った後、とにかく色々なところに連絡をしました。B大学に確認して授業料の返金をお願いしたり、バイト先に伝えたり、親戚に伝えたり。幸いにも、夕方~夜にバイトが入っていたためにそこで色々とお話する事ができました。よかったよかった。高校でお世話になった先生方にもお伝えすることができました、とはいえLINEやメールでしたが…。

引越し

3月30日には大学のキャンパスへ行かなくてはならない。県内に祖父母が住んでいたため、寝泊まりには困らなかったのが幸いでした。

しかしながら、29日中には荷物をすべてまとめなくてはなりませんでした。

3月31日、4月1日を挟んで4月2日にはすでにガイダンスの予定が入っていたのです(後に中止になりました)。

一人暮らしの部屋も探さなくてはいけない、荷物も移動させなくてはならない。急遽父親に車で来てもらい、部屋を決めたのが3月31日のことでした。内見は2件だけ。1年でキャンパス移動してしまうのが簡単に決められた一つの要因かもしれません。

4月3日には入居。そこから今までずっと一人暮らしです。

最後に

これを見ている受験生の人へ。自分の志望校は決まっている人が多いことでしょう。

しかしながら、もし複数の大学に合格したらどこに進学するかをしっかり考えていますか?

かなりしつこく言われていれば考えていると思います。本番に近づけば近づくほど判断はできなくなっていくと考えておいてください。ましてや、追加合格して1時間で決めろなんて言われて判断することになったら。

私はそもそも国立大学に進みたいという思いもありましたから、多少悩んだものの今の結論を出しました。これが正しかったのかどうかはわかりません。でも後悔はしていません(今のところ)

受験がゴールではありません。様々なパターンを考え、多くの人がより良い学生生活を送ることができるのを願っています。


何が言いたいのかパッとしないような形になってしまいました。こんな駄文を最後まで読んでくださった人がいれば幸いです。

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